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3 Educational Sociology
教育社会学に関する理論的基礎を押さえた上で、教育に関する社会的、制度的又は経営的事項に諸事例をはじめとする具体的諸課題を取り上げて検討し、最終的には、現代社会、ないし21世紀社会における学校教育の社会的、制度的又は経営的事項の諸可能性へと考察を進める。
本講義は、教育を社会学的な視点から考察し、現代社会における教育的諸課題とその背景に関する理解の深化を図りながら、教育に関する社会的、制度的又は経営的諸問題の解決に必要となる基本的知見・視点を受講生が獲得できるようになることを目指す。
- 学校が現在の姿になるまでの歴史的な変遷過程を理解し、説明することができる
- 日本の学校教育制度と世界の学校教育制度を比較することを通して理解し、説明することができる
- 学校という場において形成される独特の文化について理解し、これまでの教育経験と照らし合わせて反省的に考察することができる
- 教育問題の見方と考え方を理解し、昨今の教育問題について、自分の意見をまとめることができる
- 他者と協同して作業を行うなかで、自らの教育に対する考え方を相対化し、広い視野で教育問題について考察することができる
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Class schedule |
HW assignments (Including preparation and review of the class.) |
Amount of Time Required |
1. |
ガイダンス:教育社会学とは何か |
シラバスを熟読する |
60minutes |
2. |
教育の社会学的基礎1(教育の公共性) |
テキスト第1章を読んでおく |
190minutes |
3. |
教育の社会学的基礎2(人間形成と社会化) |
テキスト第5章を読んでおく |
190minutes |
4. |
教育の社会学的基礎3(階層・再生産と家族の教育的機能) |
現行の教育基本法について調べておく |
190minutes |
5. |
現代の学校教育における制度的又は経営的事項1(教育法規について考える) |
テキスト第4章を読んでおく |
190minutes |
6. |
現代の学校教育における制度的又は経営的事項2(学校運営と家庭・地域社会との連携) |
テキスト第9章を読んでおく |
190minutes |
7. |
現代の学校教育における制度的又は経営的事項3(学校安全・防災と地域社会との連携) |
テキスト、ノート、資料に目をとおし、試験に向けて十分に復習しておく |
250minutes |
8. |
現代の学校教育における制度的又は経営的事項4(学級運営と教師-生徒関係) |
配布資料に目をとおしておく |
190minutes |
9. |
現代の学校教育における制度的又は経営的事項5(諸外国における教育制度) |
多様なメディアが普及したことで起こる教育問題について調べておく |
190minutes |
10. |
教育課題の社会学的諸相1(教育問題の見方・考え方) |
テキスト第14章を読んでおく |
200minutes |
11. |
教育課題の社会学的諸相2(学校における多様な進路への対応) |
テキスト第10章を読んでおく |
190minutes |
12. |
教育課題の社会学的諸相3(情報社会、グローバル社会と教育) |
プレゼンテーションに向けての資料収集、発表準備を行う |
100minutes |
できるだけグループで議論、作業する時間を作る |
100minutes |
13. |
教育課題の社会学的諸相4(学校教育とジェンダー) |
プレゼンテーションに向けての資料収集、発表準備を行う |
100minutes |
できるだけグループで議論、作業する時間を作る |
100minutes |
14. |
教育課題の社会学的諸相5(いじめ、体罰、多様性への対応)、筆記試験 |
プレゼンテーション本番の準備を行う |
120minutes |
できるだけグループで議論、作業する時間を作る |
100minutes |
Total. |
- |
- |
2650minutes |
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'
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リアクションペーパー |
授業参加 |
学期末試験 |
Total. |
1. |
4% |
4% |
10% |
18% |
2. |
4% |
4% |
10% |
18% |
3. |
4% |
4% |
10% |
18% |
4. |
4% |
4% |
30% |
38% |
5. |
4% |
4% |
|
8% |
Total. |
20% |
20% |
60% |
- |
Evaluation method and criteria
授業への参加/20.0% 、毎回の授業のリアクションペーパー/20.0%、学期末試験/60.0%
上記の合計点において60点以上を合格とする。
(60点:本講義において必要最低限ラインの知識が修得できているレベル)
Textbooks and reference materials
【教科書】
『理系教職のための教育入門』(東野充成、谷田川ルミ編著、学文社)
【参考書】
授業中に適宜資料を配布する
常に身の回りの教育問題などに目を配り、新聞やニュースなどをチェックすることが求められる。中間試験やプレゼンテーションでは、授業の内容の理解に加えて自分自身の視点からの考察も重視するので、日頃から教育に関して問題意識を持ち、自分の頭で考える姿勢が重要となる。
Office hours and How to contact professors for questions
- 前期は月曜11:00~13:00。そのほかの日時については事前にメールで相談のこと
- 簡単な質問や確認についてはメールでも可
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
- Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
- Course that cultivates a basic interpersonal skills
- Course that cultivates a basic problem-solving skills
More than one class is interactive
Course by professor with work experience
Work experience |
Work experience and relevance to the course content if applicatable |
N/A |
該当しない |
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
- 1.NO POVERTY
- 4.QUALITY EDUCATION
- 5.GENDER EQUALITY
- 10.REDUCED INEQUALITIES
- 16.PEACE, JUSTICE AND STRONG INSTITUTIONS
Last modified : Sat Sep 05 04:04:37 JST 2020