科目情報
S0410002
空調システム計画 / Air Conditoning System Design
教授 秋元 孝之
授業の概要
本講義では、空調システムを計画・設計する上で基礎的事項である熱や流体の流れに伴う諸問題、空気や水の性質を理解させ、空調システムの合理的な計画・設計方法を学修する。
熱負荷計算、機器容量算定、ダクト・配管など搬送系の設計ための技術を習得する。
授業の目的
空調システムの合理的な計画・設計方法を学修する。
達成目標と学習・教育到達目標との対応

達成目標 学修・教育到達目標との対応
1. 湿り空気線図を使いこなして、空調機における空気状態変化のプロセスを十分理解する。
3.
2. 室内熱負荷計算、熱源機器容量、空調装置容量の算定法を理解する。
3.
3. 空調システムの選択、熱搬送システムの計画法を理解する。
3.
授業で使用する言語
日本語
授業計画

授業計画 授業時間外課題(予習および復習を含む) 必要学習時間
1. 緒論  空気調和の意義と目的、空気調和の種類、基本的システム構成 建築設備計画1、建築設備計画2の復習 190分
2. 基礎的事項1  空気の性質、湿り空気線図の使い方、空気調和の基本的プロセス 第1回講義で学んだことの復習 190分
3. 基礎的事項2  流体の性質、流れの基礎,管内流れ、熱の基本法則、熱移動 第2回講義までに学んだことの復習 190分
4. 空気調和負荷計算1  空気調和負荷計算の目的、負荷の形態、空調負荷の構成要素、室内外設計条件 第3回講義までに学んだことの復習 190分
5. 空気調和負荷計算2  室内熱負荷計算法(冷房負荷)、室内負荷計算法(暖房負荷) 第4回講義までに学んだことの復習 190分
6. 空調設備の計画  計画法の概要、各種空調システムの比較、空調システムの選定法 第5回講義までに学んだことの復習 190分
7. 装置容量の計算  熱負荷と装置容量の関係、冷・暖房の基本プロセス(全空気方式による) 第6回講義までに学んだことの復習 190分
8. 空気調和装置の容量算定  空気調和機の送風量・冷却容量・加熱コイル容量・加湿器容量 第7回講義までに学んだことの復習 190分
9. 熱源システムの容量算定  熱源負荷の構成、冷凍機・ボイラー・冷凍機の補機等の容量算定 第8回講義までに学んだことの復習 190分
10. 換気設備計画  換気方式、必要換気量、換気システムの計画 第9回講義までに学んだことの復習 190分
11. 室内空気分布計画  吹出口の種類と特性、吹出気流の特性式、空気分布計画 第10回講義までに学んだことの復習 190分
12. 搬送システムの設計1  流体搬送の基礎理論 第11回講義までに学んだことの復習 190分
13. 搬送システムの設計2  配管・ダクト系の抵抗損失計算法、ファン・ポンプの選定法、ポンプ・ファンの比例法則 第12回講義までに学んだことの復習 190分
14. 定期試験  定期試験及びその解説 定期試験に備えた復習 190分
合計 - - 2660分
達成目標との対応・割合

レポート テスト 合計
1. 20% 28% 48%
2. 0% 26% 26%
3. 0% 26% 26%
合計 20% 80% -
評価方法と基準
レポート20%(いずれかの授業で指示)、テスト80%(学期末試験時)を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。
教科書・参考書
教科書:
「空気調和ハンドブック」井上宇市編/丸善出版
参考書:
「基礎教材 建築設備」秋元孝之監修/井上書院
「最新 建築設備工学」田中俊六監修/井上書院
「空気調和設備計画設計の実務の知識」空気調和・衛生工学会編/オーム社
履修登録前の準備
建築設備を履修していることが望ましい。
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • 土曜日12:30-13:10。訪問を事前に連絡することが望ましい。
環境との関連
環境教育科目 (環境教育割合75%)
地域志向
地域志向ではない科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 知識活用力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
該当しない
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当する 総合建設業の建築設備部門において職務経験のある教員による授業科目である。
最終更新 : Thu Mar 21 16:54:25 JST 2019