Course title
H06842004
Graduation Thesis2

katsuki futoshi
Course description
3年次まで修得した知識を基に、学生自らが特定の具体的課題に対し主体的に取り組み、最終的にその成果を卒業論文・卒業設計の形で提出する。この課題決定は教員と学生とで調整し、その遂行にあたっては研究室や実験室において通年に亘り日常的且つ定期的に行うゼミ等の指導体制が採用され、取り組み方や努力の傾注の仕方についての厳しい指導がなされる。また,卒業研究を実施するにあたり,その内容や継続性の観点から,少なくとも週8時間,前期後期あわせて32週の取り組みが必要であり,卒業研究の授業時間を最低250時間に設定している.研究テーマによっては,研究の一部を海外で実施する場合がある.
Purpose of class
3年次までに習得した知識やスキルに基づき、特定のテーマについて適切な実験や解析を行い、技術的課題に対する解決策に関する新たな知見を獲得することを通じて、技術者としての姿勢、構想力・問題設定力、問題解決力の向上を図るとともに、その過程を通じて文章作成力、対話力、自己学習力、現場力・計画実行力を育む。土木工学分野におけるデザイン能力の育成を図る科目の一つである。
Goals and objectives
  1. 課題の背景を理解し,研究の意義を説明できる
  2. 専⾨知識を活⽤し,適切な実験や解析を⾏い,結論を出せる
  3. 課題を整理し,専⾨知識を活⽤し,課題に対する解決策を提⽰できる
  4. 論理的な技術⽂章を作成できるとともに,会話では⾃分の意⾒を正確に伝えると同時に,相⼿の意⾒を理解し適切に応答できる
  5. ⾃主的かつ継続的に学習し,学習結果を評価し,その評価をもとに,次の課題を設定できる
  6. 研究実施において期間内に⾏うべき計画を⽴案し,その計画に沿って研究を進めることができる
Language
Japanese
Research Guidance
Concrete Structure Eng.
Research Content
現在,今後増大する高齢化インフラ施設に対する投資(補修・補強・点検費用)問題に加え,老朽化したインフラ施設に起因する事故や損傷が社会・経済に多大な影響を及ぼし始めています。特に笹子トンネルの事故においては,尊い命が失われ,長期の通行止めにより社会・経済活動に大きな影響を与え,復旧に多大なコストが費やされました。
こうした中,国土交通大臣は第183 回通常国会における国土交通行政に関する所信の中で,2013年を「社会資本メンテナンス元年」と位置付け,社会資本の維持管理・更新への取組を積極的に進めていく姿勢を示しております。また非破壊検査技術等の新技術やITの活用により,維持管理・更新システムを高度化し,インフラ管理の安全性,信頼性,効率性の向上を実現しようとする取組みが国交省等において議論されています。よって安全・安心なインフラ施設を維持していくための調査・点検技術への期待はさらに増すと共に,従来の調査・点検手法の改善が要求されるものと予測されます。
コンクリート構造物の維持管理手法もそれに応じて再確立化されつつありますが、われわれの研究室では、効率的な維持管理手法を確立させるための基礎的な技術開発に関する研究を実施しています。
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

卒業論文・発表 Total.
1. 25% 25%
2. 10% 10%
3. 10% 10%
4. 35% 35%
5. 10% 10%
6. 10% 10%
Total. 100% -
Evaluation method and criteria
・38項目からなる「卒業研究の実施と評価に関する規程」を新たに定め、これにより実施し、評価するので、熟読しておくこと。主なものは以下のとおり。
・60点以上を合格とする。
・配属研究室の指導教員による評価と、指導教員を除く全教員の評価の2つの合計点として評価する。
・卒業研究従事時間表を各自記録し、提出すること
・卒業研究を後期継続し難い場合、後期途中で打ち切りを勧告することがある。
・卒業研究概要・本文・発表のすべてが必須である。
Textbooks and reference materials
テーマごとに参考文献、資料を指定する
Prerequisites
土木に関する幅広い勉強
問題点に関する各自の積極的な取り組み
Office hours and How to contact professors for questions
  • 「卒業研究の実施と評価に関する規程」に基づき、指導教員やクラス担当が質問などを受け付ける。
  • 必要に応じ屋外調査、外部機関との共同研究等もある
Regionally-oriented
Regionally-oriented graduation thesis, master's thesis and doctoral dissertation
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
  • Course that cultivates a basic interpersonal skills
  • Course that cultivates a basic self-management skills
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
Active-learning course
Most classes are interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicatable
Applicatable ・機械学習を利用した新しい打音法によるコンクリート内部異常検知に関する研究
・自動印パクターを用いた建築外壁材の浮きの検出に関する研究
・橋梁の維持管理用のための3Dデータの取得方法に関する研究
・偏光カメラを利用したコンクリート表面の劣化損傷画像の精度向上に関する研究
・深層学習等を利用したコンクリート表面損傷画像の抽出方法に関する研究
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 11.SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES
Last modified : Sat Mar 21 14:04:19 JST 2020