Japanese / English

5M996100

地盤‐建築基礎振動工学特論

Advanced Soil and Foundation Dynamic Analysis Engineering

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授土方勝一郎この授業の2016年度のアンケートを参照

授業の概要

構造物の地震時挙動の正確な把握には、構造物自体の振動特性を理解することの他に、地盤による地震動の増幅特性、地震時の構造物の基礎と支持地盤との力のやり取り(動的相互作用)を理解する必要がある。本特論では、地盤の増幅特性を理解するための「1次元重複反射理論」及び「動的相互作用解析」の原理と地盤ばね評価法について学習する。また、それらの構造物に与える影響に関して理解を深める。

授業の目的

建物と地盤の地震時挙動の評価法が理解できる。

達成目標

1.地震動の地盤増幅の解析法が理解できる。
2.動的相互作用の解析法が理解できる。
3.地盤増幅と動的相互作用の建物挙動に与える影響を理解できる。

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.耐震設計の全体像 シラバスの確認
2.地震の知識
 ・マグニチュード、断層モデル
配布プリントの予習と復習
3.実体波の伝播問題
 ・P波、S波の誘導
配布プリントの予習と復習
4.成層地盤の伝達特性
 ・重複反射理論
配布プリントの予習と復習
5.粘性境界の考え方
 ・粘性境界の誘導
配布プリントの予習と復習
6.設計用地震動の扱い+総合演習1 配布プリントの予習と復習
7.動的相互作用の概念と動的サブストラクチャ—法
 ・動的サブスとラクチャー法による定式化
配布プリントの予習と復習
8.静的ばねの計算方法 配布プリントの予習と復習
9.地盤の複素ばね 配布プリントの予習と復習
10.振動アドミッタンス 配布プリントの予習と復習
11.複素ばねのあつかい 配布プリントの予習と復習
12.ブロックの振動問題 配布プリントの予習と復習
13.相互作用を考慮した地震応答+総合演習2 配布プリントの予習と復習
14.杭の水平力の計算 配布プリントの予習と復習
15.杭の複素ばね 配布プリントの予習と復習

評価方法と基準

2回の総合演習のレポートによる(1回:50%、2回:50%)。また欠席回数に応じ累進的に減点する。

教科書・参考書

「最新耐震構造解析(第2版)」柴田明徳 森北出版
「建物と地盤の動的相互作用を考慮した応答解析と耐震設計」 日本建築学会

履修登録前の準備

「建築振動論」の復習。複素解析学の基礎知識を身に付けておくことが望ましい。

学習・教育目標との対応

重要建物の耐震設計に必要な、地盤の1次元重複反射理論及び動的相互作用解析に関する理解を深め、社会に出て実務で運用できる能力を養成する。

オフィスアワー、質問・相談の方法

随時、研究室にて。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上

最終更新 : Sat Sep 24 08:09:57 JST 2016