Japanese / English

K0005600

建築図学

Drawing of Architecture

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

講義

教育目標

C)
講師奈尾信英この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

学問としての「図学」は,1794年にパリのフランス国立理工科大学の創設に携わり,そこで教鞭をとったガスパール・モンジュ(1746年-1818年)により「図(法幾何)学」が体系化されたことに始まります.このモンジュの「図学」が日本に伝わり,1877(明治10)年に,日本で初めて工部大学校(現,東京大学工学部)において,建築設計や機械設計などの工学系専門教育の予科として講義されました.本講義では,「図学」の学問体系を踏襲しつつ,建築の基礎教育として,建築分野に特化した図学を扱います.

授業の目的

本講義では,空間中にある点・線・平面・立体の投影を理解することによって,空間認知能力や造形発想能力を育みます.そのうえで,建築設計において最も重要な図的表現である透視図法を理解し,建築設計の一部として空間を表現する手法を習得することを目的とします.

達成目標

1.建築設計製図の基本を習得する
2.立体物を把握し空間認知力を養う
3.空間表現力を身につける

授業で使用する言語

日本語(英語対応も可)

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.図《形科》学と建築設計学 投影理論の基礎
2.投影法 投影理論の種類
3.平面図・立面図の作成 図面の種類
4.Isometric/直軸測投影図(1) 等測図の利点
5.Isometric/直軸測投影図(2) 斜軸測投影図の種類
6.Axonometric/斜軸測投影図:ミリタリ図・カヴァリエ図 透視図法(遠近法)とは?
7.透視図法の理論(1):直接法・距離点法 直接法・距離点法の理論
8.透視図法の理論(2):消点法・測点法 消点法・測点法の理論
9.立体の平行透視図 平行透視図法の作図過程
10.立体の成角透視図 成角透視図法の作図過程
11.透視図による陰影 プレゼンテーションの種類
12.室内の透視図 いろいろな透視図の描き方
13.総合課題(1):立体の作図 総合課題の作成
14.総合課題(2):プレゼンテーション 総合課題の作成
15.即日演習 授業の復習

評価方法と基準

演習課題:50%、総合課題:20%、即日演習:30%。

教科書・参考書

・前川道郎・玉腰芳夫 『図学ノート』 ナカニシヤ出版
・図研究会編 『図・建築表現の手法』 東海大学出版会
・小山清男/面出和子 『造形の図学』 日本出版サービス

履修登録前の準備

毎回、三角定規、直定規(スケール)、製図用コンパスを持参すること。

オフィスアワー、質問・相談の方法

水曜日 9:00-10:30
質問・相談等ある場合は、cnao@mail.ecc.u-tokyo.ac.jpまで。
必ず、大学名、学年、氏名を記載すること。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が大部分

授業の到達目標と各学科の学習・到達目標との対応


最終更新 : Sat Sep 24 08:35:32 JST 2016