Goals and objectives | Course Outcomes | |
---|---|---|
1. | 建築関連法規の読み方と解釈力を習得できる。 |
2.
|
2. | 建築関連法規の内容と精神とを説明できる力を身につける。 |
2.
|
3. | 建築関連法規の適用事例を発見し、分析考察する力を身につける。 |
4.
|
Class schedule | HW assignments (Including preparation and review of the class.) | Amount of Time Required | |
---|---|---|---|
1. | まちやいえでみかける建築法規 数葉の写真から、また、その歴史から君がこれから学ぶ建築法規の全体像を紹介します。 |
シラバスを読むこと | 50分 |
配布された資料を読むこと | 70分 | ||
紹介した建築関連法規が適用された事例を探し、その要点をノートに記すこと | 50分 | ||
2. | 建築法規の読み方 ・法律・条例・施行令・施行規則の違いと体系を学びます。 ・条・項・号の役割と構成を学びます。 ・本文と但し書き文など長い条文を構文に分解したり、主語や専門用語解説や図を補って理解していきます。 ・技術基準や手続き規定にはその適合や遵守を義務付けるものと推奨するものとがあることを発見します。 |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 80分 |
紹介した建築関連法規が適用された事例を探し、その要点をノートに記すこと | 90分 | ||
3. | 室内環境のルール(建築基準法 単体規定1) ・居室と室とを区別した上で、1)居室の採光・換気・通風など衛生のルールを学び、2)廊下や階段の通行安全に関するルールを学びます。 ・室内環境やユーティテリティ―と屋外環境や公共公益サーヴィスとの関連性そして建築設備の役割を学びます。 |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 80分 |
紹介した建築関連法規が適用される事例を探し、その要点をノートに記すこと | 90分 | ||
4. | 構造強度のルール(建築基準法 単体規定2) ・重さと力の相違点に気づき、力がヴェクトル(vector)であることを学びます。 ・建築物の骨組みに加わる外力や反力、骨組み内部に生じる応力(stress)を学びます。 ・部材とその接合部における応力の伝達とヒンジ(hinge)を学びます。 ・構造方法規定と構造計算規定とがあることを学びます。 |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 80分 |
紹介された建築関連法規が適用される事例を探し、その要点をノートに記すこと | 90分 | ||
5. | 防火避難のルール(建築基準法 単体規定3) ・特殊建築物と戸建て住宅、窓のある居室と窓の少ない居室とに着目した上で、火災発生時における火熱煙等の移動経路と在館者や消防隊の消火避難活動に関する規定を学びます。 |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 80分 |
紹介された建築関連法規が適用された事例を探し、その要点をノートに記すこと | 90分 | ||
6. | 建築物と各種インフラ・公共公益サービスとの関係を秩序づけるルール(都市計画法 区域区分・開発許可制度ほか) 道路上下水道などの公共公益サービスと建築物とかかわりを通じて区域区分や開発許可制度など建築関連制度を学びます。また、単体規定と集団規定とが相補していることを学びます。 |
これまでの配布資料を教科書の該当箇所で補いながら読むこと | 90分 |
これまで紹介された建築関連法規が適用された事例を探し、その要点をノートに記すこと | 90分 | ||
この講義で学ぶ建築関連法規をふまえ中間レポートの準備をすること | 90分 | ||
7. | 建築物と敷地・道路のルール(建築基準法 集団規定1) 建築物に対するとその敷地や前面道路の関係などを制限する建築関連法規とその意図を学びます |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 80分 |
紹介された建築関連法規が適当された事例を探し、その要点をノートに記すこと | 90分 | ||
8. | 建築物の用途のルール(建築基準法 集団規定2) 建築物の用途を制限する建築関連法規とその位置を学びます |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 80分 |
紹介された建築関連法規が適用された事例を探し、その要点をノートに記すこと | 90分 | ||
9. | 建築物の高さ規模配置などのルール(建築基準法 集団規定3) まず建築物の高さ、規模、配置などを制限する建築関連法規とその意図を学びます。次に以上の集団規定全般を用途地域を補完するように制御誘導する地区計画制度を学びます |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 80分 |
紹介された建築関連法規が適用された事例を探し、その要点をノートに記すこと | 90分 | ||
10. | 建築物の着工前、工事段階及び使用段階でのルール(建築基準法手続き規定) 建築確認検査制度、指定材料や型式適合判定、工事監理、定期調査検査とその報告などの手続き規定をそれに関わる主体の観点から学びます。 |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 80分 |
紹介された建築関連法規が適用された事例あるいは説明するネット記事を探し、その要点をノートすること | 90分 | ||
11. | 設計、施工、維持管理あるいは改修などを担う職業専門家へのルール(建築士法ほか) 資格登録制度、維持保全計画、契約、法令順守と倫理、監督処分と罰則などの建築関連法規を学びます。 |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 80分 |
紹介された建築関連法規が適用された事例あるいは説明するネット記事を探し、その要点をノートすること | 90分 | ||
12. | 人口減少・少子高齢社会での建築ストックへのルール(バリアフリー、耐震診断補強、省エネ関連の法令) まず単体規定或いは集団規定に係る既存不適格建築物制度を学びます。次に用途の変更、耐震診断と補強改修、バリアフリー、省エネ。建設リサイクル、景観、緑、屋外広告物などの推奨する建築関連法規を建築基準法が定める最低基準と対比しながら学びます。 |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 90分 |
紹介された建築関連法規が適用された事例あるいは説明するネット記事を探し、その要点をノートすること | 90分 | ||
この講義で学ぶ建築関連法規に関する最終レポートの作成の準備に入ること | 90分 | ||
13. | すまいをめぐる市民と職業専門家(住宅・宅地関係法ほか) 住宅の寿命と人間のライフステージ、区分所有、性能表示、宅地建物取引、住宅金融と税制、契約と登記などを学びます。 |
教科書の該当箇所を配布資料で補いながら読むこと | 80分 |
紹介された建築関連法規を説明するネット記事を探し、その要点をノートすること | 90分 | ||
14. | 基準のローカライズとカスタマイズ 地区計画制度、一敷地一建築物原則、一団地認定制度ほかを学びます。 |
教科書及び配布資料から該当する記事を拾い出しながら読むこと | 90分 |
紹介された建築関連法規が適用された事例やそれを説明するネット記事を探し、その要点をノートすること | 90分 | ||
最終レポートの仕上げに入ること | 90分 | ||
Total. | - | - | 2680分 |
中間レポート | 最終レポート | Total. | |
---|---|---|---|
1. | 10% | 10% | 20% |
2. | 20% | 20% | 40% |
3. | 20% | 20% | 40% |
Total. | 50% | 50% | - |
Work experience | Work experience and relevance to the course content if applicable |
---|---|
Applicable | 国・県・市の建築指導行政に携わり、また建築構造技術者からなる団体での役員としての勤務経験を有する教員が地域にねざし、建築関連法規相互が相補した法令や条例の立法や執行に関する経験を紹介する。 |