科目情報
F0055100
電気回路基礎 / Fundamentals of Electric Circuits
教授 堀江 亮太 この先生のアンケート一覧を参照
助教 李 ひよん
授業の概要
電気回路理論は電気系の必須科目であると同時に,多くの分野への適用が可能な学問である.本講義では,オームの法則,キルヒホッフの法則を柱とした回路理論を学ぶとともに,交流回路を解析する上での基礎理論を習得する.また,基礎回路から回路網の取り扱いへ発展させていく.特に,回路網の特徴を表現する行列について学ぶ.
授業の目的
電気回路で必要となる基礎的な概念,交流回路を解析する上で必要となる基礎理論,回路網を解析する上で必要となる概念やその数学的表現を学ぶことを目的とする.
達成目標と学修・教育到達目標との対応

達成目標 学修・教育到達目標との対応
1. 学生は、直流回路,交流回路およびこれらを解析するために重要な複素数・ベクトル記号法について理解することができる.
D1
2. 学生は、与えられた回路に対し,回路方程式を立てることができ,基本的な解析を行うことができる.
D1
3. 学生は、行列による回路網の表現について理解できる
D1
授業で使用する言語
日本語
授業計画

授業計画 授業時間外課題(予習および復習を含む) 必要学習時間
1. ・講義内容説明
・回路理論の基礎(1)
‐電荷と電流,電圧,抵抗,電源
‐オームの法則
授業中に配布する課題 190分
2. ・回路理論の基礎(2)
‐直流回路
‐直流電力,エネルギー
‐キルヒホッフの法則
授業中に配布する課題 190分
3. ・交流回路(1)
‐抵抗
‐静電容量
‐R-C回路
授業中に配布する課題 190分
4. ・交流回路(2)
‐自己インダクタンス
‐R-L回路
‐R-L-C回路
授業中に配布する課題 190分
5. ・交流回路(3)
‐瞬時値,平均値,実効値
‐交流電力
‐正弦波の表現方法:振幅,各周波数,周波数,位相
授業中に配布する課題 190分
6. ・複素記号法/ベクトル記号法(1)
‐正弦波と複素数表示
‐ベクトル表示,基準ベクトル
‐複素インピーダンス,複素アドミタンス,
‐電力のベクトル表示
授業中に配布する課題 190分
7. 複素記号法/ベクトル記号法(2)
‐複素記号法を用いた交流回路の解析
‐交流回路の諸定理
授業中に配布する課題 190分
8. 複素記号法/ベクトル記号法(3)
・ベクトル軌跡
・共振回路
・相互誘導回路
授業中に配布する課題 190分
9. 演習:「回路理論の基礎(1)」から「複素記号法/ベクトル記号法(3)」まで 授業中に配布する課題 190分
10. 線形回路解析(1)
‐回路方程式の解析
‐キルヒホフの法則
授業中に配布する課題 190分
11. 線形回路解析(2)
‐環路解析法,節点解析法
‐回路網の諸定理:テブナンの定理,ノートンの定理,重ね合わせの理
授業中に配布する課題 190分
12. 2端子対回路(1)
‐Z,Y,F,H,Gパラメータ
‐パラメータの意味
授業中に配布する課題 190分
13. 2端子対回路(2)
‐2端子対回路の結合
‐等価回路
授業中に配布する課題 190分
14. 演習:「路理論の基礎(1)」から「2端子対回路(2)」まで 授業中に配布する課題 180分
合計 - - 2650分
達成目標との対応・割合

毎回の課題 合計
1. 40% 40%
2. 20% 20%
3. 40% 40%
合計 100% -
評価方法と基準
各回の課題(合計100%、100点満点)で評価をします.
授業で紹介する演習問題やその類題が確実に解けるようになれば60点を取得できる.
教科書・参考書
教科書:「電気回路教本(第2版)」,橋本洋志(著),Ohmsha
履修登録前の準備
直流回路,微分積分、複素数平面と複素数の演算、線型代数
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • 水曜日の昼休み、訪問を事前に連絡することが望ましい
地域志向
地域志向ではない科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 知識活用力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当しない 該当しない
SDGs(持続可能な開発目標)関連項目
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
最終更新 : Tue Mar 23 04:07:41 JST 2021