Course title
G0141700
Analogue Electronic Circuits 1

sasaki masahiro Click to show questionnaire result at 2018
Course description
<授業の概要と目的>
 現代社会は,コンピュータ・携帯電話・家電製品などのエレクトロニクス技術に支えられている.このエレクトロニクス技術の基盤を支えているのは電子回路である.トランジスタをはじめとする素子はIC・LSI・超LSIへと発展し指数関数的な速度で技術革新が進んでいる.それ故,最先端の電子回路で構成された電子機器を理解することは非常に困難である.
Purpose of class
本講義では,トランジスタやFETを用いた低周波基本増幅回路の等価回路への変換を行い,それを解析することにより動作原理を理解する.低周波回路における動作原理を十分理解した上で,高周波回路へと拡張していく.基礎的事柄を十分理解することにより,新しい素子や回路の動作原理を理解できる能力を身につけることを目的とする.
Goals and objectives
  1. 電気回路の基本的知識の復習と電子回路の特有な基本的考え方ができる.
    (授業計画1)
  2. トランジスタ・FETの動作原理および等価回路が理解できる.
    基本増幅回路の動作原理の理解,大信号等価回路や小信号等価回路への変換,回路解析ができる.
    (授業計画2−7)
  3. 基本増幅回路の高周波小信号モデルによる小信号等価回路への変換,周波数特性の概要が理解できる.
    (授業計画8−9)
  4. 負帰還の原理・効果の理解,負帰還回路の解析ができる.
    (授業計画10−14)
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. 電子回路を学ぶための基礎
・信号の表現(複素数の定義と性質,線形性,正弦波交流の表現)
・素子とインピーダンス(電源,インピーダンス)
・法則と定理(キルヒホッフの法則,重ね合わせの理,テブナンの定理とノートンの定理,はしご型回路の解析)
・回路動作の表現方法(伝達関数,デジベル表示,周波数特性)
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
2. トランジスタの動作と等価回路(1)
・半導体の基礎(真性半導体,n型半導体,p型半導体)
・半導体素子の動作と特性(pn接合ダイオード,バイポーラトランジスタ,MOSFET)
・半導体素子の等価回路(大信号等価回路,小信号等価回路)
・バイポーラトランジスタの等価回路(大信号等価回路,小信号等価回路,高周波等価回路)
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 180minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと
3. トランジスタの動作と等価回路(2)
・電界効果トランジスタ(MOSFET)の等価回路(小信号等価回路,高周波等価回路)
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 180minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと
4. 基本増幅回路(1)
・増幅回路の動作と特性パラメータ
(利得,入力インピーダンス,出力インピーダンス,開放負荷,増幅回路の等価表現)
・トランジスタの増幅作用
・バイアス回路(適切なバイアス,バイアス設計)
・単一トランジスタ増幅回路
(キャパシタの役割と取り扱い,エミッタ接地増幅回路,ソース接地増幅回路)
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 180minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと
5. 基本増幅回路(2)
・単一トランジスタ増幅回路
(コレクタ接地増幅回路,ドレイン接地増幅回路,ベース接地増幅回路,ゲート接地増幅回路)
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 180minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと
6. 基本増幅回路(3)
・単一トランジスタ増幅回路の比較
(3種のバイポーラトランジスタ増幅回路の比較,3種のMOSFET増幅回路の比較)
・多段増幅回路
・トランジスタの動作と基本増幅回路のまとめ
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 180minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと
7. トランジスタの動作,基本増幅回路のまとめと中間試験 1-6について出題する
復習を良くすること
細かい指示は6の授業の終わりで与える
160minutes
中間試験に関する復習を行うこと 30minutes
8. 基本増幅回路(4)
・多段増幅回路
・単一トランジスタ増幅回路の周波数特性(増幅回路の周波数特性)
・レポート課題1
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと
レポート課題は授業の終わりに提示する
30minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 30minutes
レポート課題1の作成 130minutes
9. 基本増幅回路(5)
・単一トランジスタ増幅回路の周波数特性(ミラー効果,高域特性,低域特性)
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
10. 負帰還(1)
・負帰還の原理と効果(負帰還の原理,負帰還の効果)
・負帰還の種類(負帰還方式の分類)
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
11. 負帰還(2)
・負帰還の種類(直列−並列帰還,並列−並列帰還)
・演習
・レポート課題2
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと
レポート課題は授業の終わりに提示する
30minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 30minutes
レポート課題2の作成 130minutes
12. 負帰還(3)
・負帰還の種類(入力インピーダンスの変化)
・簡単な負帰還回路
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
13. 負帰還(4)
・負帰還回路の安定性
・基本増幅回路と負帰還回路のまとめ
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
14. 基本増幅回路,負帰還回路のまとめと期末試験 9−14について出題する
復習を良くすること
細かい指示は13の授業の終わりで与える
160minutes
期末試験に関する復習を行うこと 30minutes
Total. - - 2610minutes
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

レポート課題1 レポート課題2 中間テスト 期末テスト Total.
1. 15% 15%
2. 15% 15%
3. 15% 20% 35%
4. 15% 20% 35%
Total. 15% 15% 30% 40% -
Evaluation method and criteria
レポート課題1 15%,レポート課題2 15%,中間テスト 30%,期末試験 40%を100点とし,総合得点60点以上を合格とする.

なお,
レポート課題において,要求されている報告事項を全て報告した場合を60%とする
中間試験において,教科書の例題が確実に解けるようになれば60%とする
期末試験において,教科書の例題が確実に解けるようになれば60%とする
Textbooks and reference materials
教科書:「アナログ電子回路」編著者:高木 茂孝 発行所:株式会社オーム社
Prerequisites
電気回路の復習および予習をしてくること
Office hours and How to contact professors for questions
  • 講義直後に大宮校舎にて対応する.
Relation to the environment
Non-environment-related course
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
Active-learning course
More than one class is interactive
Last modified : Wed Oct 17 06:40:39 JST 2018