Japanese / English

H0140700

コンクリート構造学2

Concrete Structures Science 2

開講部

工学部

開講学科

土木工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

教育目標

D
教授勝木太この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

鉄筋コンクリート構造物の破壊機構のひとつであるせん断破壊について説明し、そのせん断抵抗機構について講義する。さらに、現行の設計方法に基づきせん断耐力の算出方法を説明し、せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の断面設計ができるようにする。また、後半は長大橋梁等に利用されているプレストレストコンクリートについて講義し、最終的には、現行の設計方法に基づいてプレストレスコンクリートの断面設計ができるようにする。

授業の目的

鉄筋コンクリート部材のせん断メカニズムを理解させ、設計耐力の算定ができるようにする。またプレストレストコンクリート部材の種類、プレストレスの導入方法などを解説し、設計方法について理解させることを目的とする。

達成目標

1.鉄筋コンクリート構造物のせん断ひび割れの発生メカニズムとせん断抵抗機構を理解し、せん断破壊の種類を分析できる。
2.鉄筋コンクリートの終局せん断耐力を求めることができる、せん断破壊に対する安全性について分析できる。
3.鉄筋コンクリートのせん断破壊と曲げ破壊を判別について分析できる。
4.プレストレスコンクリートの使用限界状態を理解し、使用性について分析できる。
5.プレストレスコンクリートの終局限界状態を理解し、破壊に対する安全性について分析できる。

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計(1)
・せん断破壊の形態とせん断スパン比
テキストp.67−p.74を予習
2.せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計(2)
・せん断抵抗のメカニズム
テキストp.75−p.76を予習
3.せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計(3)
・せん断耐力の評価
テキストp.76−p.77を予習
4.せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計(4)
・曲げ破壊とせん断破壊の判別
テキストp.78-p80を予習
5.せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計(5)
・せん断耐力評価と破壊形態判別に関する演習
テキストp.67−p.80を復習
p.82の例題6.2を予習
6.プレストレストコンクリート(1)
・プレストレストコンクリートの原理と種類
テキストp.176−p.183を予習
7.プレストレストコンクリート(2)
・プレストレス力の導入及び損失
テキストp.184−p.187を予習
8.プレストレストコンクリート(3)
・断面応力の算定
テキストp.187−p.188を予習
9.PC構造の使用限界状態(1)
・矩形断面に発生する断面応力の算定と使用性照査
テキストp.189−p.191を予習
10.プレストレストコンクリートの使用限界状態(2)
・T形断面に発生する断面応力の算定と使用性照査
テキストp.189−p.191を予習
11.プレストレストコンクリートの終局限界状態(1)
・矩形断面の安全性照査
テキストp.195−p.196を予習
12.プレストレストコンクリートの終局限界状態(2)
・T型断面の安全性照査
テキストp.196−p.197を予習
13.プレストレストコンクリートの設計演習(1)
・使用限界状態
テキストp.176−p.191を復習
p.192の例題12.1を予習
14.プレストレストコンクリートの設計演習(2)
・終局限界状態
テキストp.195−p.197を復習
プリントの例題を予習
15.期末試験と解説 期末試験解説用プリントの復習

評価方法と基準

(1)期末試験結果によって成績を評価するが、60点以上を教育到達目標を達成したものとする。
(2)5回以上の欠席は不合格とする。

教科書・参考書

戸川一夫・岡本寛昭・伊藤秀敏・豊福俊英共著「コンクリート構造工学」森北出版

履修登録前の準備

土木構造物概論、材料の工学、土木の力学、コンクリート構造学1

学習・教育到達目標との対応

1.D:土木材料系、構造工学系、地盤工学系、水工学系、土木計画系、土木環境系の専門基礎知識を体系的に習得する

オフィスアワー、質問・相談の方法

豊洲校舎:17:00〜20:00

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

社会的・職業的自立力を育成しない科目

アクティブ・ラーニング科目

該当しない

授業の到達目標と各学科の学習・到達目標との対応


最終更新 : Sat Sep 24 08:10:24 JST 2016