H.C.インタラクション2 |
Human-Computer Interaction 2 |
開講部 | 工学部 |
開講学科 | 情報工学科 |
開講学年 | 3年次 |
開講時期 | 後期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 選択 |
系列区分 | 専門 |
講義区分 | 講義 |
教育目標 | B-5 |
教授 | 米村 俊一 | ![]() |
1. | HCIの概念を基本的な用語用いて説明できること。 |
2. | 情報システムの「使いやすさ」について認知工学の用語を用いて説明できること。 |
3. | 人間特性に基づいて情報システムを設計する方法について概説できること。 |
【授業計画】 | 【授業時間外課題(予習および復習を含む)】 | |
1. | 第1回 ガイダンス/HCIとは何か | シラバスを読み、本科目の全貌を理解しておくこと。 |
2. | 第2回 人間の情報処理 | システムが使いにくいと感じる原因が、視覚、聴覚、運動感覚、思考とどのように関係するのか考察すること。 |
3. | 第3回 人間の身体情報 | 日頃使っている道具で、使いやすい事例と、そうでない事例をあげ、その理由を人間の身体特性に照らして考察すること。 |
4. | 第4回 環境との相互作用 | 自宅や学校など、日頃使っている環境が、そこで行なう作業のやり易さとどのように関係するかを考察すること。 |
5. | 第5回 情報の入出力システム | 情報を表示したり、または、情報を入力する様々な装置について、使いやすい事例、使いにくい事例をあげ、その理由を人間の心身特性に照らして考察すること。 |
6. | 第6回 人間の心身特性を測る手法 | 例えば切符の券売機などのシステムを使いやすくするためには、人間の何を測定し、それを設計にどう活かせばよいのか考察すること。 |
7. | 第7回 測定データの処理 | 基礎的な統計処理について学習すること。 |
8. | 第8回 情報システムの設計(ハードウェア系) | オフィスワークや車の運転などを例にとり、一連の作業の流れと、その作業で用いる装置(ハードウェア)の使いやすさ・使いにくさとの関係について考察すること。 |
9. | 第9回 情報システムの設計(ソフトウェア系) | オフィスワークや車の運転などを例にとり、一連の作業の流れと、その作業で用いるソフトウェアの使いやすさ・使いにくさとの関係について考察すること。 |
10. | 第10回 ユーザビリティの評価 | 情報を表示したり、または、情報を入力する様々な装置について、使いやすい事例、使いにくい事例をあげ、その原因を洗い出す方法について考察すること。 |
11. | 第11回 アクセシビリティ | 日常生活の中で、高齢者や障害者に対して配慮している機器の事例(例えば、車椅子要のスロープなど)をあげ、その特徴について考察すること。 |
12. | 第12回 ヒューマンエラーと安全のデザイン | 日常生活の中で、危険と感じた事例をあげ、その対策について考察すること。 |
13. | 第13回 HCIに関連する領域 | 日常生活の中で使う情報通信機器について、使いやすい事例と、使いにくい事例をあげ、その理由を人間の運動特性に照らして考察すること。 |
14. | 第14回 インタラクションに関わる国際標準 | インタラクションに関する国際標準化がISOの人間工学分野で進められている。人間工学に関わる標準化の意義について考察すること。 |
15. | 第15回 まとめと期末試験 | 14回までの講義について理解を深め、期末試験に備えること。 |
・ | 授業後の90分間(火曜日、15:30〜17:00) その他は事前にメール等で予約のこと |
・ | 知識活用力を育成する科目 |