S2464000
3 Regional Environmental Management
あらゆる人間活動は、それぞれ特定の地域において営まれている。人間活動による地域や地球環境への負荷が重要な課題として認識されるようになった今日、その活動の空間となる地域での人間活動の環境への影響を把握し、解決の道筋を見いだしていくことは重要な課題である。
本講義では、こうした地域をベースとしたインフラの整備や廃棄物処理などの人間活動による総合的な環境影響の評価や解決策を検討するための、ライフサイクル思考などの評価・マネジメント手法の理論的学習、実際の適用例を学ぶとともに、具体的な例について実践する。
地域レベルで環境マネジメントを実施する手法を学び、具体的な事例に適用できるようにすること。
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Goals and objectives |
Course Outcomes |
1. |
ライフサイクル思考などの評価・マネジメント手法を理解する |
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2. |
簡単なLCAの計算ができる |
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3. |
地域における人間活動の評価を行い、レポート等を作成することができる |
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Class schedule |
HW assignments (Including preparation and review of the class.) |
Amount of Time Required |
1. |
地域環境マネジメントとライフサイクル思考 |
シラバスを確認する |
50分 |
教科書の第1章を読んでおく |
100分 |
2. |
理論(1)~ライフサイクルアセスメントの手順 |
教科書の第2章、第4章を読んでおく |
100分 |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
46分 |
3. |
理論(2)~目的と範囲を設定する |
教科書の第5章を読んでおく |
100分 |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
50分 |
4. |
理論(3)~地域の特性を考慮する |
教科書の第5章を読んでおく |
100分 |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
50分 |
5. |
理論(4)~環境負荷・インパクトを計算する |
教科書の第6章、第7章を読んでおく |
100分 |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
50分 |
6. |
理論(5)~改善シナリオを作り、評価する |
教科書の第6章、第7章を読んでおく |
100分 |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
50分 |
7. |
事例(1)~地域のバイオマス利活用 |
教科書の第10章を読んでおく |
100分 |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
50分 |
8. |
事例(2)~地域開発の環境効率 |
教科書の第12章を読んでおく |
100分 |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
50分 |
9. |
中間試験と解説 |
試験に向けた学習を行う |
400分 |
10. |
実践(1)~テーマ設定、目的・調査範囲の設定 |
自ら取り組む調査テーマの候補を決めておく |
100分 |
11. |
実践(2)~調査 |
調査テーマに基づいて調査を進める |
580分 |
12. |
実践(3)~インベントリ分析 |
調査テーマに基づいて分析を進める |
50分 |
13. |
実践(4)~インパクト評価 |
調査テーマに基づいて評価を進める |
50分 |
14. |
実践(5)~報告とディスカッション |
作業内容をまとめ報告書を作成する |
300分 |
Total. |
- |
- |
2676分 |
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'
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中間課題 |
中間試験 |
最終課題 |
Total. |
1. |
10% |
15% |
10% |
35% |
2. |
10% |
20% |
20% |
50% |
3. |
0% |
5% |
10% |
15% |
Total. |
20% |
40% |
40% |
- |
Evaluation method and criteria
中間課題で正しく課題ができていれば20%(満点)。
中間試験で講義内容を正しく理解し、十分な考察ができていれば40%(満点)。
最終課題で課題を正しく理解し、十分な考察ができており、形式的にも問題なければ40%(満点)。
上記を合わせて60%以上で合格とする。
欠席回数が5回を超える場合、学修時間が不足となるため、単位を得ることはできない。
Textbooks and reference materials
教科書:玄地裕, 稲葉敦, 井村秀文 編「地域環境マネジメント入門-LCAによる解析と対策」東京大学出版会 ISBN978-4-13-062829-7
参考書:日本建築学会 編「建物のLCA指針 -温暖化・資源消費・廃棄物対策のための評価ツール-」日本建築学会 ISBN978-4-8189-3502-0
参考書:(一社)建築環境・省エネルギー機構 編「CASBEE-街区 評価マニュアル」(一社)建築環境・省エネルギー機構
(1)1回目の授業で授業内容や成績評価について詳細に説明するため、必ず出席すること。
Office hours and How to contact professors for questions
Relation to the environment
100
Development of social and professional independence
- Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
- Course that cultivates a basic problem-solving skills
- Course that cultivates a basic self-management skills
Course by professor with work experience
Work experience |
Work experience and relevance to the course content if applicatable |
N/A |
該当しない |
Last modified : Mon Aug 26 04:01:07 JST 2019