Japanese / English

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認知心理学

Cognitive Psychology

開講部

システム理工学部

開講学科

共通科目

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

総合科目

講義区分

講義
講師桐谷佳惠この授業の2016年度のアンケートを参照

授業の概要

人が環境,特に外的環境を知覚・認知し,その中で思考や記憶,学習といった行動をどのように取っているのか,そして脳のはたらきの基礎を理解することを目指す。日常の自分の体験を意識しつつ,それらを客観的に眺められるようにする。教科書は使用しないが,適宜,資料を配信等する。授業形態は講義であるが,授業中にグループディスカッションを行ったり,課題を行うことがある。実験も,グループ作業である。なお,予習内容に関しては,キーワードをあげておくので,各自書籍等で確認しておくこと。

授業の目的

学術的心理学の重要用語・重要概念を知っており,説明できる。

達成目標

1.知覚心理学の基本用語・概念,Gestalt法則などを理解する。
2.色に関する心理現象,表示法の基礎,色彩感情などを理解する。
3.記憶や注意,思考の基本用語・概念を理解する。
4.学習理論の基礎を理解する。
5.脳のはたらきと心理学との関係を理解する。

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.授業概要説明 シラバスを確認する。
2.見るという行動について Gestalt法則について調べる。
3.実験1(幾何学的錯視) 幾何学的錯視を調べる。
4.運動の知覚,実験2(変換視) 変換視を調べる。
5.色のはなし 色の三属性,同化,対比などを調べる。
6.実験3(色彩感情) 色彩感情について調べる。
7.さまざまな認知機能について 注意について調べる。
8.実験4(記憶) 記憶について調べる
9.思考について 推論,カテゴリー学習について調べる
10.実験5(注意と行為) スマートフォンによる事故について調べる。
11.レスポンデント条件づけ パブロフの犬について調べる。
12.オペラント条件づけ オペラント条件づけについて調べる。
13.実験6(オペラント条件づけ) 人とオペラント条件づけの関係について調べる。
14.脳と心理学 脳の機能について調べる。
15.総括と期末テスト これまでの授業内容を確認する。

評価方法と基準

〔評価方法〕
 実験レポート40%,期末試験60%の配分で評価し,総合点60%以上を合格とする。ただし,5回欠席で成績評価対象者から外す。

〔評価基準〕
実験レポートでは,実験結果が明記され,その意味が理解できていれば60%。
期末テストでは,問われた文言の意味を簡単に整理して答えられれば,60%。

教科書・参考書

資料を配信もしくは配布する。参考書があれば,適宜授業中に紹介する。

履修登録前の準備

グループ作業が多いので,他者と協働・ディスカッションを積極的に行う経験が多いこと,もしくはそれらのことを積極的に行う意欲を持つこと。

オフィスアワー、質問・相談の方法

非常勤につき,授業後のみ。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

対自己基礎力を育成する科目
対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が概ね半数

最終更新 : Sat Sep 24 08:43:05 JST 2016