Japanese / English

Y0106300

コミュニケーションデザイン

Communication Design

開講部

デザイン工学部

開講学科

デザイン工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

教育目標

E-1
准教授梁元碩この授業の2015年度のアンケートを参照

授業の概要

コミュニケーションデザインとは、「人と人(発信と応答)が様々なメディアを用いて意思伝達を行うことをデザインすると定義する。情報の送の手が如何に情報をわかりやすく伝え、その情報を受け手が如何に理解し応答するかをその歴史・テクノロジーの発達を交えながら講義と演習によって理解し,応用できる知識と技術を身につけることを本講義の目的とする。
メディアとしては、ウェブを中心に論じるが、広告や新聞などの既存のメディアが持つ情報の捉え方にも言及することでインタフェースデザインに必要な条件について論じる。

授業の目的

情報の送の手が如何に情報をわかりやすく伝える方法や応用できる知識と技術を身につけることを本講義の目的とする。

達成目標

1.自ら思い描いた「形(デザイン)」を、今以上に相手に言葉・視覚的表現などで上手く伝えられるようになること。
2.「芸術は自らの個性の為にある」が「デザインは人(ユーザー)の為にある」ということをよく理解すること。
3.自らのデザインを、どのような条件・環境下にあっても、相手に明確に意図を伝えられるようになること。

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.授業のオリエンテーション、コミュニケーションとは。
授業構成の説明と評価方法等を説明し、ウェブデザインを例としたプロセスモデルを用いてコミュニケーションの定義について説明する。
・シラバス「履修登録前の準備欄」を確認
2.情報のユニバーサルデザインについて(MUD特別講義) ・ミニレポート内容の自己確認
3.デザインの原理(デザインの認知)
デザインを行うことは「視覚的な感覚、即ちイメージに意味を付与することである」ことを理解するために「デザインの要素把握」「観察者の反応コントロール」について論じる。
・ミニレポート内容の自己確認
4.グラフィックデザインの要素(デザイン原理)
グラフィックデザインの要素である「反復」「多様性」「リズム」「バランス」「強調」簡潔性」の原理を論じる。
・ミニレポート内容の自己確認
5.タイポグラフィデザイン
タイポグラフィには、サイズ、カラー、フォント、ウェイト(文字の太さ)など、デザインすべき要素が数多く含まれています。 キャッチコピーやロゴテキストに用いられ、ブランドイメージを伝えるための重要な役割します。 これらの要素をうまく組み合わせることが、デザインクオリティを研ぎ澄ませ、ひいてはブランドイメージを向上させる。
・ミニレポート内容の自己確認
6.インフォメーションデザインと実例
案内表示板、電子案内等を挙げながら情報の送り手と情報の受け手について考察を行う(講義の後にディスカーションを行う)。
・ミニレポート内容の自己確認
7.広告デザインとコミュニケーション
TVCMや新聞、雑誌広告の実例を挙げながら情報の送り手と情報の受ける側について認知的な違いを示すことでデザインがコミュニケーションに与える要素を考察する。
・ミニレポート内容の自己確認
8.プレゼンテーションとコミュニケーション
プレゼンテーションを行う際に最も要求されるのは、送り手の情報が正確に且つ分かりやすく受け手に届けられるかである。これをデザイン要素から見た場合に起こる変化を事例により論じる。
・ミニレポート内容の自己確認
9.プロダクトデザインのにおけるコミュニケーションデザイン
コミュニケーションデザインの観点からプロダクトデザインの提案について事例により論じる
・ミニレポート内容の自己確認
10.ウェブとコミュニケーション
ウェブの誕生から今日までの発達、ウェブが今日のコミュニケーションに与える影響と意味、 役割を講義しディスカッションを行う。ウェブサイトを用いてコミュニケーションを行うためのテクノロジーについて講義をし、ウェブの 現状と今後について論じる。
・ミニレポート内容の自己確認
11.インタフェースデザインとコミュニケーションデザインの関係
デジタル製品やモバイルアプリケーションなどでものと人間がコミュニケーションをとるために重要な要素はインタフェースである。そのインタフェースのデザインにおいてコミュニケーションをデザインする方法を学び、人間がモノを単純に使用するだけではなく、モノとのコミュニケーションする方法を考える。
・ミニレポート内容の自己確認
12.演習(チーム構成、テーマ決定、情報の収集)
演習では今までの講義とディスカッションによって理解したことを用いてチームごとにテーマを設定し、仮想のウェブサイトの企画を行う。
・ミニレポート内容の自己確認
13.演習(情報の分類、シナリオ作成)
集めた情報を分類し、どうすれば情報をより効果的に伝えることができるか、シナリオ方法を用いてまとめる。
・ミニレポート内容の自己確認
14.演習(プレゼンテーション作成)
PPT(もしくは既存のソフトウェア)を用いてウェブサイトのフローが分かるように制作を行う。
・ミニレポート内容の自己確認
15.プレゼンテーション
講義とディスカッションで得た内容をどのようなデザインとして具現化したかを中心に説明を交えながらプレゼンテーションしてもらい、評価を行う。
・ミニレポート内容の自己確認

評価方法と基準

授業でのレポート提出30%、レポート30%、プレゼンテーション40%

教科書・参考書

必要に応じて紹介する。

履修登録前の準備

オリエンテーション時に必要な、PCソフトを紹介する。

オフィスアワー、質問・相談の方法

授業後30分以内、
yang@shibaura-it.ac.jp

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目
対人基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が大部分

授業の到達目標と各学科の学習・到達目標との対応


最終更新 : Thu Jun 09 09:01:18 JST 2016