Japanese / English

6M001000

信号処理特論

Signal Processing

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

システム理工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授渡部英二この授業の2015年度のアンケートを参照

授業の概要

電子情報システム、制御システム等を構成するときの基本となる信号処理について、信号の数学的表現から信号処理システムの構成までを講義する。電気とか機械といったバックグラウンドに依存することなく、フーリエ解析の工学的応用としてアナログ信号処理とディジタル信号処理の両方を取り扱う。ただし、時代に合わせてディジタルの方をやや多くする。本講義は数学的厳密性よりも工学的意義を伝えることに力点をおいて講義する。

授業の目的

信号処理の基本概念と数学ツールについて理解することを目的とする。

達成目標

1.基本的な信号処理の原理を理解する
2.各自のバックグラウンドに応じた信号処理システムを考えられるようになる
3.工学的な側面からフーリエ解析の応用に対する理解を深める

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.信号とシステム 負の周波数の概念について復習しておく。
2.フーリエ変換による孤立信号解析 フーリエ変換について復習しておく。
3.フーリエ級数による周期信号解析 フーリエ級数について復習しておく。
4.インパルス信号 パルス波形の意味について復習しておく。
5.連続時間システム(低域通過システム) フィルタの意味について復習しておく。
6.連続時間システム(帯域通過システム) 低域通過システムについて復習しておく。
7.ラプラス変換とシステム解析 連続時間システムを復習しておく。
8.周波数領域でのシステム解析 ラプラス変換について復習しておく。
9.標本化定理 フーリエ変換とインパルス信号について復習しておく。
10.離散時間信号と離散時間システム 標本化定理について復習しておく。
11.離散時間フーリエ変換と離散フーリエ級数による信号解析 離散時間信号について復習しておく。
12.離散フーリエ変換と高速フーリエ変換 離散フーリエ級数について復習しておく。
13.z変換によるシステム解析 離散時間システムについて復習しておく。
14.ディジタルフィルタの基礎 離散時間システムとz変換について復習しておく。
15.ディジタルフィルタの近似と合成 ディジタルフィルタの基礎を復習しておく。

評価方法と基準

ディジタル信号処理とアナログ信号処理についてレポート課題を2回出題する。2回のレポートを100点満点で採点し、それらの平均をとることにより評価する.100点〜80点を優(A)、79点〜70点を良(B)、69点〜60点を可(C)、59点以下を不可(D)とする。

教科書・参考書

渡部英二著「ディジタル信号処理システムの基礎」、森北出版

履修登録前の準備

学部時代に電気回路等を通じて、時間領域と周波数領域の概念を身に着けていることを期待します。

オフィスアワー、質問・相談の方法

特に忙しいときを除けば、在室している限り応対可能。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

該当しない

最終更新 : Thu Jun 09 09:25:18 JST 2016