科目情報
F0846900
工業数学 / Engineering Mathematics
教授 広瀬 数秀
教授 武藤 憲司
授業の概要
情報通信工学分野に、どのように微積分やフーリエ解析等が応用されるかを英語を通して学修する。
特に学修では、情報の伝達に必要になる電波工学と音響工学を対象にして、二つの波動工学に用いられる工業数学について理解する。
理解を深めるために、授業中になるべく多くの課題を解きながら必要な工業数学を身に付ける。
授業の目的
 電波工学に関する工業数学では、主として微積分がどのように応用されているかを理解する。
すなわち、初めに微積分で表現できる電磁波現象を復習してその関数方程式を知り、次に関数方程式を解く一般的な手法を学ぶ。
 音響工学に関する工業数学では、主としてフーリエ解析がどのように応用されているかを理解する。
すなわち、初めにスペクトル解析の用語を理解し説明できるようにし、次にスペクトル解析の基本的な演習が解けるようにする。
達成目標と学修・教育到達目標との対応

達成目標 学修・教育到達目標との対応
1. 微積分で表現できる電磁波現象が関数方程式になることを理解できる。
D3
2. 関数方程式を解く一般的な手法を理解できる。
D3
3. スペクトル解析の用語を理解し説明できる。
D3
4. スペクトル解析の基本的な演習ができる。
D3
授業で使用する言語
英語
授業計画

授業計画 授業時間外課題(予習および復習を含む) 必要学習時間
1. 1章 電波工学における数学 配布資料 190分
2. 1.1 電波 配布資料 190分
3. 1.2 微積分 配布資料 190分
4. 1.3 関数方程式 配布資料 190分
5. 1.4 展開関数と重み関数 配布資料 190分
6. 1.5 関数の内積 配布資料 190分
7. 1章の総復習
(1) 電波
(2) 微積分
(3) 関数方程式
(4) 展開関数と重み関数
(5) 関数の内積
配布資料 190分
8. 2章 音響工学における数学
2.1 音波
参考書(1) 190分
9. 2.2 フーリエ変換 参考書(1) 190分
10. 2.3 波形の離散化 参考書(1) 190分
11. 2.4 離散フーリエ変換とスぺクラム 参考書(1) 190分
12. 2.5 時間窓 参考書(1) 190分
13. 2.6 インパルス応答関数 参考書(1) 190分
14. 2章の総復習
(1) 音波
(2) フーリエ変換
(3) 波形の離散化
(4) 離散フーリエ変換とスペクトラム
(5) 時間窓
(6) インパルス応答関数
参考書(1) 190分
合計 - - 2660分
達成目標との対応・割合

examination report 合計
1. 10% 2% 12%
2. 30% 8% 38%
3. 10% 2% 12%
4. 30% 8% 38%
合計 80% 20% -
評価方法と基準
・評価方法
 課題:20% ; 中間と期末試験:80%

・基準
 参考書(1)内の演習問題に対して、60%以上の正解率を合格の目安とする。
教科書・参考書
参考書: (1) Ken'iti Kido, Digital Fourier Analysis: Fundermentals, Springer.
履修登録前の準備
次の科目を履修していること。
・電波工学と電磁気学
・音響工学と信号処理
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • 授業後の昼休み時間 (12:30-13:00)
    ・広瀬:研究室 (12E32)
    ・武藤:研究室 (12Q32)
地域志向
地域志向ではない科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 知識活用力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当しない 該当しない
SDGs(持続可能な開発目標)関連項目
    最終更新 : Sat Mar 21 11:43:54 JST 2020