Theory and Methodology on Moral Education

Course title

Z1060800

,Z3060700

,Z4060700

Theory and Methodology on Moral Education

	kawakubo manabu
	tanaka yukako

Course description

本講義では、「特別の教科道徳」を要として学校の教育活動全体で行われる道徳教育の基礎的知識の獲得と、指導力の育成向上を図ることを目的とする。本授業は、大きく３つに分かれる。まず、はじめに道徳教育の理念と歴史について学び、道徳を教えるとはどういうことか、日本における道徳教育がいかに揺れ動いてきたかを確認する。２つ目に、いくつかの道徳的教材について考察することにより、道徳教育の指導に必要な思考力を鍛える。３つ目として『学習指導要領』の内容を確認し、「特別の教科道徳」に関する教材研究を行うとともに、実際に指導する場面を想定して学習指導案の作成などを行う。
　
本講義では、学生同士の意見の共有と深化を重視する。グループ活動への積極的な参加を期待する。また、プリント課題とレポート課題、学習指導案をまとめてポートフォリオを作成し、自身の学習過程を確認する。

注意点
担当教員により授業計画や評価方法などが異なる場合があるので、ガイダンスの際に必ず確認すること。

Purpose of class

１．道徳教育の理念と歴史について、基本的な事項を学び、考察できる力をつける。
２．現代的課題について考察することにより、道徳教育に必要な思考力を鍛える。
３．現在の学校教育における道徳教育の目的と内容について理解する。
４．「特別の教科道徳」に関する教材研究を行い、実際に指導する場面を想定して学習指導案の作成を行うことにより、道徳教育の実践的な指導力の育成をはかる。

Goals and objectives

日本における道徳教育の理念と歴史を理解する。
道徳的課題について多面的に考察し、自分の考えを持つことができる。
現行の学校教育における道徳教育の目標と、全教育活動を通した道徳教育の進め方を理解する。
道徳の授業の学習指導案の作成方法と指導方法について、基本的な技術を身に付ける。

Language

Japanese

Class schedule

	Class schedule	HW assignments (Including preparation and review of the class.)	Amount of Time Required
1.	オリエンテーション：授業のねらいと計画、注意点の説明	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
1.	オリエンテーション：授業のねらいと計画、注意点の説明	参考書の該当する部分を読む（復習）	30minutes
2.	道徳教育の理念と歴史１：道徳とは何か、なぜ必要か倫理、哲学、法と道徳との関係性—映画『小さな哲学者たち』から考える	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
2.	道徳教育の理念と歴史１：道徳とは何か、なぜ必要か倫理、哲学、法と道徳との関係性—映画『小さな哲学者たち』から考える	参考書の該当する部分を読む（復習）	30minutes
3.	道徳教育の理念と歴史２：近代学校成立以前、明治期から第二次世界大戦期・教育勅語体制	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
3.	道徳教育の理念と歴史２：近代学校成立以前、明治期から第二次世界大戦期・教育勅語体制	参考書の該当する部分を読む（復習）	30minutes
4.	道徳教育の理念と歴史３：教育勅語体制から戦後教育へレポート課題の問題提示	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
4.	道徳教育の理念と歴史３：教育勅語体制から戦後教育へレポート課題の問題提示	参考書の該当する部分を読む（復習）	30minutes
5.	道徳教育の理念と歴史４：戦後教育から逆コースへ	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
5.	道徳教育の理念と歴史４：戦後教育から逆コースへ	参考書の該当する部分を読む（復習）	30minutes
6.	道徳教育の理念と歴史５：「特別の教科道徳」とは何か	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
6.	道徳教育の理念と歴史５：「特別の教科道徳」とは何か	参考書の該当する部分を読む（復習）	30minutes
7.	道徳教育の教材研究１：読み物教材（手品師）	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
7.	道徳教育の教材研究１：読み物教材（手品師）	参考書の該当する部分を読む（復習）	30minutes
8.	道徳教育の教材研究２：性に関する規範と道徳教育（学外講師による講義）	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
8.	道徳教育の教材研究２：性に関する規範と道徳教育（学外講師による講義）		30minutes
9.	道徳教育の教材研究３：いじめ問題と道徳教育	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
9.	道徳教育の教材研究３：いじめ問題と道徳教育	参考書の該当する部分を読む（復習）	30minutes
10.	道徳教育の教材研究４：「特別の教科道徳」の授業観察と分析レポート課題の提出	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
10.	道徳教育の教材研究４：「特別の教科道徳」の授業観察と分析レポート課題の提出	参考書の該当する部分を読む（復習）	30minutes
11.	学習指導案の作成１：年間指導計画と学習指導案の作成方法	プリント課題を作成する（復習）	100minutes
11.	学習指導案の作成１：年間指導計画と学習指導案の作成方法	学習指導案を作成する（予習）	100minutes
12.	学習指導案の作成２：学習指導案の作成（グループ内で報告後、個人作業）	学習指導案を作成する（予習）	100minutes
13.	学習指導案の作成２：学習指導案の作成（グループ内で報告後、個人作業）	学習指導案を作成する（予習）	100minutes
14.	学習指導案の発表と提出ポートフォリオ提出	学習指導案を作成する（予習）	100minutes
Total.	-	-	1800minutes

Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

	プリント課題	レポート課題	学習指導案	ポートフォリオ	Total.
1.	8%	10%	0%	2%	20%
2.	8%	10%	0%	2%	20%
3.	7%	10%	15%	3%	35%
4.	7%	0%	15%	3%	25%
Total.	30%	30%	30%	10%	-

Evaluation method and criteria

１．プリント課題（毎回）30% ：授業終了後、Scomb上に提出する。プリントの書き込み内容から、授業の内容理解、グループワーク、個人ワークへの参加姿勢を評価する。
２．レポート課題（１回）30% ：前半の内容理解を確認する。
３．学習指導案（１回）30%：授業の後半に作成し、最終回に提出する。
４．ポートフォリオ 10% ：プリント課題とレポート課題、学習指導案、最終回に作成するふりかえりシート、各自学習に使用にしたプリントなどをファイルに綴じ、14回目の授業の後に提出する。振り返りの内容を評価する。

上記の合計点において60点以上を合格とする（60点：本講義において必要最低限ラインの知識が修得できているレベル）。

Textbooks and reference materials

参考書：復習に使用するため、各自持っておくことが望ましい。
汐見稔幸・奈須正裕監修、上地完治編著（2020）『アクティベート教育学09 道徳教育の理論と実践』ミネルヴァ書房

Prerequisites

・zoomで授業に参加する学生は、授業中に使用するプリントをScombにアップしておくので、各自ダウンロードし、紙に印刷しておくこと。ペンタブレットは基本的に認めないこととする。
・対面で授業に参加する学生は、担当教員が授業時にプリント課題、レポート課題などを配布するので、事前に印刷する必要はない。

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