Japanese / English

E0090000

電気回路演習1

Exercise in Electric Circuits

開講部

工学部

開講学科

電気工学科

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

演習

教育目標

D1
教授高見弘この先生のアンケート一覧を参照
教授入倉隆

授業の概要

電気回路1で学んだ直流回路と交流回路の基礎的事項について、具体的な問題を解くことにより理解を深め、解析方法について習熟する。選択科目であるができるだけ履修することを勧める。電気回路演習1では、以下の内容を学ぶ。
(1)直流回路における基本法則及び定理
(2)交流回路における瞬時値表示と複素ベクトル表現による計算方法
(3)交流回路における電力、共振回路及びブリッジ回路

授業の目的

電気回路は電気磁気学とともに、電気工学を学ぶ者にとって重要な基礎科目の一つである。その中で、電気回路1はもっとも基礎となる科目である。電気現象の基本から電気回路に関する重要な法則や定理そして公式を理解し、基本的な問題に対して応用できるようになることを目的とする。

達成目標

1.直流回路におけるキルヒホッフの法則を理解し、簡単な回路網を解くことができる。
2.正弦波交流の瞬時値表示について理解し、簡単な回路を解くことができる。
3.交流回路の複素ベクトル表現を理解し、それを用いた解析ができる。
4.交流回路における電力と力率、共振回路とQ及び交流ブリッジ回路の特性を理解し、応用できる。

授業で使用する言語

日本語

授業計画

1.オームの法則、直列・並列回路の合成抵抗、電圧降下、分圧と分流
2.直列・並列回路、直並列回路の解析、抵抗率と温度係数、ジュールの法則と消費電力・損失・効率
3.直流回路の解析(起電力と電位、キルヒホッフの法則、回路の解法)
4. 直流回路の解析(重ね合せの定理、テブナンの定理I、ホイートストンブリッジ)
5.正弦波交流I(正弦波交流の定義、交流素子と特性)
6.正弦波交流II(複素ベクトルとインピーダンス・アドミタンス)
7.正弦波交流III(インピーダンス・アドミタンスと交流回路の解析法)
8.交流回路の解析I(交流回路網の解析)
9.電気回路1の講義の中間試験の内容の発展問題
10.交流回路の解析IIとベクトル軌跡
11.交流電力と力率
12.共振回路とQ
13.交流ブリッジ回路と等価変換I(Y−Δ変換、テブナンの定理の応用)
14.回路網解析(ノートンの定理、ミルマンの定理、回路網解析と応用)
15.総合問題とまとめ

評価方法と基準

達成目標1は課題提出の1から4により評価する。達成目標2は課題提出5で評価する。達成目標3は課題提出の6から11により評価する。達成目標4は課題提出の12、13及び14により評価する。
得点率60%以上を合格とする。

教科書・参考書

秋月監修、橋本著 「電気回路教本」オーム社

履修登録前の準備

三角関数、微積分、複素数及びベクトルについて習熟しておくこと

学習・教育到達目標との対応

1.D1:電気工学の専門分野における基礎科目を学び、電気現象ならびに電気エネルギーの特徴を説明できる。

オフィスアワー、質問・相談の方法

授業終了後30分、大宮校舎の講師室にて。
上記以外は、豊洲校舎の研究室(11K32)へどうぞ。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

社会的・職業的自立力を育成しない科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が大部分

授業の到達目標と各学科の学習・到達目標との対応


最終更新 : Sat Sep 24 08:34:33 JST 2016