Course title
H0010200
Civil Engineering Structures Outline

katsuki futoshi Click to show questionnaire result at 2018
Course description
土木構造物概論は力学・構造系(専門分野)の導入教育に位置づけられており、何のために力学・構造系の専門教育が必要であるかを認識させる、あるいは興味を抱かせる必要がある。そのため、まず代表的な土木構造物である橋梁、ダム、トンネルについて、構造物の役割や構造的特徴を講義する。次に構造部材の材料特性、断面特性の基礎について講義し、2年生以降開講されている構造系科目の導入部分を講義する。さらに構造設計を行う上で理解しておかなければならない構造部材に作用する断面力や断面応力を習得させ、これら作用力と断面耐力の相互関係の基礎について理解させる。
Purpose of class
本講義は構造工学の導入科目であり、力学の基本を理解させることが主目的である。また土木構造物の種類を知識として習得させ、構造物に作用する外力と力学の関係を習得させる。
Goals and objectives
  1. 土木構造物(橋梁、ダム、トンネル)の種類とその役割を理解し、土木構造物の力学的基礎概念について分析できる。
  2. 構造部材の種類とその材料特性(応力、ひずみ、弾性係数、強度)を理解し、材料の異なる部材に生じる応力とひずみの違いについて分析できる。
  3. 構造部材の断面特性(断面一次モーメント、断面二次モーメント、図心、剛性)を理解し、材料および断面の異なる部材の変形性能の違いについて分析できる。
  4. 構造部材に作用する断面力(曲げモーメント、せん断力)を理解し、単純はり部材に発生する曲げモーメントおよびせん断力について分析できる。
  5. 構造部材に作用する断面応力(曲げ応力、せん断応力)を理解し、T型断面に発生する曲げ応力とせん断応力を分析できる。
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. ・ガイダンス
・土木構造物の構造マネジメントについて
ガイダンス資料
構造マネジメントに関する資料
200minutes
2. 1. 土木構造物の種類と役割(橋梁一般)
1-1 橋梁の役割
1-2 橋の構成
1-3 橋に働く力
1-4 橋の材料
講義用テキスト(橋梁編)
p.1−p.13を予習
200minutes
3. 1. 土木構造物の種類と役割(橋梁一般)
1-5 橋の支承
1-6 橋の構造形式
1-7 トラス橋、アーチ橋、ラーメン橋の特徴
1-8 橋の設計
講義用テキスト(橋梁編)
p.14−p.32を予習
200minutes
4. 2. 土木構造物の種類と役割(ダム)
2-1 ダムの歴史と現状
2-2 ダムの役割
2-3 ダムの構成
2-4 ダムの構造形式
講義用テキスト(ダム編)
p.1−p.23を予習
200minutes
5. 3. 土木構造物の種類と役割(トンネル)
3-1 トンネルの役割
3-2 トンネルの種類

※課題1(土木構造物の種類と役割)配布
講義用テキスト(トンネル編)
p.1−p.20を予習
200minutes
6. 4. 構造部材の種類とその特徴
4-1 鋼、コンクリート、新素材などの種類と材料特性

※課題1(土木構造物の種類と役割)提出
講義用テキスト(力学編?)
p.1−p.11を予習
200minutes
7. 4. 構造部材の種類とその特徴(1-2)
4-2 応力−ひずみ曲線

※課題2(構造部材の材料特性)配布
講義用テキスト(力学編?)
p.12−p.18を予習
200minutes
8. 5. 構造部材の断面特性(基礎編)
5-1 断面一次モーメント
5-2 図心
5-3 断面一次モーメント、図心の算出方法に関する演習

※課題2(構造部材の材料特性)提出
講義用テキスト(力学編?)
p.1−p.11を予習
200minutes
9. 5. 構造部材の断面特性(基礎編)
5-4 断面二次モーメント
5-5 曲げ剛性
講義用テキスト(力学編?)
p.1−p.10を予習
200minutes
10. 5. 構造部材の断面特性(基礎編)
5-6 断面二次モーメントの算出方法に関する演習

※課題3(構造部材の断面特性)配布
講義用テキスト(力学編?)
p.1−p.6を復習
200minutes
11. 6. 構造部材に作用する断面力(導入編)
6-1 曲げモーメント
6-2 せん断力

※課題3(構造部材の断面特性)提出
講義用テキスト(力学編?)
p.9−p.10を予習
200minutes
12. 7. 構造部材に作用する断面応力(基礎編)
7-1 曲げ応力
講義用テキスト(力学編?)
p.1−p.8を予習
200minutes
13. 7. 構造部材に作用する断面応力(基礎編)
7-2 せん断応力

※課題4(構造部材に作用する断面応力)配布
講義用テキスト(力学編?)
p.1−p.10を予習
200minutes
14. 講義全体の復習
課題1〜4の解説

※課題4(構造部材に作用する断面応力)提出
課題1〜4の解答例集 200minutes
15. 期末試験と解説 期末試験の解説
Total. - - 2800minutes
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

期末テスト Total.
1. 20% 20%
2. 20% 20%
3. 20% 20%
4. 20% 20%
5. 20% 20%
Total. 100% -
Evaluation method and criteria
(1)課題1〜4の全てを提出すること(期末試験受験条件)。
(2)合格は、上記(1)を満足し、かつ期末試験で100点満点の60%以上とする。
(3)5回以上欠席した場合は、不合格とする。
Textbooks and reference materials
特定の教科書は用いず、授業計画にそった資料を配布する。
Prerequisites
なし
Office hours and How to contact professors for questions
  • 大宮校舎:水曜日で、11:00〜12:30
    豊洲校舎:月曜日〜金曜日:17:00〜20:00
Relation to the environment
Non-environment-related course
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Non-social and professional independence development course
Active-learning course
N/A
Last modified : Wed Oct 17 06:42:18 JST 2018