量子情報科学特論 |
Quantum Information Science-Introduction |
開講部 | 大学院理工学研究科 修士課程 |
開講学科 | システム理工学専攻 |
開講学年 | 1年次 |
開講時期 | 前期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 特修 |
系列区分 | 特論 |
講義区分 | 講義 |
准教授 | 木村元 | ![]() |
1. | 量子力学の考え方や使用法を理解する. |
2. | 量子力学の不思議さを理解する. |
3. | 量子力学の情報処理への応用を理解する. |
【授業計画】 | 【授業時間外課題(予習および復習を含む)】 | |
1. | 量子情報科学とは | 量子情報科学について調査する |
2. | 確率論としての量子力学 | 確率論を復習する |
3. | 数学と表記法の準備(Hilbert空間,Diracの表記法) | ベクトル空間(次元,基底,内積など)を復習する |
4. | 量子力学の基礎I(Bornの確率規則) | 物理学における,状態,測定の概念を調べる. |
5. | 量子力学の基礎II(Schrodinger方程式) | 物理学における時間発展の概念を調べる. |
6. | 量子力学の基礎II(合成系の記述) | テンソル積とは何か調べる |
7. | 量子暗号I(暗号方式の説明) | 暗号学における共通鍵,ワンタイムパッド方式を調べる. |
8. | 量子暗号II(量子鍵配送の説明) | 鍵配送問題を調べる. |
9. | 量子テレポーテーション | 物質をテレポートするとは何をすれば良いか考える. |
10. | 量子計算I(アルゴリズム) | 古典計算におけるアルゴリズムとは何かを調べる. |
11. | 量子計算II(量子計算の定式化) | 古典計算の定式化を調べる. |
12. | 量子計算III(Deutshの問題) | これまでの復習. |
13. | 量子計算IV(ShorのアルゴリズムとRSA暗号) | 公開鍵暗号とRSA暗号を調べる. |
14. | 量子力学の解釈I(Bellの定理) | 実在とは何か考える. |
15. | 量子力学の解釈II(Kochen-Speckerの定理) | 量子力学の不思議さの応用について考察する. |
・ | 随時.できるだけ事前にメールでアポイントを取ること. |
・ | 対課題基礎力を育成する科目 |
・ | 知識活用力を育成する科目 |