Japanese / English

1M989600

実証的ソフトウェア工学特論

Empirical Software Engineering

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

電気電子情報工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授中島毅

授業の概要

ソフトウェアは、社会のあらゆる分野のインフラ・業務・製品として重要な部分を構成するようになり、いかに品質高くしかも短期間・低コストで開発・保守できるかが重要となっている。実証的ソフトウェア工学は、ソフトウェアモノづくりにおけるプロセス、技法、ツールなどの技術を、測定、定量化と評価、改善を行うアプローチを用いて、確立していく学問領域である。本科目では、ソフトウェア・システムのモデルベース開発方法論(AADL: Architecture Analysis and Design Language)を輪講とその適用を考えた演習を交えて学習する。

授業の目的

進展著しいICT技術に適応したモノづくりが求められる中、こうしたアプローチを身につけたソフトウェア人材の重要性が増大している。こうした人材育成の要求に応えるべく、ソフトウェア工学の基本を押さえ、進展を続けるICT技術に適応するための実証的なアプローチを総合的に習得することを狙いとする。

達成目標

1.システムモデリングの意義や手法などを体系的に理解する。
2.AADLモデルでシステムアーキテクチャを記述できる。
3.英語の教科書を読み進めることができる。

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.イントロダクション AADLの勉強Blog
2.モデルベースソフトウェアシステム工学 輪講内容の予習・復習
3.AADLと他のモデル言語の概要 輪講内容の予習・復習
4.AADLモデルの構文と意味 輪講内容の予習・復習
5.AADLモデリング(1) 輪講内容の予習・復習
6.AADLモデリング(2) 輪講内容の予習・復習
7.AADLモデリング(3) 輪講内容の予習・復習
8.モデリングツールの利用 ツールインストールと利用
9.AADLの適用:システム構成の記述 輪講内容の予習・復習
10.AADLの適用:構成要素のインタラクションの記述 輪講内容の予習・復習
11.AADLの適用:データとその使用の記述 輪講内容の予習・復習
12.AADLの適用:設計の組織化 輪講内容の予習・復習
13.適用実習結果の議論(1) 適用実習
14.適用実習結果の議論(2) 適用実習
15.議論とまとめ 講義全体の復習

評価方法と基準

輪講及び適用実習結果における資料作成、説明および議論内容等により評価する。
つぎの観点から評価する。
・モデリングの内容を理解しわかりやすく説明しているか
・議論時に積極的に質問をしているか
・議論時に積極的に質問をしているか
評価の割合は輪講における資料作成、説明内容60%、議論内容40%とする。

教科書・参考書

Peter H. Feiler , David P. Gluch, Model-Based Engineering with AADL: An Introduction to the SAE Architecture Analysis & Design Language,
AADL勉強ブログ: http://studyaadl.blog.shinobi.jp/

履修登録前の準備

AADL勉強ブログをみておくこと。

学習・教育目標との対応

電気電子情報工学専攻ディプロマポリシー(1)に対応する。

オフィスアワー、質問・相談の方法

事前にアポイントメントをとれば、いつでもOK。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目
対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が大部分

最終更新 : Sat May 14 13:09:44 JST 2016