Course title
006003013
Studies on Globalizing World

okazaki rumi Click to show questionnaire result at 2018
Course description
本授業は、先進国と発展途上国の「格差」がますます顕著となっている世界について、ネガティブな要因の側から観察し、その問題をあぶりだすことを目的としている。70人億人を超える世界の人口のうち先進国に入れられるのは1割強であり、貧困にあえいでいるのはその1/4にも達している。これまで主として先進国に住む「特権層」が推し進めてきたグローバリゼーションは貧者を切り捨てた議論を展開し、所得格差の拡大に歯止めがかからないまま各地では反グローバル化運動が発生している。本授業では、このような現状を批判的に追跡し、敢えて貧困の側からグローバル問題を切り込んでいく。実際、先進国が直面している人身売買や麻薬取引といったダークな側面、人口急減、超高齢化などの社会問題を俎上にあげ、途上国の貧困や環境の劣悪化現象と対比して検証する。
Purpose of class
本来、社会のあり方は、人間の尊厳と安寧にあり、それぞれの主体が感じる幸福の感覚と切り離して考えることはできない。それゆえ、本授業ではグローバリゼーションに纏わる事象を学びつつも、世界の流れを踏まえ「人間の幸福とは何か」という基本的命題に沿って議論を展開し、世界の問題を共有することが重要である。
Goals and objectives
  1. グローバリゼーションについて理解できる。
  2. 多角的な視点からグローバルな問題について考えることができる。
  3. 1,2を踏まえ自らの考えを持って議論が展開できる。
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. イントロダクション
グローバリゼーションとは
国際化とグローバル化の違いについて調べる 60minutes
グローバル化のプラスとマイナスの側面について調べる 60minutes
2. 該当部分予習と復習 120minutes
グローバル企業と多国籍企業(MNC)の違いについて調べ、それぞれ5社リストアップする 60minutes
3. 該当部分予習と復習 120minutes
4. 該当部分予習と復習 120minutes
5. 通信コミュニケーション 該当部分の予習と復習 240minutes
デジタル・デバイドについて調べる 60minutes
6. まとめと中間試験 該当部分予習と復習 250minutes
中間試験準備 120minutes
7. 格差 該当部分予習と復習 120minutes
8. ナショナリズム 該当部分予習と復習 120minutes
9. 人口急減、超高齢化社会 該当部分予習と復習 120minutes
10. 環境、エネルギー問題 該当部分の予習と復習 120minutes
11. 労働環境 該当部分予習と復習 120minutes
発表準備 120minutes
12. 幸福度 該当部分予習と復習 120minutes
発表準備 120minutes
13. 最終発表1 該当部分の復習 120minutes
発表準備 120minutes
14. 最終発表2 該当部分の復習 120minutes
発表準備 120minutes
Total. - - 2650minutes
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

課題 中間試験 期末試験 Total.
1. 6% 10% 10% 26%
2. 7% 10% 10% 27%
3. 7% 10% 30% 47%
Total. 20% 30% 50% -
Evaluation method and criteria
課題(20%)、中間試験(30%)、最終発表(50%)を総合して評価する。
最終発表は収集したデータをそのまま提示するのではなく、分析や考察にオリジナリティが加えられたものを評価する。
授業回数の3分の1以上欠席した場合、単位取得を認めない。
履修者人数が多い場合、課題を変更することがある。
Textbooks and reference materials
授業内に指定する。
Prerequisites
シラバスを読んでおくこと。
第1回目の授業で履修(許可)者を確定するので、履修を希望する者は「必ず出席」すること。
Office hours and How to contact professors for questions
  • 大宮キャンパスでは水曜日3限、豊洲キャンパスでは金曜日
  • メールでの質問を受け付ける。
Relation to the environment
Environment-related course (10%)
Regionally-oriented
Regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
Active-learning course
More than one class is interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicatable
Applicatable 国内外で行ってきた調査研究の経験を活かしグローバリゼーションについて講義を行う。
Last modified : Thu Mar 21 15:03:18 JST 2019