「理科指導法１，２，３」の内容を踏まえて、中学校・高等学校理科の各分野の内容、内容の取扱い、評価の観点などについて概説する。その上で、外部教育機関を活用した授業、教育実習を意識した学習指導案作成、模擬研究授業を実習形式で学ぶ。生徒指導上の課題、生命倫理、道徳教育との関連などの視点を含めて、教科における総合的な指導力の向上を図る。
「理科指導法１，２，３」を通して得た理科教育に関する知識・技能・経験に基づき、生徒の関心・意欲、思考・判断・表現の向上を可能とする実践的な指導力を修得することを目的とする。
- 生徒の関心・意欲、思考・判断・表現の向上を目指した模擬授業ができる.
- 生徒指導上の課題、生命倫理、道徳教育との関連を含めた学習指導案が作成できる。
- 外部教育機関を活用した教材を作成することができる。
- 学習指導要領における中学校・高等学校理科の各分野の内容、内容の取扱い、評価の観点について説明することができる。
- 講義で学んだ評価方法を用いて、模擬研究授業の評価を行うことができる。
| Class schedule | HW assignments (Including preparation and review of the class.) | Amount of Time Required | |
|---|---|---|---|
| 1. | 中学校・高等学校学習指導要領 理科編 講義とディスカッション | 第３章予習 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 2. | 中学校・高等学校教科書と年間授業計画 | 年間授業計画の作成 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 3. | 中学校・高等学校 理科における学習評価（評価の観点） | 課題「評価の観点」 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 4. | 学習指導案作成に関する講義（生徒指導上に課題） | 学習指導案の作成 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 5. | 学習指導案作成に関する講義（生命倫理・道徳教育） | 学習指導案の作成 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 6. | 学習指導案作成に関する講義（教科） | 学習指導案の作成 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 7. | 外部教育機関実習（調査） | 報告書作成 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 8. | 外部教育機関を活用した教材作成（学習プログラム作成） | 報告書作成 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 9. | 外部教育機関を活用した教材作成（指導計画書作成） | 実習報告書作成 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 10. | 模擬研究授業（情報機器を活用した教材研究） | 教材研究 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 11. | 模擬研究授業（教材研究） | 授業デザイン案の作成 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 12. | 模擬研究授業（授業実施報告書作成） | 教材研究 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 13. | 模擬研究授業（授業実施報告書完成） | 模擬授業の準備 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| 14. | 研究模擬授業の振り返りと講義総括 定期試験は実施しない |
研究模擬授業の実施報告書作成 | 60minutes |
| 提出課題の準備 | 130minutes | ||
| Total. | - | - | 2660minutes |
| 課題 | 模擬授業 | 学習指導案 | 授業実施報告書 | Total. | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1. | 10% | 20% | 5% | 35% | |
| 2. | 10% | 20% | 30% | ||
| 3. | 10% | 10% | |||
| 4. | 10% | 5% | 15% | ||
| 5. | 10% | 10% | |||
| Total. | 40% | 20% | 20% | 20% | - |
配布するシラバスで説明する単位認定のための前提条件を満たした学生については、次の比率で評価し、総合点60点以上を合格とする。課題40%、模擬研究授業20%、学習指導案20%、授業実施報告書20%。
文部科学省「中学校学習指導要領解説 理科編」「高等学校学習指導要領解説 理科編・理数編」、中学校検定教科書（１・２・３年）、高等学校検定教科書（物理・化学・生物・地学）なお、中学校については2021年度以降実施の学習指導要領、高等学校については2022年度以降実施の学習指導要領に準拠したものを使用する。
- Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
- Course that cultivates a basic problem-solving skills
- Course that cultivates a basic self-management skills
| Work experience | Work experience and relevance to the course content if applicable |
|---|---|
| Applicable | 講師は，私立中高において、理科教諭として教育実習生への指導経験がある。また、科学技術分野における課題研究指導なども行っている。それらの経験をふまえ、講義中で言及する。 |
Last modified : Sun Mar 21 17:13:03 JST 2021