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Q0710400

工業デザイン概論

Introduction to Industrial Design

開講部

システム理工学部

開講学科

機械制御システム学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

教育目標

G-1
教授田中 みなみこの授業の2017年度のアンケートを参照

授業の概要

家庭用電気製品等の消費者向け工業製品は言うに及ばず、多くの工業製品が生産に至るまでにデザインの過程を経ている。工業製品をデザイン対象とした工業デザ インは、それらを製造する企業に市場を通じて経済的な付加価値をもたらすばかりではなく、それらを使用するユーザーにとっても経済的、社会的、文化的側面 から重要な意味を有している。表面的な色、形といった外観だけにとらわれがちなデザインに対する認識であるが、本講義では工業デザインの歴史、機能、実際 を概観し、その多元的な機能、意味について理解を深めることを目的とする。

授業の目的

工業デザインの歴史、機能、実際 を概観し、その多元的な機能、意味について理解を深めることを目的とする。

達成目標

1.工業製品におけるデザインの価値を把握する。
2.生活の中におけるデザインの意味を理解する。
3.社会におけるデザインの意義を認識する。

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.ガイダンス、デザインの役割と分類
2.企業における工業デザイン *製品開発の過程を調査しておくこと。(参考書1第3章)
3.社会と工業デザイン *工業デザインについて復習し、理解しておくこと(参考書1第2章)
4.工業デザインの歴史-1 近代 *産業革命前後の世界史について予習しておくこと。
5.工業デザインの歴史-2 産業とデザイン *JISやDINなどの工業規格とは何か調べておく
6.工業デザインの歴史-3 第二次世界大戦後 *デザインとエンジニアリングの領域について理解しておくこと
7.工業デザインの歴史-4 日本 *明治以降昭和前期までの日本の近代史について予習しておくこと
8.中間レポートと解説
9.デザインマネジメントとデザインプロセス *プロダクトデザインの過程について理解しておくこと(参考書1第5章)
10.ユーザー調査のための手法 *さまざまな調査方法について理解しておくこと(参考書1第6章)
11.マーケティングとコンセプトメイキング *デザインと技術的背景の関連を調査しておくこと(参考書1第11章)
12.地域産業とデザイン *「地域産業」「地場産業」という語と内容について予習しておくこと
13.デザインの評価 *9で紹介したプロセスについて復習しておくこと(参考書1
第9章)
14.技術とデザイン *デザインと素材の関係について考察しておくこと(参考書1第12章)
15.試験及び解説

評価方法と基準

出席 20%、中間レポート 40%、試験 40%

教科書・参考書

〔参考書1〕日本インダストリアルデザイナー協会、[プロダクトデザイン]商品開発に関わるすべての人へ、ワークスコーポレーション2012
〔参考書2〕Chris Lefteri 著, 田中 浩也 監修, 水原 文 訳、「もの」はどのようにつくられているのか? —プロダクトデザインのプロセス事典、オライリージャパン 2014

履修登録前の準備

なし

オフィスアワー、質問・相談の方法

在室時随時(オフィスアワーが望ましい)

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

地域志向

地域志向授業科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目
対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上

授業の到達目標と各学科の学習・到達目標との対応


最終更新 : Wed Mar 07 04:07:12 JST 2018