B0720940

Graduation Thesis 1
4年次の1年間にわたる研究活動を通して、これまで3年間で学んだ基礎、専門科目学習の集大成を行う。研究活動の場には、学内の研究室に加え必要に応じて公共機関の研究所などが準備され、多彩な研究内容の中から、各自の希望する研究テーマを選択する。達成目標を満たすには、取り組み時間として少なくとも週4コマ、半期14週の取り組みが必要であり、卒業研究1の授業時間を150時間以上とする。なお、研究テーマによっては、研究の一部を海外で実施する場合がある。
卒業研究を通して、大学3年次までに習得した学問を駆使して、誰も実施していない研究に対して取り組み、問題解決能力を身に着けることを目的とする。
- 設定した研究の目的に向かって、自ら考え、主体的に行動し、研究計画に基づく目標が達成できる。研究に関する文献や情報を、自ら積極的に調査し、それらを検討して自分の研究に活かせる。
- 講義等で習得した機械工学の基礎的な知識や分析手法を、自らの研究に効果的に応用できる。
- 理解しやすい文章で書かれて論旨が明確であり、図表が分かりやすく適切に文献引用されている概要資料を作成できる。分かりやすい表現を用いた適切な内容と分量で、図表や画像データが効果的に挿入されたプレゼンテーション資料を作成できる。継続的に研究を行い、目標達成に向けて適切な作業時間を確保できる。
- 工学研究として妥当な論理展開で、時間管理・表現技術・発表マナーに留意したプレゼンテーションを行うことができる。質問者の意図を良く理解して、工学的に妥当な内容で質疑に回答できる。
- 研究室内・研究グループ内での自分と他者の役割を理解し、自発的に研究活動や研究成果に貢献する行動ができる。
Japanese(English accepted)
小さなスケールの世界での支配的な現象は,人間が生活するスケールの世界の現象とは異なる.このため,通常の設計思想をそのまま小さなスケールの世界で稼働するシステムの設計に適用しても動かない.スケール効果を考慮しながら,そのスケールに適したシステム設計手法の検討が必要である.小さなスケールで精度よく機械電気システムを製作するのがMEMS(Micro-Electro-Mechanical
Systems:微小電気機械システム)である.微小電気機械システムは,小さく軽いだけでなく,同じ品質のものを安価に製作でき,感度が高く応答性が良い特徴を持つ.アプリケーションのひとつとして,小型ロボットのセンサとして応用することを主な研究テーマとする.
卒業研究1では,研究テーマの背景と研究意義を理解し,研究目標とその実現手法を明確にして実施計画を立てる.また,個別のテーマとは別に,MEMS技術の基礎要素技術である成膜・リソグラフィ・エッチングに関する基礎知識と,各要素技術の代表的装置であるスパッタリング装置・アライナー・Deep-RIE装置の使い方を習得する.他にも組込マイコンの使い方,オートルーティングを含む電子回路の感光基板の製作手法は研究室のコモンスキルとして習得する.
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'
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指導員評価 |
審査員評価 |
Total. |
1. |
20% |
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20% |
2. |
10% |
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10% |
3. |
10% |
25% |
35% |
4. |
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25% |
25% |
5. |
10% |
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10% |
Total. |
50% |
50% |
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Evaluation method and criteria
卒業研究1の審査会における審査員(2名以上)の評価基準は、以下の評価項目(行動特性)[学習教育目標との対応]、『理解しやすい文章で書かれて論旨が明確であり、図表が分かりやすく適切に文献引用されている概要資料を作成できる。[(F)]』、『分かりやすい表現を用いた適切な内容と分量で、図表や画像データが効果的に挿入されたプレゼンテーション資料を作成できる。[(F)]』、『工学研究として妥当な論理展開で、時間管理・表現技術・発表マナーに留意したプレゼンテーションを行うことができる。[(G)]』、『質問者の意図を良く理解して、工学的に妥当な内容で質疑に回答できる。[(G)]』を各項目12.5点満点(合計50点)で評価する。
指導教員の評価基準は、以下の評価項目(行動特性)[学習教育目標との対応]、『設定した研究の目的に向かって、自ら考え、主体的に行動し、研究計画に基づく目標が達成できる。[(A)]』、『研究に関する文献や情報を、自ら積極的に調査し、それらを検討して自分の研究に活かせる。[(A)]』、『講義等で習得した機械工学の基礎的な知識や分析手法を、自らの研究に効果的に応用できる。[(E)]』、『継続的に研究を行い、目標達成に向けて適切な作業時間を確保できる。[(F)]』、『研究室内・研究グループ内での自分と他者の役割を理解し、自発的に研究活動や研究成果に貢献する行動ができる。[(H)]
』を各項目10点満点(合計50点)で評価する。
審査員の評価点50点,指導教員の評価点50点を合計し、100点満点の60点以上を合格とする。60点の評価基準は、各達成目標が最低限度のレベルで修得もしくは達成できることである。
Textbooks and reference materials
卒業研究では特に教科書・参考書は指定しないが、各研究室で卒業研究に必要な参考書・文献類が多数用意されている。
卒業研究着手条件を満たすこと。卒業研究着手条件は「学修の手引き」で確認すること。
その他、卒業研究関連分野の知識を広く学んでおくことが望ましい。
Office hours and How to contact professors for questions
- 各担当指導教員は時間のある限り常にオフイスアワーとして対応する。
Relation to the environment
Environment-related course (10%)
Regionally-oriented graduation thesis, master's thesis and doctoral dissertation
Development of social and professional independence
- Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
- Course that cultivates a basic interpersonal skills
- Course that cultivates a basic self-management skills
- Course that cultivates a basic problem-solving skills
Most classes are interactive
Last modified : Sun Jan 20 16:55:17 JST 2019