Course title
G0141800
Analogue Electronic Circuits 2

sasaki masahiro Click to show questionnaire result at 2017
Course description
<授業の概要と目的>
 現代社会は,コンピュータ・携帯電話・家電製品などのエレクトロニクス技術に支えられている.このエレクトロニクス技術の基盤を支えているのは電子回路である.トランジスタをはじめとする素子はIC・LSI・超LSIへと発展し指数関数的な速度で技術革新が進んでいる.そのため最先端の電子回路で構成された電子機器を理解することは非常に困難である.
Purpose of class
本講義では,トランジスタを用いた電力増幅回路や演算増幅器の動作原理を理解し,また,回路シミュレータを用いることで学んできた回路の特性を解析し,結果をビジュアルに確認する方法を学ぶ.さらに,トランジスタや演算増幅器を利用した発振回路の動作原理を理解する.後半では,集積回路の中で用いられる基本回路の動作原理を十分理解した上で,その他の基本回路への学習へと拡張していく.さらに,応用回路として電源回路の動作原理を理解する.これらの基礎的事柄を十分理解することにより,新しい素子や回路の動作原理を理解できる能力を身につけることを目的とする.
Goals and objectives
  1. 電力増幅回路の動作原理が理解でき,回路の解析ができる.
    (授業計画1−2)
  2. 演算増幅器の動作原理が理解でき,回路の解析ができる.
    (授業計画3−5)
  3. 回路シミュレータを用いた回路の解析,および,発振回路の動作原理の理解と回路の解析ができる.
    (授業計画6-8)
  4. 集積回路の中で用いられる回路技術が理解でき,回路の解析ができる.
    (授業計画9−11)
  5. 電源回路の動作原理が理解でき,回路の解析ができる.
    (授業計画12-15)
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. 電力増幅回路(1)
・電力増幅回路の基礎
・A級電力増幅回路
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
2. 電力増幅回路(2)
・B級電力増幅回路
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
3. 演算増幅器(1)
・演算増幅器の基本特性
・演算増幅器を用いた回路の解析
・演算増幅器の応用回路(非反転増幅回路,電圧フォロワ,反転増幅回路)
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
4. 演算増幅器(2)
・演算増幅器の応用回路(加算回路,減算回路,積分回路,微分回路)
・演習
・レポート課題1
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと
レポート課題は授業の終わりに提示する
70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 60minutes
レポート課題1の作成 60minutes
5. 電力増幅回路(1)(2),演算増幅器(1)(2)のまとめと中間試験1

演算増幅器(3)
・演算増幅器の非理想特性
(周波数特性,スルーレート,入力オフセット電圧,入力バイアス電流と入力オフセット電流)
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 30minutes
1-4について出題する
復習を良くすること
細かい指示は4の授業の終わりで与える
130minutes
中間試験1に関する復習を行うこと 30minutes
6. 回路シミュレータ
・回路シミュレータの概要(ネットリストの作成,解析の実行,結果の表示)
・回路の記述(入力フォーマット,回路素子の記述)
・解析方法の記述(直流解析,交流解析,過渡解析,解析結果の表示指定)
・シミュレーションの実行例(演算増幅器)
・演習
・レポート課題2
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと
レポート課題は授業の終わりに提示する
30minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 30minutes
レポート課題2の作成 130minutes
7. 発振回路(1)
・正弦波発振回路(発振条件,RC発振回路,LC発振回路)
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
8. 発振回路(1),回路シミュレータのまとめと中間試験2

発振回路(2)
・正弦波発振回路(実際のLC発振回路,水晶発振回路)
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 30minutes
6-7について出題する
復習を良くすること
細かい指示は7の授業の終わりで与える
130minutes
中間試験2に関する復習を行うこと 30minutes
9. 集積回路の中で用いられる回路技術(1)
・集積回路のための基本回路(差動増幅回路,差動増幅回路の小信号解析)
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
10. 集積回路の中で用いられる回路技術(2)
・集積回路のための基本回路
(直流電流回路,能動負荷,カスコード接続,低電圧カスコードカレントミラー回路)
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
11. 集積回路の中で用いられる回路技術(3)
・集積回路のための基本回路
(レベルシフト回路)
・演算増幅器の回路例(演算増幅器の内部回路,演算増幅器の設計例)
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと 120minutes
12. 電源回路(1)
・交流−直流変換回路(整流回路)
・直流−直流変換回路(スイッチング方式)
・演習
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 70minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと
13. 電源回路(2)
・直流−直流変換回路(リニア方式)
・直流−交流変換回路(インバータ回路の原理,インバータ回路例)
教科書の授業該当箇所を読んでおくこと 120minutes
授業内容に関する復習および例題・演習問題を解いておくこと
14. 集積回路の中で用いられる回路技術(1)(2)(3)と電源回路(1)(2)のまとめと期末試験 授業9−13について出題する
復習を良くすること
細かい指示は13回目の授業の終わりで与える
160minutes
期末試験に関する復習を行うこと 30minutes
Total. - - 2470minutes
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

レポート課題1 レポート課題2 中間試験1 中間試験2 期末試験 Total.
1. 7% 7%
2. 15% 8% 23%
3. 15% 15% 30%
4. 20% 20%
5. 20% 20%
Total. 15% 15% 15% 15% 40% -
Evaluation method and criteria
レポート課題1 15%,レポート課題2 15%,中間テスト1 15%,中間試験2 15%,期末試験 40%を100点とし,総合得点60点以上を合格とする.

なお,
レポート課題において,要求されている報告事項を全て報告した場合を60%とする
中間試験において,教科書の例題が確実に解けるようになれば60%とする
期末試験において,教科書の例題が確実に解けるようになれば60%とする
Textbooks and reference materials
教科書:「アナログ電子回路」編著者:高木 茂孝 発行所:株式会社オーム社
Prerequisites
電気回路およびアナログ電子回路1の復習をしてくること
Office hours and How to contact professors for questions
  • 講義直後に大宮校舎にて対応する
Relation to the environment
Non-environment-related course
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
Active-learning course
More than one class is interactive
Last modified : Wed Oct 17 07:49:40 JST 2018