Japanese / English

4M545000

固体力学特論

Solid Mechanics

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

機械工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
准教授坂上賢一この授業の2016年度のアンケートを参照

授業の概要

本講義では材料力学の学問的背景となっている弾性力学と,弾性力学から発展した塑性力学や材料強度学に関する基本法則の物理的背景,各種材料の力学的性質や破壊基準,最新の設計概念である損傷許容設計や破壊制御設計に至る力学的概念を学ぶ.

授業の目的

機械工学の基礎学問体系の一つである材料力学分野の知識を体系的に修得ため,学部で履修する機械設計を目的とする実践的科目の「材料力学」のほかに,連続体力学の理論体系を理解することを目的とする.

達成目標

1.弾性論の基本法則を理解することができる
2.塑性論,粘弾性論を理解することができる
3.破壊力学を理解することができる

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.材料力学関連分野の相互関係と工学における役割 線形破壊力学,第1章
2.応力 固体力学の基礎,第2章
3.ひずみ 固体力学の基礎,第3章
4.熱力学と弾性構成式 固体力学の基礎,第4章
5.塑性論1:弾塑性力学モデル 固体力学の基礎,第10章
6.塑性論2:降伏条件 固体力学の基礎,第10章
7.粘弾性論1:粘弾性力学モデルと構成式 固体力学の基礎,第11章
8.粘弾性論2:粘弾性応力解析 固体力学の基礎,第11章
9.材料強度学 材料強度学第2版,第1章
10.破壊力学の基礎1:き裂先端応力場と応力拡大係数 線形破壊力学,第2-3章
11.破壊力学の基礎2:小規模降伏条件と破壊力学材料評価 線形破壊力学,第4-5章
12.材料の疲労,環境強度 改訂材料強度学,第4-6章
13.破壊制御設計の概念 改訂材料強度学,第7章
14.非破壊検査法 配布資料
15.最新の固体力学研究 配布資料

評価方法と基準

期末レポート100点満点で60点以上を合格とする

教科書・参考書

国尾武著,"固体力学の基礎",培風館. 横堀武雄,"材料強度学 第2版",岩波全書. 岡村弘之,"線形破壊力学入門",培風館. 日本材料学会編,"改訂材料強度学",日本材料学会.

履修登録前の準備

材料力学を復習しておくこと.

オフィスアワー、質問・相談の方法

在室時,随時

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

該当しない

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最終更新 : Sat Sep 24 08:05:03 JST 2016