科目情報
4M341100
ヒューマンファクター研究 / Human Factor/ Exercise 1
教授 春日 伸予 この授業の2016年度のアンケートを参照
授業の概要
ヒューマンファクターとは,人と機械で構成されるシステムが効果的かつ安全に機能するために重要な人間要因をさす。例えば,人が自動車を運転する場合,「人の反応の速さや視野の広さ,歩行者などを認知する度合い」といった人間の特性によって安全性が左右される。こうした人間の特性に合わせて車の様々な機能を開発することで,人間にとって使いやすく,安全で快適な車になるのである。本授業では,人と社会に適応した安全なものづくりをするために,様々な技術・システムに関連した人間要因を研究し,システムのデザインに活かす研究を行う。さらに,人とシステムの情報交換を行う手段としてのHMI(human machine interface)のデザインも行う。
達成目標
  1. 機械が効果的に作動するために必要な人間要因の必要性および必要な場面を理解する。
  2. 重要な人間要因をシステムに反映する手法を理解し実行できる。
  3. 人間要因を反映したシステムの効果を検証する手法を理解し実行できる。
授業で使用する言語
日本語
授業計画
下記の事を討論や実験を通じて学ぶ。
1.人間要因の重要性の理解
2.人間要因を反映したシステムデザインの考案。
3.システムの効果の検証実験。
4.データの分析方法・解釈の仕方の理解。
5. 研究成果をわかりやすく効果的にまとめ発表する。
評価方法と基準
日常の研究活動における活動内容と研究に対する姿勢(50%),研究成果とそのまとめ方および報告(50%)により評価する。
自らの研究に対するしっかりとした目的意識を持ち,十分な情報収集をして適正な手法により研究が出来ているかどうか,研究内容を十分に理解しているのはもちろん,常によりよいものを求める姿勢を持って取り組んでいるかどうか,研究成果を適正に解釈してうまくまとめられているかどうか,そして,それをうまく報告できているかどうか,といった点が評価の重要点となる。
教科書・参考書
様々な専門誌および文献。教員が勧める書籍だけでなく,自ら文献検索を行って様々な情報を得ること。海外の文献にも注目し,世界的な視野に立って研究を行える資料を得ること。
履修登録前の準備
自分が何のために何を研究したいのか,という研究目的を明確にしておくこと。自分の研究対象に関連する人間要因について考えておくこと。
「ヒューマンファクター」の意味を理解しておくこと。ヒューマン・マシン・インターフェースとは何かを理解しておくこと。
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • 決まった時間は,木曜日午後5時~6時。それ以外にも適宜。
    直接面談およびメールでの対応。
環境との関連
環境に関連しない科目
地域志向
地域志向ではない科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 知識活用力を育成する科目
  • 対課題基礎力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
能動的な学修への参加による授業が大部分
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当しない 該当しない
最終更新 : Thu Mar 21 16:17:57 JST 2019