Japanese / English

Q0720200

デザインエルゴノミクス

Design Ergonomics

開講部

システム理工学部

開講学科

機械制御システム学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

教育目標

G-1
教授田中みなみ

授業の概要

工業製品、住環境を設計、デザインする際には、主体となる人間がいかに快適にそれらに対応できるかを考慮しなければならない。人間の生理的、行動的要素は人間工学として体系化されているが、複雑化が進む工業製品の人間と機器との接点であるインターフェースの設計では、さらに人間の心理的、認知的な要素を考慮しなければならない。これは、人間工学、心理学、生理人類学、認知科学等にかかわる学際的な領域である。本講義ではデザインエルゴノミクスとして総合し、人間が快適に機器を操作し、快適に環境に居住するための設計、デザインでの取り組みを概観し、その重要性を理解するとともに、評価方法を知ることを目的とする。

授業の目的

デザインエルゴノミクスとして、人間が快適に機器を操作し、快適に環境に居住するための設計、デザインでの取り組みを概観し、その重要性を理解するとともに、評価方法を知ることを目的とする。

達成目標

1.デザインにおける人間要素考察の重要性を理解する。
2.製品・環境と人間の理想的インタラクション構築の必要性を認識する。
3.デザインへの人間要素の導入方法と、評価方法を把握する。

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.ガイダンス、デザインエルゴノミクスとは *身の回りの製品で「使いにくい」と感じるものを探し、なぜなのか考察してみる
2.人間の特性 -1 身体と行動 *朝からの行動をマズローの欲求5段階にあてはめて考察してみる
3.人間の特性-2 視聴覚 *上方への眼球の飛越運動を試し、左右の飛越運動と比較してみる
4.マンーマシン系-1 操作器とフィードバック *使いにくい取っ手について考察してみる
5.マンーマシン系-2 インターフェースとインタラクション *自動車のインパネを比較考察してみる
6.マンーマシン系-3 スピード *定規ゲームを、左手や疲労時で試し、計測する
7.マンーマシン系-4  わかりやすさ *スマートフォンで使いにくいインターフェースを探してみる
8.中間レポートおよび解説 *デザインエルゴノミクスに関する考察
9.物理的環境と生理人類学 *光、音、温熱環境について経験を抽出しておくこと
10.ユニバーサルデザイン *ユニバーサルデザインの実例を抽出しておくこと
11.フールプルーフとフェイルセーフ *フールプルーフの実例を抽出しておくこと
12.ユーザビリティの概念 *ユーザビリティの概念を把握しておくこと
13.ユーザビリティの評価 *ユーザビリティの応用について考察しておくこと
14.メンタルモデルとヒューマンエラー *ヒューマンエラーの実例を抽出しておくこと
15.試験及び解説 *デザインエルゴノミクスの総括

評価方法と基準

出席 20%、中間レポート 40%、試験 40%

教科書・参考書

〔参考書〕横溝克己・小松原明哲、エンジニアのための人間工学 改訂第5版、日本出版サービス、2014

履修登録前の準備

なし

オフィスアワー、質問・相談の方法

在室時随時

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上

授業の到達目標と各学科の学習・到達目標との対応


最終更新 : Tue Aug 02 07:00:39 JST 2016