00601303
2 Studies on Sustainable Region
あらゆる人間活動は、それぞれ特定の地域において営まれている。それゆえ、持続可能な地域の実現は、人間活動の持続可能性や人々の幸福につながると言っても過言ではない。一方で、現時点では多くの地域が様々な問題を抱えており、持続可能な状態とはいえない。また、地域における人間活動は、地域の自然環境や人間環境と深く関わっており、それらを無視した技術・システム・政策の導入は、かえって地域の持続性を損なう可能性もある。
そこで本講義では、世界や日本の事例を踏まえつつ、地域の環境と人間活動との関わりや地域の抱える様々な課題を理解し、持続可能な地域とはどのようなものかについて考えていきたい。
地域における環境と人間活動との関わりや地域の抱える課題について、具体的な事例を通じて学び、持続可能な地域の実現に向けた具体的な方策について論理的に考えることができるようにすること。
- 地域の環境と人々の活動との関わりについて理解できる。
- 国内外の地域が抱える様々な課題について環境に関連付けて説明することができる。
- 持続可能な地域の実現に向けて、具体的な方策を考えることができる。
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Class schedule |
HW assignments (Including preparation and review of the class.) |
Amount of Time Required |
1. |
イントロダクション:持続可能な開発目標と世界・日本の現状 |
シラバスを確認しておく |
30minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
2. |
途上国農村における資源利用と変容(1) :焼畑は環境破壊か? |
前回講義で提示した予習項目を予習する |
50minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
3. |
途上国農村における資源利用と変容(2) :「緑の革命」の功罪 |
映像資料を見て、自分の意見をまとめておく |
50minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
4. |
途上国都市の開発と課題:なぜ人々はごみを拾うのか? |
映像資料を見て、自分の意見をまとめておく |
50minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
5. |
グローバルな資源エネルギー問題と地域 :なぜ紛争が起こるか? |
前回講義で提示した予習項目を予習する |
50minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
6. |
中間まとめ |
講義で提示したレポートに取り組む |
350minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
7. |
日本の農山村と社会変化(1):農林業の危機と過疎 |
前回講義で提示した予習項目を予習する |
50minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
8. |
日本の農山村と社会変化(2):なぜ日本の農山村は消滅しなかったか? |
映像資料を見て、自分の意見をまとめておく |
100minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
9. |
日本の都市における生活空間とサービス(1):時間と空間の制約 |
自分の平日の24時間のスケジュールを確認しておく |
100minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
10. |
日本の都市における生活空間とサービス(2):待機児童はなぜ生まれるのか? |
自分が住む地域の待機児童の現状を調べてくる |
50minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
11. |
試験と解説 |
期末試験に向けてこれまでの内容を復習しておく |
200minutes |
授業内容を振り返り、ノートの整理など復習を行う |
100minutes |
12. |
グループワーク(1):2040年に地域はどのような課題を抱えているか? |
配布したデータを確認し、2040年の地域の課題を確認しておく |
50minutes |
話し合った地域の抱える課題についてまとめる |
50minutes |
13. |
グループワーク(2):持続可能な地域をどう実現するか? |
地域の課題を解決するために必要な政策を考えておく |
50minutes |
話し合った地域の抱える課題についてまとめる |
50minutes |
14. |
グループワーク(3):発表会 |
話し合った政策についてまとめて発表資料を作成する |
200minutes |
話し合った政策についてまとめてレポートを作成する |
220minutes |
Total. |
- |
- |
2800minutes |
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'
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小テスト |
レポート |
期末試験 |
Total. |
1. |
5% |
10% |
10% |
25% |
2. |
10% |
10% |
20% |
40% |
3. |
5% |
20% |
10% |
35% |
Total. |
20% |
40% |
40% |
- |
Evaluation method and criteria
小テストで講義内容を正しく理解できていれば20%(満点)。
与えられた課題を正しく理解し、十分な考察ができており、形式的にも問題ないレポートが書かれていれば40%(満点)。
期末試験で講義内容を正しく理解し、十分な考察ができていれば40%(満点)。
上記を合わせて60%以上で合格とする。
欠席回数が5回を超える場合や提出物が未提出の場合、期末試験を受けることはできない。
Textbooks and reference materials
特に教科書は指定しない。参考書は随時紹介する。
(1)1回目の授業で授業内容や成績評価について詳細に説明するため、必ず出席すること。1回目の授業に無断欠席した場合は履修許可を取り消すことがある。
(2)webやマスメディア(新聞、テレビなど)で取り上げられる世界や日本の状況について常に注意を払うこと。
Office hours and How to contact professors for questions
Relation to the environment
Environment practical course (100%)
Regionally-oriented course
Development of social and professional independence
- Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
- Course that cultivates a basic interpersonal skills
- Course that cultivates a basic problem-solving skills
- Course that cultivates a basic self-management skills
More than one class is interactive
Course by professor with work experience
Work experience |
Work experience and relevance to the course content if applicatable |
N/A |
該当しない |
Last modified : Sat Mar 23 04:16:09 JST 2019