Japanese / English

P0620100

コミュニケーションシステムI

Communication Systems 1

開講部

システム理工学部

開講学科

電子情報システム学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

教育目標

G-1
教授間野一則この授業の2015年度のアンケートを参照

授業の概要

情報を具体的に伝送する場合には、情報を信号として取り扱うことになる。そのための変調・復調の基礎理論を理解する。具体的には通信システムおける信号波形の解析、アナログ・デジタルの各種変調・復調方式について解説する。また,講義の理解を助けるために演習を実施する.

授業の目的

情報通信の基礎となる変調・復調の基礎理論を理解する.

達成目標

1.信号解析,波形伝送,振幅・位相・周波数変調方式の諸概念の専門的知識を習得する.
2.演習によって,信号解析や波形伝送・各変調方式の実践的な問題解決を身に付ける.
3.ディジタル有線・無線通信システムへの各種通信方式の原理的な適用可能性について知る.

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.授業概要.通信の歴史,ディジタル通信の構成.matlab入門. シラバスを読む.身の回りの通信技術を調査する.matlab復習.
2.信号解析の基礎(1):信号の基本表現, フーリエ級数 フーリエ級数復習.
3.信号解析の基礎(2):フーリエ変換 フーリエ変換復習.
4.信号解析の基礎(3):パーセバルの公式,電力スペクトル密度,エネルギースペクトル密度. スペクトル・自己相関等の計算復習.
5.信号解析の基礎(4):自己相関関数,畳み込み積分,確率過程,誤差関数.演習(1). 自己相関・畳込み・確率過程復習.
6.波形伝送(1):サンプリング,理想低域フィルタ,標本化定理 標本化定理等の復習.
7.波形伝送(2):ベースバンド通信方式(符号間干渉,アイパターン,PAM) . ベースバンド通信方式(PAM等)の復習.
8.アナログ変調方式(1):振幅変調方式 振幅変調の復習.
9.アナログ変調方式(2):角度(周波数・位相)変調方式.
演習(2).
角度変調復習.
10.ディジタル有線通信方式(1):パルス符号変調方式(標本化,圧縮・伸長, PCM伝送・中継 PCMのプロセス復習.
11.ディジタル有線通信方式(2):差分PCM方式,デルタ変調・適応デルタ変調,シグマデルタ変調 ディジタル有線通信復習.
12.ディジタル無線通信方式(1):OOK, PSK, FSK ディジタル無線通信方式(の復習.
13.ディジタル無線通信方式(2):QAM方式他,演習(3) QAM方式の復習.
14.トピックス:多重化方式,周波数拡散,ODFM等. 多重化技術等の復習.
15.期末試験,全体のまとめ 課題演習レポート提出

評価方法と基準

課題演習レポート(40%)と期末試験成績(60%)とし,総合点の60%以上を合格とする.

教科書・参考書

○教科書
・「ディジタル通信」岩波保則著(コロナ社)2007.
・必要に応じて資料配布.

○参考書
(1)「基礎通信工学」(第2版)福田明著(森北出版)2007.
(2)「通信方式」(第2版)滑川敏彦・奥井重彦・衣斐伸介著(森北出版)2012.
(3)「よくわかる通信工学」植松友彦著(オーム社)1995.

履修登録前の準備

関連科目:情報通信基礎を履修しておくことが望ましい.

オフィスアワー、質問・相談の方法

・授業後1時間.その他随時(面談はアポイントを取ること.メールでも質問を受け付ける.)

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目
対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上

授業の到達目標と各学科の学習・到達目標との対応


最終更新 : Thu Jun 09 09:37:38 JST 2016