Japanese / English

C0660500

複合材料

Composite Materials

開講部

工学部

開講学科

材料工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義

教育目標

II.d
准教授湯本敦史この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 従来の金属系、有機系、およびセラミックス系材料と並んで使える工業材料の重要な一つである複合材料の基本的な知識、複合材料の特長、および用途と製造法について学ぶ。講義は複合材料の種類と特徴、複合材料用素材および複合則・界面熱力学・濡れ性の基本的な複合化現象の説明を行い、複合化のための成形技術、加工技術の修得を目指す。

授業の目的

 繊維強化複合材料(連続繊維,短繊維),粒子分散複合材料,積層材など各種複合材料の特性と特徴について,マトリックス及び強化材の各々の材料について理解し,複合則を活用することで複合材料の特性を予測する能力を身に付ける.複合材料の各種合成法(プリプレグ,フリフォームの知識を含む)を理解し,複合材料を活用する知識を身に付けることを授業の目的とする.

達成目標

1.授業を通して、複合材料の製造方法を分類しながら各々の特長を理解し、応用・設計ができるように基礎能力を養う。
2.マトリックスおよび強化材の力学特性を把握し、複合則・界面熱力学・濡れ性の概念を理解することで複合材料の機械的性質を知る。
3.また、上記2項目に関連して、複合材料の製造方法が及ぼす機械的性質への影響を理解し、目的に応じた製造方法を選択できる能力を身につける。

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.ガイダンス,複合材料の定義 シラバスを確認すること
2.複合材料の分類および特長 配付資料1「複合材料の定義」について予習
3.複合材料用素材(マトリックス) 配付資料2「複合材料の分類」について予習
4.複合材料用素材(強化材) 配付資料3「繊維強化材の種類と特性」について予習
5.複合則 配付資料4「真密度」について予習
6.界面エネルギ−と表面エネルギ−・界面熱力学 配付資料5「原子間結合の基礎」について予習
7.濡れ性・ダルシ−の法則 配付資料6「結合と界面」について予習
8.製造法の分類・固相法(湿式法・乾式法) 配付資料7「繊維強化型複合材料の基礎」について予習
9.製造法の分類・固相法(メカニカルアロイング法・拡散接合法) 配付資料8「金属基複合材料の基礎」について予習
10.製造法の分類・液相法(溶湯撹拌法・コンポキャスティング法) 配付資料9「FRPの基礎1」について予習
11.製造法の分類・液相法(無加圧含浸法・遠心力による加圧含浸法) 配付資料10「FRPの基礎2」について予習
12.製造法の分類・加圧含浸法1)(粒子について) 配付資料11「FRPの基礎3」について予習
13.製造法の分類・加圧含浸法2)(プリフォームについて) 配付資料12「FRPの基礎4」について予習
14.複合材料の評価方法 配付資料13「材料の力学特性試験法」について予習
15.期末試験および解答の解説 配付資料1から13を復習

評価方法と基準

学期末試験により成績評価する.試験の得点60点以上を合格とする.

教科書・参考書

教科書:無し(毎回授業時にプリントを配布する)

参考書:金属基複合材料入門(西田義則 著 コロナ社)
参考書:複合材料(三木光範ら 著 共立出版(株))

履修登録前の準備

材料評価法入門を履修しておくことが望ましい

オフィスアワー、質問・相談の方法

随時(要予約)研究室に居る間はいつでもおいでください。あらかじめ電話(03-5859-8109)による連絡をお願いします。

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合50%)

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目
対自己基礎力を育成する科目
対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上

授業の到達目標と各学科の学習・到達目標との対応


最終更新 : Sat Sep 24 08:33:11 JST 2016