Japanese / English

L0840400

高度情報演習1A

Advanced Exercise on Computer and Information Science1A

開講部

工学部

開講学科

情報工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

演習

教育目標

C-2
教授五十嵐治一この先生のアンケート一覧を参照
教授宇佐美公良
准教授篠埜功
教授杉本徹

授業の概要

杉本・五十嵐・宇佐美・篠埜担当
 自然言語処理・最適解探索・LSIチップの設計・スクリーンセーバ作成の4つのテーマを取り上げ、様々な側面から情報処理の仕組みを学ぶとともに、より高度な情報処理に関わるリテラシーの向上を図ることを目的としている。将来、情報に関連する諸技術に携わる者とって、これらのテーマに取り組むことは、極めて有用と考える。テーマごとの各課題の答えは1つではない。多様な視点からの取り組みや新しい問題の発見・問題の提起を期待する。
 各テーマは、4〜5回の実験日に渡って実施する。初回に班分け等の調整を行う。各人は4つのテーマの内、3つのテーマを選択する。

授業の目的

上記のテーマに自主的に取り組むことにより、小規模の情報処理で小さな成功体験をし、将来実用レベルの情報処理に携わる際に専門科目の授業で学ぶ内容を役立たせる手助けとする。

達成目標

1.杉本担当:「自然言語対話システムの作成」
2.五十嵐担当:「組み合わせ最適化問題の近似解法」
3.宇佐美担当:「FPGAを用いたLSIチップの設計演習」
4.篠埜担当:「スクリーンセーバ作成」

授業で使用する言語

日本語

授業計画

1.■杉本担当「自然言語対話システムの作成」
1)日本語文の形態素解析と係り受け解析を行うプログラムを作成する。
2.2)日本語の応答文を出力する簡単な対話システムを作成する。
3.3)自然言語対話システムの評価方法について検討する。
4.4)自然言語対話システムのプログラムを作成する。
5)作成した対話システムについて口頭発表とデモを行う。
5.■五十嵐担当「組み合わせ最適化問題の近似解法」
1)例題として、1台の車両で荷物を配送する場合の最適な配送順序を求める問題を取り上げる。まず、道路グラフ上のノード上に配置された配送先同士の最短経路探索を行う。
6.2)配送先間の最短走行時間に関するデータを用いて、最適な配送順序を求める探索アルゴリズムを考案する。各自、自分のアイデアのプレゼンテーションを行い、全員で討論する。
7.3)各種パラメータを調整した後、実験結果を解析する。必要に応じてアルゴリズムの修正を行う。
8.4)実験テーマ、解析手順、実験結果、考察、結論等をまとめて報告書を作成する。
9.■宇佐美担当:「FPGAを用いたLSIチップの設計演習」
1)LSIの設計方法。ユーザーの手元で回路機能を変更できるLSIチップ
   (FPGA)とは。CADツールを用いたFPGAの設計方法を理解する。
2)LSIの設計記述言語Verilogを用いて、組合せ回路を設計する。
  具体例として、いろいろな機能を持ったALUを設計し、シミュレーション
  により動作を確認する。
10.3)LSIの設計記述言語Verilogを用いて、順序回路を設計する。
  具体例として、2進カウンタを設計し、FPGAに実装して動作させる。
11.4)LSIの設計記述言語Verilogを用いて、ワンホットカウンタを設計する。
  FPGAに実装して動作させる。
12.5)応用演習(ストップウォッチの設計、FPGAへの実装と動作確認)。
13.■篠埜担当:「スクリーンセーバ作成」
1)単純なスクリーンセーバの作成方法を提示する。
14.2)スクリーンセーバ画面記述言語の簡単な例を提示する。
15.3)スクリーンセーバ画面記述言語の設計およびスクリーンセーバの具体例の作成を行う。
16.4)設計したスクリーンセーバ画面記述言語およびスクリーンセーバ動作例についての口頭発表の準備を行う。
5)設計したスクリーンセーバ画面記述言語およびスクリーンセーバ動作例について口頭発表を行う。

評価方法と基準

全出席を前提とする。提出されたレポートの採点(各100点)を1/3の割合で合計して評価する。

教科書・参考書

テキストや資料が配布される。

履修登録前の準備

演習テーマ、課題に関連した科目を履修していることが望ましい。

オフィスアワー、質問・相談の方法

火曜〜木曜の午後(杉本)
講義・演習以外の時間ならば、いつでもどうぞ(五十嵐)
木曜
11:00-12:00(宇佐美)
火曜から金曜の講義、演習、研究室内meeting以外の時間(篠埜)

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が大部分

授業の到達目標と各学科の学習・到達目標との対応


最終更新 : Sat Sep 24 08:17:20 JST 2016