Japanese / English

5M511300

近代都市設計特論

Design, History and Theory of the City

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授堀越英嗣この授業の2015年度のアンケートを参照
教授西沢大良

授業の概要

近現代の都市及び都市設計に関する諸問題を論じ、問題のあり方を把握する
都市的、歴史的視点を持った幅広い視点を通して,現代建築と都市の問題について考察する。歴史や都市の視点からこれからのあるべき建築・都市設計の方向性を研究していくことを一つの柱としている。
1〜7回は堀越が担当、8〜15回は西沢が担当。前半は外部空間や都市のデザインについて歴史から学ぶデザインの哲学や心理学的視点を通して都市・建築を読み解く。後半は近代都市のもつ構造的な欠陥を、歴史的・政治的・経済的・科学的な視点から理解すると同時に、「近世都市→近代都市→来るべき今後の都市」という都市変化の流れを把握する。
インターンシップ関連科目。

授業の目的

都市設計を多面的な視点で掘り下げることで、これからのあるべき都市の姿をイメージし考えることができるようになることを目的とする。

達成目標

1.近代都市設計の方法論の概要を理解する
2.建築の設計プロセスを理解する。
3.現代都市の諸問題を理解し、計画あるいは設計の問題につなげるための基礎をつくる
4.社会と都市の関係性を理解し、ひいては建築設計のための根拠を得る

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.歴史から学ぶデザインの哲学について 「素材と造形の歴史」山本学治
2.歴史と風土の中で 「素材と造形の歴史」山本学治「山本学治建築論集 歴史と風土の中で」
3.空間から学ぶ 外部空間の構成 「外部空間の構成」 芦原義信 「日本の都市空間」 都市デザイン共同体
4.空間から学ぶ 外部空間の設計 「外部空間の設計」 芦原義信「日本の都市空間」 都市デザイン共同体
5.空間から学ぶ 都市のデザイン ギリシャ、ローマ 「都市のデザイン」 エドモンド・ベーコン
6.空間から学ぶ 都市のデザイン ルネッサンス、バロック 「都市のデザイン」 エドモンド・ベーコン「経験としての建築」 ラスムッセン
  「空間としての建築」ブルーノ・ゼヴィ
7.環境とデザインを考える(以上 堀越) 環境としての建築 レイナー・バンハム 「建築の複合性と対立性」 ロバート・ベンチューリ
8.都市と集落、近代都市と近世都市 適宜指示する。
9.近代都市の9つの欠陥  新型スラムの問題、人口流動性の問題 同上
10.近代都市の9つの欠陥  ゾーニングの問題 同上
11.近代都市の9つの欠陥  食料とエネルギーの問題 同上
12.近代都市の9つの欠陥  交通の問題、かいわい性の問題 同上
13.近代都市の9つの欠陥  セキュリティの問題 同上
14.近代都市の9つの欠陥  都市寿命の問題 以上 (西沢) 同上
15.全体内容の復習 レポート出題

評価方法と基準

各教員の出題するレポートの提出物を100点とし、60点以上を合格とする。
授業の理解度を問う

教科書・参考書

適宜指示する

履修登録前の準備

近代建築の歴史・思潮に関する知識を習得しておくこと。
近代建築の歴史、環境問題、建築家の役割に関する知識を習得しておくこと。

学習・教育目標との対応

基本的に授業の内容を理解していればいい。レポートでもそこをチェックする。出席して聞いていなければ本質的理解は出来ない。それをパスすれば教育目標は達成出来ると考える。

オフィスアワー、質問・相談の方法

随時であるが、前もってアポイントをとったものに限る。

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合80%)

地域志向

地域志向授業科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目
対人基礎力を育成する科目
対自己基礎力を育成する科目
対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が大部分

最終更新 : Thu Jun 09 09:04:28 JST 2016