Course title
5M7020001
Durability Design for Steel Structures

anami kengo Click to show questionnaire result at 2019
Course content
構造物の主な劣化現象は疲労と腐食である。現在、鋼構造物、特に鋼橋梁においてこれらの劣化現象が顕在化しており社会的な問題となっており、これらの現象およびそれに対する対策を理解し、実践していく能力を有することは、これからの建設系技術者にとって重要なことと考えられるが、現状、鋼構造物の耐久性設計に関わる講義が現在ないことが申請理由である。本講義では鋼構造物の耐久性設計について、特に鋼橋梁などの道路鋼構造物や水門・海洋構造物などを例に挙げ、これらの構造物の劣化の現状と、それらの劣化現象に対する耐久設計手法、劣化の検知や補修・補強法といった維持管理手法などを、最新の技術情報を併せて講義を行う。授業は講義形式で行う。但し、講義開始数回は、講義を理解するための基礎的な情報として、鋼材の種類と性質・溶接等の接合法、破壊力学などの基礎的な情報を講義することから開始する。
Purpose of class
鋼構造物の劣化メカニズムに対する耐久設計法および補修補強対策を理解することを目的とする。そのため、鋼材料・鋼の接合方法・鋼構造物の構造などの基礎知識を学んだ後に、診断方法・補強方法などの知識を得ることを目的とする
Goals and objectives
  1. 鋼構造物の劣化メカニズムを理解する
  2. 鋼構造物の耐久性設計について理解する
  3. 実構造物に生じる劣化現象原因の解明手法および補修補強設計について理解する
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. 鋼構造物の劣化の現状 学部時に学習した鋼構造について復習しておくこと 120minutes
2. 鋼材の種類と機械的性質 鋼の機械的性質と化学組成の関係について復習しておくこと 190minutes
3. 鋼材の接合1 ボルト接合について予習・復習しておくこと 190minutes
4. 鋼材の接合2 溶接接合について予習・副手しておくこと 190minutes
5. 疲労現象の概説 疲労現象について復習しておくこと 190minutes
6. 鋼構造物における疲労発生メカニズムの概説――ケーススタディー N/A 0minutes
7. 疲労設計(道路橋) 疲労設計について復習しておくこと 190minutes
8. 疲労現象の検知 種々の非破壊検査法について復習しておくこと 240minutes
9. 疲労現象の診断 累積損傷度、余寿命評価などについて復習しておくこと 240minutes
10. 疲労現象の補修・補強 疲労損傷の補修・補強法を復習しておくこと 240minutes
11. 腐食現象の概説 腐食メカニズムについて理解すること 190minutes
12. 鋼構造物における腐食発生メカニズム――ケーススタディー 鋼構造物の腐食の特徴について理解すること 190minutes
13. 腐食現象に対する診断・補修・補強 腐食現象の診断・補修・補強方法について理解すること 190minutes
14. 試験及びその解説 授業全体を復習しておくこと 240minutes
Total. - - 2600minutes
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

課題1 課題2 期末試験 Total.
1. 10% 20% 30%
2. 10% 20% 30%
3. 5% 5% 30% 40%
Total. 15% 15% 70% -
Evaluation method and criteria
課題30点と期末試験70点で評価する(60点以上を合格とする)
Textbooks and reference materials
特になし
Prerequisites
特になし
Office hours and How to contact professors for questions
  • 各講義後
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
Active-learning course
N/A
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicatable
N/A N/A
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 9.INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRUCTURE
Last modified : Sat Mar 21 13:25:59 JST 2020