水理学2 |
Hydraulics 2 |
開講部 | 工学部 |
開講学科 | 土木工学科 |
開講学年 | 3年次 |
開講時期 | 前期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 選択 |
系列区分 | 専門 |
講義区分 | 講義 |
教育目標 | D |
教授 | 宮本仁志 | ![]() |
1. | 開水路における非定常流れの基礎方程式を誘導し、洪水波の下流への伝播過程を分析できる。 |
2. | 河床形態や土砂移動の限界状態の考え方を理解し、河川における河床変動を解析することができる。 |
3. | 波動の微小振幅波理論を理解し、海洋の津波や湖沼のセイシュの伝播過程を分析できる。 |
4. | 実水域の流れと力学理論・室内実験とを結びつける次元解析の方法を理解し、相似法則を説明できる。 |
【授業計画】 | 【授業時間外課題(予習および復習を含む)】 | |
1. | イントロダクション (講義ガイダンス) シラバス・講義内容・評価方法・オフィスアワーの説明 水理学2を学ぶことの意義 | 講義シラバスを事前に通読 |
2. | 開水路の非定常流 その1 (洪水流) 基礎方程式の誘導 段波 Kleitz-Seddonの法則(洪水の伝播速度) | 教科書の該当部分/配布資料を事前に通読 |
3. | 開水路の非定常流 その2 (洪水波と特性曲線法) Kinematic Wave, Diffusion Wave and Dynamic Wave 特性曲線の理論と解法 | 教科書の該当部分/配布資料を事前に通読 |
4. | 開水路の非定常流に関する演習 | 予め配布する演習問題を講義時間のおわりまでに解答し、提出できるように準備 |
5. | 流砂の水理学 その1(河床形態) 河床の形態分類 限界掃流力 | 教科書の該当部分/配布資料を事前に通読 |
6. | 流砂の水理学 その2(土砂輸送) 掃流・浮遊による土砂の輸送 河床変動解析 | 教科書の該当部分/配布資料を事前に通読 |
7. | 流砂の水理学に関する演習 | 予め配布する演習問題を講義時間のおわりまでに解答し、提出できるように準備 |
8. | 中間試験とその解説 | 前半の講義内容の復習と理解の向上 |
9. | 波動の水理学 その1(微小振幅波理論その1) 非回転流と速度ポテンシャル 微小振幅波理論 | 教科書の該当部分/配布資料を事前に通読 |
10. | 波動の水理学 その2(微小振幅波理論その2) 分散関係 重複波 | 教科書の該当部分/配布資料を事前に通読 |
11. | 波動の水理学 その3(波のエネルギーと津波・セイシュ) 波動のエネルギーと群速度 津波とセイシュ | 教科書の該当部分/配布資料を事前に通読 |
12. | 波動の水理学に関する演習 | 予め配布する演習問題を講義時間のおわりまでに解答し、提出できるように準備 |
13. | 相似法則 次元解析の手法 相似法則 Reynoldsの相似則・Froudeの相似則 | 教科書の該当部分/配布資料を事前に通読 |
14. | 相似法則に関する演習 | 予め配布する演習問題を講義時間のおわりまでに解答し、提出できるように準備 |
15. | 期末試験とその解説 | 講義内容全般の復習と理解の向上 |
1. | D:土木材料系、構造工学系、地盤工学系、水工学系、土木計画系、土木環境系の専門基礎知識を体系的に習得する |
・ | 講義日の午前中.ただし,他に予定が入っている場合があるので,事前に宮本までe-mailにて予約を入れることが望ましい. |
・ | 講義フォルダーに内容の追加説明や関連資料などをアップロードする. |
・ | この講義は、洪水や津波といった河川工学・海岸工学にでてくる重要トピックスを取り上げた内容である。出来るだけ研究の最前線を例示したり、現場の臨場感が伝えられるように工夫したい。 |
・ | 知識活用力を育成する科目 |