B0640930
2 Engineering of Machine Design 2
機械製図は機械系共通の言語である.図面を通して設計の意図を他者と正確に意思疎通できなくてはならない.機械設計1では,JIS準拠の機械製図のルールを習得し,製図の正確な理解,また基本的な形状を正確な製図として描画できる能力が培われる.本講義では更なる応用として,実際の機械システムである『ねじジャッキ』の実物を参考に,詳細な部品図や組立図などを作成する.
機械設計1において,製図の基礎的ルールを習得した.本講義では,具体的な機械製品を例題に,標準部品の選定をしながら,複数の部品から構成される機械システムの設計・製図手法を習得する.
- 実物の分解・スケッチから,機械要素の利用法,複数部品からなる工業製品の構成・機能を理解し,組立図・部品図を作図できる.
- 線や記号の意味をしっかりと理解した美しい手書き図面が作成できる.
- ねじジャッキに用いられている機械要素に関して,機能を理解し,適合するJIS規格準拠の部品を用いて再設計できる.
Japanese(English accepted)
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Class schedule |
HW assignments (Including preparation and review of the class.) |
Amount of Time Required |
1. |
機械設計2ガイダンス【全員】 |
機械設計1の内容の復習. |
120minutes |
2. |
ねじジャッキ分解と計測・スケッチ図の作成【7~12班】 |
ねじジャッキに使われている機械要素部品の規格と製図法の復習. |
120minutes |
3. |
ねじジャッキ分解と計測・スケッチ図の作成【1~6班】 |
ねじジャッキに使われている機械要素部品の規格と製図法の復習. |
120minutes |
4. |
組立図の作成1【7~12班】 |
円筒部品群まで製図を完成させる. |
120minutes |
5. |
組立図の作成1【1~6班】 |
円筒部品群まで製図を完成させる. |
120minutes |
6. |
組立図の作成2【7~12班】 |
歯車・軸受部品まで製図を完成させる. |
120minutes |
7. |
組立図の作成2【1~6班】 |
歯車・軸受部品まで製図を完成させる. |
120minutes |
8. |
組立図の作成3・検図【7~12班】 |
組立図を完成させる. |
120minutes |
9. |
組立図の作成3・検図【1~6班】 |
組立図を完成させる. |
120minutes |
10. |
部品図の作成【7~12班】 |
部品図を完成させる. |
120minutes |
11. |
部品図の作成【7~12班】 |
部品図を完成させる. |
120minutes |
12. |
組立図・部品図の検図・提出【7~12班】 |
組立図・部品図を提出できる状態まで仕上げる. |
120minutes |
13. |
組立図・部品図の検図・提出【1~6班】 |
組立図・部品図を提出できる状態まで仕上げる. |
120minutes |
14. |
後期講義の説明 |
ねじジャッキで用いた機械要素の規格・製図法の復習. |
120minutes |
Total. |
- |
- |
1680minutes |
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'
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組立図 |
部品図 |
Total. |
1. |
25% |
25% |
50% |
2. |
15% |
15% |
30% |
3. |
10% |
10% |
20% |
Total. |
50% |
50% |
- |
Evaluation method and criteria
組立図・部品図それぞれについて,
・ねじジャッキの機能を理解して正しく製図できているか:各25%
・製図法の意味を理解して,美しい手書き製図が作図できているか:各15%
・機械要素部品に関して,機能と規格を理解して選定し,正しく製図法で描かれているか:各10%
60点以上で合格とする.60点の合格基準とは,
・実物のねじジャッキの分解・スケッチを元に,必要な機械要素と構成部品が過不足がなく,組立図・部品図が『完成』していること.
・意味をしっかりと理解した線や記号が手書きで描画されていること.
・機械要素が適合するJIS規格準拠の部品に置き換えられていること.
組立図・部品図においての具体的なチェックポイントは講義内で詳細に説明する.
Textbooks and reference materials
・教科書:「初心者のための機械製図 第4版」植松育三・高谷芳明 共著,森北出版 ※必ず購入
・参考書:
「基礎 機械設計工学」,兼田・山本 共著,オーム社(1年後期:「機械要素」 および2年前期:「設計学」の教科書)
「機械設計」(最新機械工学シリーズ4),林 則行、富坂兼嗣、平賀英資、森北出版
「機械製図 -理論と実際-」,服部延春、工学図書
「スクリュージャッキの設計」 (機械設計法シリーズ 4),佐野 京亮 ,パワー社
1年次後期専門必修講義「機械設計1」を受講し,単位を取得していること.
また次の1年次の講義を履修または併行履修していることが望ましい.「設計の基礎(前期選択必修)」,「材料力学1(後期必修)」,「機械要素(後期選択必修)」,「マテリアルサイエンス(後期選択必修)」.
Office hours and How to contact professors for questions
- 水曜日昼休み,もしくは講義後に質問を受け付けます.昼休みを希望する場合は,事前メールもしくは2限の計測工学の講義後にアポイントメントをとること.メールでも一応質問を受けますが,製図はメールでの回答が難しいため,直接の質問を基本とします.
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
- Course that cultivates a basic problem-solving skills
Most classes are interactive
Course by professor with work experience
Work experience |
Work experience and relevance to the course content if applicable |
N/A |
該当しない |
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
- 4.QUALITY EDUCATION
- 12.RESPONSIBLE CONSUMPTION & PRODUCTION
Last modified : Wed May 12 04:53:20 JST 2021