Course title
5M511100,9M4180001
Spatial Structures

ozawa yuki
Course content
アーチやシェル、ケーブル構造やスペースフレームなどのいわゆる空間構造は、以前は無柱の大空間を構成するための特別な技術として利用されてきたが、近年ではコンピュータを用いた解析技術の飛躍的進歩により、多くの技術者にとってより身近な技術となりつつある。複雑化する一方の建築物の要求に応え、これまでにない多様な建築空間を獲得するための手段として、小規模な建築物やアトリウム空間などへの部分的利用も含めて、より汎用的に用いられるようになってきている。
本講では、各空間構造形式の構造的特徴の概要を述べると共に、それぞれの具体的な設計法について実例を交えながら説明する。
本講義は,空間構造物の構造設計をする際に必要となる知識や理論について述べるもので,実務にリンクしたインターンシップ関連科目である。
Purpose of class
この授業では、空間構造物を設計するために必要な知識や技術を身につけることを目的としている。
Goals and objectives
  1. 空間構造の各種構造形式の特徴と利用法を理解できる。
  2. 各構造形式の設計法や設計上注意すべきポイントについて理解できる。
  3. 連続体や幾何学的非線形問題の解析手法について理解できる。
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. ガイダンス及び空間構造技術の歴史的発展 学部での構造系講義内容を復習しておく 190minutes
2. 圧縮系の空間構造システムの特徴 アーチ構造の概要、偏在荷重時や座屈時の挙動 190minutes
3. 圧縮系システムに関する文献調査 海外論文等から、興味ある論文を選び、その概要を発表する。 190minutes
4. ヴォールト構造、ドーム構造 アーチとの違い、テンションリング、縁アーチの働き 190minutes
5. 圧縮系システムに関する事例調査 実在する圧縮系構造システムの建物を選び、その構造的特徴について調査する。また、FEMを用いた構造解析を行い、その結果について報告する。 190minutes
6. アーチ構造と吊構造 アーチ構造と吊構造の原理と合理性 190minutes
7. 面的な構造システム 膜、ケーブルネット 190minutes
8. 引張系システムに関する文献調査 海外論文等から、興味ある論文を選び、その概要を発表する。 190minutes
9. 幾何学的非線形解析 幾何学的非線形性とは、ニュートンラプソン法 190minutes
10. 引張系システムに関する事例調査 実在する引張系構造システムの建物を選び、その構造的特徴について調査し、発表する。 190minutes
11. トラス構造、張弦梁構造 トラスと張弦梁の原理 190minutes
12. 木造による空間構造 木造による空間構造について調べる。 190minutes
13. 複合系システムに関する事例調査 実在する引張系構造システムの建物を選び、その構造的特徴について調査し、発表する。 190minutes
14. 空間構造の安全性(事故・失敗に学ぶ) 空間構造の被害事例について調べる。 190minutes
Total. - - 2660minutes
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

レポート Total.
1. 40% 40%
2. 30% 30%
3. 30% 30%
Total. 100% -
Evaluation method and criteria
科目の合否は、計5回の文献調査及び事例調査の発表の合計点(100点満点)の総合得点率が60%以上を合格とする。
Textbooks and reference materials
授業に沿った配布するプリントを用いる。
Prerequisites
学部での構造系科目を修得しておくこと。
Office hours and How to contact professors for questions
  • 講義後
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
Active-learning course
More than one class is interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicable
Applicable 構造設計実務に従事していた経験を活かし、空間構造物の設計を行うにあたり必要な知識や考え方を教授する。
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 11.SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES
Last modified : Sun Mar 21 17:39:45 JST 2021