Course title
5M9985001
Research and Study on Regional Environmental Management

kurishima hideaki
Course content
 本特論では、地域における人間活動を対象に、環境面・社会面での影響を把握し、これを改善に役立てる手法について扱う。
 さまざまなスケールで発生している環境問題も、その原因をたどれば地域における人間活動(政策、技術システム、インフラ)に還元されるため、地域レベルの環境経営は極めて重要である。そして、実際に環境経営を進める際には、対象となる環境影響などを定量的に把握し、改善につなげる手法が必要である。また、そうした環境経営を現実的なものにしていくためには、経済面や社会面への配慮も必要となる。
 本特論では、文献購読や現地調査を中心に基本的な知識を深め、その後各自(あるいはグループ)で自主研究を行い、手法の習得を確かなものにする。本特論で取り扱うツールは、フィールドワークや各種の社会調査法、地理情報システム(GIS)、社会システムのライフサイクルアセスメント(LCA)、環境効率、外部性評価(表明選好法など)などである。
Purpose of class
地域レベルで環境経営を進めるための手法を学び、自らのテーマを設定してその手法を適用して評価や分析ができるようにすること。
Goals and objectives
  1. 地域環境経営について理解する
  2. 地域環境経営に必要な様々な手法を取得する
  3. 取得した手法を実際の事例に用いることができる
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. ガイダンス シラバスを確認しておく 20minutes
2. 文献講読(1):ライフサイクル思考の必要性 文献の該当部分を読み、不明な点を整理しておくこと 60minutes
報告レジュメを作成しておくこと 120minutes
3. 文献講読(2):ライフサイクルアセスメント(LCA)の基礎 文献の該当部分を読み、不明な点を整理しておくこと 60minutes
報告レジュメを作成しておくこと 120minutes
4. 文献講読(3):LCAの地域での適用(1)目的および調査範囲の設定 文献の該当部分を読み、不明な点を整理しておくこと 60minutes
報告レジュメを作成しておくこと 120minutes
5. 文献講読(4):LCAの地域での適用(2)インベントリ分析 文献の該当部分を読み、不明な点を整理しておくこと 60minutes
報告レジュメを作成しておくこと 120minutes
6. 文献講読(5):LCAの地域での適用(3)インパクト評価 文献の該当部分を読み、不明な点を整理しておくこと 60minutes
報告レジュメを作成しておくこと 120minutes
7. 文献講読(6):LCAの地域での適用(4)事例評価 文献の該当部分を読み、不明な点を整理しておくこと 60minutes
報告レジュメを作成しておくこと 120minutes
8. 中間まとめ これまでの学習を整理しておく 400minutes
9. フィールド調査(1):準備 見学先について資料を集めて熟読しておく 100minutes
10. フィールド調査(2):現地調査 見学先での質問を考えておく 100minutes
11. 自主研究の報告・ディスカッション(1):テーマ設定 報告レジュメを作成しておく 100minutes
12. 自主研究の報告・ディスカッション(2):データ収集状況の報告 必要なデータを収集する 200minutes
報告レジュメを作成しておく 100minutes
13. 自主研究の報告・ディスカッション(3):データ分析状況の報告 データを分析する 200minutes
報告レジュメを作成しておく 100minutes
14. 自主研究の報告・ディスカッション(4):研究成果の発表 報告レジュメを作成しておく 250minutes
Total. - - 2650minutes
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

報告と議論への参加 現地調査レポート 自主研究レポート Total.
1. 10% 5% 0% 15%
2. 10% 10% 20% 40%
3. 10% 5% 30% 45%
Total. 30% 20% 50% -
Evaluation method and criteria
担当回の報告をしっかりと行い、議論にも積極的に参加できていれば30%(満点)。
現地調査に参加し、調査レポートが十分にできていれば20%(満点)。
自主研究について、調査分析を学んだ手法を用いた十分な考察ができていれば50%(満点)。
上記を合わせて60%以上で合格とする。
Textbooks and reference materials
教科書:玄地裕, 稲葉敦, 井村秀文 編「地域環境マネジメント入門−LCAによる解析と対策」東京大学出版会 ISBN978-4-13-062829-7
参考書:稲葉敦編著:「改訂版 演習で学ぶLCA−ライフサイクル思考から、LCAの実務まで」株式会社シーエーティ(生協のみで販売)
     日本建築学会:「建物のLCA指針 -温暖化・資源消費・廃棄物対策のための評価ツール-」日本建築学会
     「地域調査ことはじめ—あるく・みる・かく」梶田真、加藤政洋、仁平尊明編(ナカニシヤ出版)
     その他、社会調査関連書籍
Prerequisites
扱う内容が多岐にわたるため、受講生には教科書や参考書を用いた十分な予習・復習を求める。
Office hours and How to contact professors for questions
  • 大宮:水曜日4限に講師室にて。豊洲:月・金曜日の4限に研究室にて
Regionally-oriented
Regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
  • Course that cultivates a basic interpersonal skills
  • Course that cultivates a basic self-management skills
Active-learning course
Most classes are interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicatable
N/A 該当しない
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 7.AFFORDABLE AND CLEAN ENERGY
  • 11.SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES
  • 12.RESPONSIBLE CONSUMPTION & PRODUCTION
  • 13.CLIMATE ACTION
  • 14.LIFE BELOW WATER
  • 15.LIFE ON LAND
Last modified : Wed May 20 04:13:25 JST 2020