科目情報
5M770300
建設工学演習・デザイン2 / Exercises in Architectural Design 2
教授 原田 真宏
教授 松下 希和
教授 山代 悟
講師 川辺 直哉
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講師 鈴木 丈晴
授業の概要
地方都市に、居住施設および文化交流施設を有する集合住宅を基本とした複合建築群を計画する。周辺の自然・社会環境に応じた生活空間及び地域住民などの交流のための施設を建築計画として適正に解くとともに、地域社会という文脈をどのように捉え、建築計画に活かすかを考察する。
前半の演習において、敷地に関する諸情報の特性を調査・分析し、求められる計画の動機・目的を明確にすることで、課題に対する履修者の理解を深める。後半の演習で段階的に建築の計画・設計を考えていく方法を学ぶ。複数の担当教員によるデザイン・スタジオ形式の設計演習。インターンシップ関連科目。
授業の目的
この授業では、課題計画地における都市的文脈に関する調査・研究方法および地域につながる建築の設計方法について学び、また口頭発表および効果的な表現技術の獲得も目指す。
達成目標
  1. 履修者が複合的な建築を設計するのに必要な技術と知識を、実習を通して得ることができる。
  2. 建築計画を行う上でその文脈となる地域環境について深く考慮する設計手法を学ぶ。
  3. 建築の機能や規模の大小にかかわらず適切なデザインコンセプトを見出すことができる。
  4. 図面・模型・コンピューターモデリングを通じて、各自のデザイン・コンセプトを説得力ある形で表現できる。
  5. 効果的なプレゼンテーションができる
授業で使用する言語
日本語
授業計画

授業計画 授業時間外課題(予習および復習を含む) 必要学習時間
1. ガイダンス:演習の目的と内容を説明し、質疑応答及び討議を行う。 地域社会型複合建築の事例を調査する。 180分
2. 計画敷地・地域分析:履修者各自が計画対象地域の特性を調査・分析する。 対象敷地を調査・分析する。 360分
3. 計画敷地・地域分析の発表:履修者各自が計画対象地域の特性をどのように捉えるかについて発表する。 各自の発表用資料を用意する。 360分
4. 事業・用途分析:対象地域・敷地で求められる都市居住のあり方を検討する。 事業・用途について調査・分析する。 360分
5. 施設規模・機能・プログラム:対象地域・敷地で求められる都市居住のあり方をより具体的に検討する。 マスタープランのスタディ(スケッチ、模型、3Dモデリング) 360分
6. マスタープランのエスキース:各履修者の掲げたサブ課題について、デザイン・スタジオ形式で指導 マスタープランのスタディ(スケッチ、模型、3Dモデリング) 360分
7. 中間プレゼンテーションおよび講評 設計提案書のまとめ及び発表の準備 480分
8. 建築基本計画エスキース:全体課題の建築ブロックプラン、スキマティック・デザイン検討 ブロック・プランのスタディ(スケッチ、模型、3Dモデリング) 360分
9. 建築基本設計エスキース(1):デザイン・ディベロップメント段階基本図相当のスタディ 基本設計図(平・立・断面スケッチ)、模型、3Dモデリングの作成 360分
10. 建築基本設計エスキース(2):平面、断面、立面計画・空間構成・構造/設備技術の考え方のスタディ。 基本設計図(平・立・断面図等)、模型、3Dモデリングの作成 360分
11. 建築基本設計エスキース(3):平面、断面、立面計画・空間構成・構造/設備技術の考え方のスタディ。 基本設計図(平・立・断面図等)、模型、3Dモデリングの作成 360分
12. プレゼンテーション及び講評 設計提案書のまとめ及び発表の準備 480分
13. 建築設計提案書のチェック: 各種図面、模型、3Dモデリングなどの表現技術の改善 設計提案書のまとめの修正・追加 360分
14. 図面表現のプレゼンテーション及び講評 設計提案書のまとめ及び発表の準備 480分
合計 - - 5220分
達成目標との対応・割合

デザインプロセス 設計提案書・内容 設計提案書・表現 プレゼンテーション・講評 合計
1. 10% 20% 30%
2. 10% 20% 30%
3. 10% 10% 20%
4. 10% 10%
5. 10% 10%
合計 30% 50% 10% 10% -
評価方法と基準
成績評価は、次の方法を割合で行う:
ーデザイン・プロセス:演習中での討議を通しての課題の理解や調査分析の成果(30%)
ー設計提案書:設計内容と表現力 (60%)
ープレゼンテーション (10%)
で評価し、総合点60点以上を合格とする。
教科書・参考書
授業時間内に適宜、参考となる建築作品、資料などを紹介する。
履修登録前の準備
地域社会型複合施設の事例文献や実物の調査をしておく。
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • ・基本的にはメールで対応。
    ・面談が必要な場合はメールにて予約を入れること。
環境との関連
環境関連科目 (環境教育割合25%)
地域志向
地域志向授業科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 知識活用力を育成する科目
  • 対人基礎力を育成する科目
  • 対課題基礎力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
能動的な学修への参加による授業が大部分
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当する 実際に建築設計の実務に携わり、集合住宅や公共施設を設計した経験のある教員が、建築設計の考え方や手法を教える。
最終更新 : Thu Mar 21 16:46:49 JST 2019