Course title
H01407003
Concrete Structures Science 2

katsuki futoshi Click to show questionnaire result at 2019
Course description
鉄筋コンクリート構造物の破壊機構のひとつであるせん断破壊について説明し、そのせん断抵抗機構について講義する。さらに、現行の設計方法に基づきせん断耐力の算出方法を説明し、せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の断面設計ができるようにする。また、後半は長大橋梁等に利用されているプレストレストコンクリートについて講義し、最終的には、現行の設計方法に基づいてプレストレスコンクリートの断面設計ができるようにする。
Purpose of class
鉄筋コンクリート部材のせん断メカニズムを理解させ、設計耐力の算定ができるようにする。またプレストレストコンクリート部材の種類、プレストレスの導入方法などを解説し、設計方法について理解させることを目的とする。
Goals and objectives
  1. 学生が鉄筋コンクリート構造物のせん断ひび割れの発生メカニズムとせん断抵抗機構を理解し、せん断破壊の種類を分析することができる。
  2. 学生が鉄筋コンクリートのせん断破壊挙動を理解するとともに終局せん断耐力を算出することができ、せん断破壊に対する安全性について分析することができる。
  3. 学生が鉄筋コンクリートのせん断破壊と曲げ破壊について理解し、その判別方法について分析することができる。
  4. 学生がプレストレスコンクリート構造物の弾性挙動を理解するとともに設計上の使用限界状態を理解し、使用性について分析することができる。
  5. 学生がプレストレスコンクリートコンクリート構造物の破壊挙動を理解するとともに設計上の終局限界状態を理解し、破壊に対する安全性について分析することができる。
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. プレストレストコンクリート建設業協会による出前講座
・プレストレストコンクリートの基礎知識(導入教育)
・プレストレストコンクリート構造物の紹介
テキストp.177を予習 50minutes
授業の復習 50minutes
2. プレストレストコンクリート(1)
・プレストレストコンクリートの原理と種類
・プレストレス力の導入及び損失
テキストp.177−p.188を予習 50minutes
授業の復習 50minutes
3. プレストレストコンクリート(2)
・矩形断面に発生する断面応力の算定
・換算断面二次モーメントの算出
テキストp.187−p.192を予習 50minutes
授業の復習 50minutes
4. プレストレストコンクリートの使用限界状態
・矩形断面に発生する断面応力の算定と使用性照査
テキストp.193−p.196を予習 50minutes
授業の復習 50minutes
5. プレストレストコンクリートの終局限界状態(1)
・矩形断面の安全性照査
テキストp.197を予習 50minutes
授業の復習 50minutes
6. プレストレストコンクリートの終局限界状態(2)
・T型断面の安全性照査
テキストp.198−p.200を予習 50minutes
授業の復習 50minutes
7. プレストレストコンクリートの設計演習(1)
・使用限界状態
(テキストの例題を使った演習)
テキストp.194−p.195を予習 50minutes
授業の復習 50minutes
8. プレストレストコンクリートの設計演習(1)
・終局限界状態
(期末テストの過去問を使った演習)
テキストp.198−p.200を復習 200minutes
授業の復習 50minutes
9. せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計(1)
・せん断破壊のメカニズム
・せん断破壊の形態とせん断スパン比
テキストp.72−p.74を予習 200minutes
授業の復習 50minutes
10. せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計(2)
・せん断抵抗のメカニズム
テキストp.78−p.80を予習 200minutes
授業の復習 50minutes
11. せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計(3)
・コンクリートが受け持つせん断耐力の評価
テキストp.80−p.81を予習 200minutes
授業の復習 50minutes
12. せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計(4)
・せん断補強筋が受け持つせん断耐力の評価
テキストp.82-p84を予習 150minutes
授業の復習 50minutes
13. せん断力を受ける鉄筋コンクリート構造物の設計(5)
・せん断破壊と曲げ破壊の判別
・せん断耐力の安全性評価と破壊形態判別に関する演習
テキストp.87−p.89を予習 100minutes
授業の復習 50minutes
14. 期末試験と解説 期末テストの過去問を使った復習 300minutes
第2回目から第13回目の授業の復習 300minutes
Total. - - 2650minutes
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

期末試験 Total.
1. 25% 25%
2. 25% 25%
3. 10% 10%
4. 15% 15%
5. 25% 25%
Total. 100% -
Evaluation method and criteria
(1)期末試験結果によって成績を評価するが、60点以上を教育到達目標を達成したものとする。
(2)5回以上の欠席は不合格とする。
Textbooks and reference materials
戸川一夫・岡本寛昭・伊藤秀敏・豊福俊英共著「コンクリート構造工学」(第4版)森北出版
Prerequisites
土木構造物概論、材料の工学、土木の力学、コンクリート構造学1
Office hours and How to contact professors for questions
  • 豊洲校舎:17:00〜20:00
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
Active-learning course
N/A
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicatable
Applicatable コンクリート構造物(橋梁、ダムなど)の施工および構造設計(研究開発を含む)の実務経験を活かし、鉄筋コンクリート部材のせん断抵抗メカニズム、およびプレストレストコンクリート部材の力学的挙動及び設計概念を教授する。
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
    Last modified : Sat Mar 21 12:24:49 JST 2020