Goals and objectives | Course Outcomes | |
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1. | 環境と人々との関係を読み解き、問題を捉え、解決するために有用な環境心理学の知識を身につけること。 |
4.
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2. | 調査手法及びその分析方法についての学修を行い、手法として理解できること。具体的な調査課題をたて、実際に調査、分析を体験すること。 |
4.
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3. | 調査課題で実施した結果について分析し、講義で身につけた専門知識のもとで考察した結果を学術論文の形で表現することができるようになること。 |
4.
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Class schedule | HW assignments (Including preparation and review of the class.) | Amount of Time Required | |
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1. | 人間・環境系としての環境理解:環境行動学への招待 (1)Person - in -Environmentな考察単位についての説明と理解の試み (2)covid-19と環境行動 |
これまでに学修した建築計画など、デザインに関わる講義内容を振り返り、デザインについて考える。コロナウイルス感染のパンデミック後の日常の変化を書き出してみよう。 | 30分 |
2. | 環境のかたちを捉える視点 (1)感覚的寸法 個体距離、パーソナルスペースなどの基礎的概念を理解する。 (2)生き物による「かたち」の理解 アフォーダンスの理論の理解:ギブソンの研究の紹介とその後この概念に触発された人々によるデザインをする立場からのアフォーダンスという概念に対する理解について紹介する。 |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
カフェや駅などでの人々の様子を観察してみよう。テーブルの間隔や周辺の様子から人と人の距離や向きなどに注目してみよう。 | 30分 | ||
3. | 行動と環境の関係を記述する方法 (3)行動セッティング 行動セッティングの概念を理解し、デザインのために必要な情報を得るツールとして理解する。 |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
生活の中で出会う行動セッティングを2つ、図で表現してみよう。 | 30分 | ||
4. | 場所に対する感情と行動 場所と行動のとり方の個人による差の存在を知る。 (1)スクリーナーとノンスクリーナー (2)ホームとアウエイ (3)プレイスアタッチメント |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
ひいきのスポーツチームのホームとアウエイの試合状況を勝率などで確認してみよう。 | 28分 | ||
5. | 環境の力 場所が個人に及ぼす影響について考える。 (1)場所の印象 (2)回復環境 |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
今日の講義の中から気になる言葉を一つ取り出し、キーワードにして調査してみよう。 | 28分 | ||
6. | 環境のイメージ ある場所に慣れ親しんでいくことは、その場所(地域)の、その人オリジナルな地図が頭の中にできあがっていくことの意味について考える。 (1)認知マップ (2)都市のイメージ |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
友達3人に、「豊洲キャンパス」のマップを描いてもらい比較してみよう。 | 30分 | ||
7. | 環境のイメージと行動 頭の中の場所の地図は色々な種類があり、作用を及ぼすことを環境のデザインの実際に合わせて考える。 (1)経路探索 (2)スメルスケープ |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
あなたは初めて豊洲キャンパスに来た時、何を手掛かりにして、どのようなところで迷ったか、思い出して記述してみよう。 | 30分 | ||
8. | 環境行動デザインによる支援 環境行動学の内在する意味を講義の中間地点で考える機会を作る。 (1)ユニバーサルデザインの概念 (2)コンピテンスの概念 |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
街の中で、「配慮したつもり」なのにうまく配慮できていないデザインを探してみよう。 | |||
9. | プライバシーと環境行動 住まいをはじめとしたさまざまな環境のデザインにおけるプライバシーの意味を、環境を利用する人の行動を通して理解する。 (1)プライバシーの定義 (2)専有化 |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
あなたの自宅をプライバシーの種類や程度で「塗分け」てみよう。 | 30分 | ||
10. | プライバシーと環境行動デザイン その2 (4)プライバシーの理解 (5)「専有化」のプロセスと環境行動 (6)平面計画への反映 |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
集合住宅などでの「専有化」と「プライバシー」について考えてみよう。 | |||
11. | 安心なまち、安全な環境 その1 プライバシーやテリトリー等の概念が公共の環境デザインと結びついたときに有効な概念の一つを学修する。 (1)まもりやすい住空間 |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
集合住宅の配置計画を集め、「まもりやすい住空間」の視点から考察してみよう。 | |||
12. | 安心なまち、安全な環境 その2 (2)防犯と環境行動デザイン |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
街の中で「不安を感じる場所」はどのようなところだろうか。講義の内容や独自の学修と重ねて考えてみよう。 | |||
13. | 災害と環境 多くの災害の発生が予測される今日において、災害時の建築計画のための基礎的な知識を持つことは重要である。環境行動の立場から災害後の人々の日常環境における生活の質を確保する環境行動支援について考える。 (1)災害と危機的移行 (2)被災後の居場所・生活場所と環境行動学 |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
日本建築学会の論文から「災害復興住宅」など、大災害に伴う居住環境の変化や計画に関する論文を探して読み、内容を100文字でまとめてみよう。 | 60分 | ||
14. | 環境行動と時間 特に住環境のデザインに焦点をあてて「生活の質」を下げることのない環境デザインについて考える。時間がもたらす作用についての基本的な概念をデザイン現場に援用することを考えていく。 (1)環境移行という概念 (2)人生における環境移行と危機的移行 まとめ |
講義で出てきた用語、人名を書き出し、内容を整理する。必要を感じた場合、専門書を開いてノートを充実させる。 | 40分 |
この講義全般を振り返り、不明点や関心を持ったところをピックアップする。不明点については何らかの方法で解決すること。 | 60分 | ||
Total. | - | - | 876分 |
期末試験 | 指定レポート | Total. | |
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1. | 50% | 50% | |
2. | 50% | 50% | |
Total. | 50% | 50% | - |
Work experience | Work experience and relevance to the course content if applicable |
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N/A | 特になし |