Japanese / English

V0430800

現代制御理論

Modern Control Theory

開講部

システム理工学部

開講学科

数理科学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

教育目標

D-1,D-2,G-1
教授サイ キセイこの授業の2015年度のアンケートを参照
講師涌井伸二

授業の概要

実システムの制御を考えるとき制御工学は大変重要な役割を果たす.制御工学には伝達関数に基づくもの(古典制御)と状態空間法に基づくもの(現代制御)との2種類がある.この講義では状態空間法に基づく現代制御の基礎を学ぶことを目的として,講義を行う.

授業の目的

現代制御理論の基礎について講義

達成目標

1.システムの状態空間表現、安定性とリヤプノフ安定理論について理解して応用する.
2.可制御、可観測、可安定、可検出について理解して応用する.
3.状態フィードバックによる安定化、極配置と最適レギュレータについて理解して応用する.
4.オブザーバについて理解して応用する.

授業で使用する言語

日本語(英語対応も可)

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.講義内容の説明,古典制御と現代制御,状態空間表現の基礎 制御の歴史、連立微分方程式、行列基礎
2.状態空間表現 線形代数の基本(行列とベクトルの微積分)について復習しておく。
3.行列とベクトルの基本事項 線形代数の基本(行列とベクトルの微積分)について復習しておく。
4.伝達関数表現と状態空間表現の関係 ラプラス変換と逆変換について復習しておく。
5.状態変数線図と状態変数変換 連立微分方程式の表現について復習しておく
6.状態方程式の自由応答、状態遷移行列 連立微分方程式の解法について復習、検討しておく
7.システムの応答、状態方程式の解 連立微分方程式の解法について復習、検討しておく
8.中間試験、講評と前半内容の確認 これまでの内容を復習し,習得度を確認する。
9.システムの応答と安定性 遷移行列や応答のグラフ表現について復習しておく。現実システムとの対応も考えておく.
10.状態フィードバックと極配置 フィードバックの基本的なについて予習復習する。
11.システムの可制御性と可観測性 現実システムとの対応も考えておく.行列のランクについて復習する.
12.オブザーバの設計 オブザーバの必要性、実現方法について予習しておく。
13.状態フィードバックとオブザーバの併合システムの設計 オブザーバと極配置状態フィードバックコントローラの設計法との関連について考える。
14.最適制御 リカッチ方程式、評価関数の設定について予習しておく。
15.期末試験、講評と全体内容の点検 全体内容を総復習し,学習度を確認する。

評価方法と基準

中間試験と期末試験で総合的に評価

教科書・参考書

佐藤和也, 下本陽一, 熊澤典良: はじめての現代制御理論,講談社

履修登録前の準備

特になし

オフィスアワー、質問・相談の方法

授業終了後、およびメールにて受け付ける.

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合20%)

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目
対人基礎力を育成する科目
対自己基礎力を育成する科目
対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上

授業の到達目標と各学科の学習・到達目標との対応


最終更新 : Thu Jun 09 08:56:06 JST 2016