Course title
S0521000,S0521001,S05210023
Landscape Design

KOBANAWA Yoshihide

YAIRO Hiromasa
Course description
ランドスケープは、地域の⾵景や環境の調和を図り、美しい屋外環境を創造するだけではなく、荒廃した⼟地や⾃然環境を本来の健全な状態へと導く役割を担っており、建築との関係性は切り離せないものである。また、都市の微気象の改善や防災機能を⾼めるなどの今⽇的な課題解決に向けて重要な役割が求められる。具体的な領域としては、建築を含む公共空間の形成、環境の基盤となるグリーンインフラストラクチャーの形成、都市景観の形成、⾝近な⽣活環境の形成、⽣物多様性の保全、⾃然環境の保護と利⽤、⾃⽴可能な地域づくり、地域コミュニティの形成などである。全14回の授業のうち、前半7回は八色が担当、後半7回は小塙が担当。前半では主に植生を含め環境の面からランドスケープを理解し、後半では主に海外の事例を用いながら建築設計とランドスケープデザインの関係性について読み取っていく。
Purpose of class
ランドスケープの基礎的知識、建築との関り、公共空間の在り方、計画設計の⼿法とプロセス、それらを⽀える技術、緑地を通じたマネジメントと地域コミュニティの形成⼿法について事例を通じて学び、理解する。
Goals and objectives

Goals and objectives Course Outcomes
1. 歴史的背景を踏まえたランドスケープの役割や機能を理解できる。
4.
2. 建築設計とランドスケープデザインの関りについて理解できる。
4.
3. ランドスケープの計画設計の事例や手法とプロセスを理解できる。
4.
4. ランドスケープの計画設計を支える技術を理解できる。
4.
5. 緑地を通じたエリアマネジメントやコミュニティ形成手法について理解できる。
4.
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. ランドスケープ概論
・ランドスケープの領域、歴史、基礎学、応用学
シラバスを確認する 190分
2. ランドスケープの日本の作品事例 配布資料をもとにランドスケープの作品事例を復習する。 190分
3. 設計事例の解説 配布資料をもとに設計事例を復習する。 190分
4. 植物の形態と分類 配布資料をもとにフィールドにおいて植物の形態と分類を復習する。 190分
5. 植物フィールド調査① 屋外において植物種を同定し、レポートとしてまとめる。 190分
6. 植物フィールド調査のふりかえり
ランドスケープマネジメント
復習として授業の紹介事例以外のランドスケープマネジメントの事例を収集する。 190分
7. これからのランドスケープ
・環境機能を統合した都市形成、生物多様性の保全と国土計画
前半授業内容のテスト
配布資料をもとに今後のランドスケープの課題を復習する。 190分
8. 序説 建築とランドスケープがつくる風景について
ランドスケープとバナキューラー建築における思想
「風土」和辻哲郎、「建築家なしの建築 」バ−ナ−ド・ルドフスキ− を読み込むこと 190分
9. 建築とランドスケープの領域1
絵画と近代よりランドスケープと建築の関係性を読み解く
配布資料を基に計画実例を復習する。 190分
10. 建築とランドスケープの領域2
ランドスケープの多様性について海外の事例を通して理解する
「El Croquis - Enric Miralles」、「El Croquis - Elias Torres & Martinez Lapena」を読み込むこと 190分
11. 日本のランドスケープについて
日本庭園の読解
配布資料を基に計画実例を復習する。 190分
12. 建築とランドスケープの領域3
風景の再生と再構築について、現代における必要性と手法について理解する
配布資料を基に計画実例を復習する。 190分
13. 風土とランドスケープ
地方のランドスケープと建築設計について読み解く
「a+u2015年11月号 RCRアーキテクツ・道」を読み込むこと 190分
14. ランドスケープデザインの可能性について総合的に理解する 課題およびレポート作成 190分
Total. - - 2660分
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

小レポート 期末試験 Total.
1. 10% 10% 20%
2. 20% 20% 40%
3. 10% 10% 20%
4. 5% 5% 10%
5. 5% 5% 10%
Total. 50% 50% -
Evaluation method and criteria
出席、小レポート、期末試験より評価
100点を満点とし、60点以上を合格とする。
・小レポートや期末試験において、授業で解説した知識や考え方をもとにランドスケープの重要な考え方を整理して記述できれば60点。
・小レポートや期末試験において、授業で解説した知識や考え方をもとにランドスケープの重要な考え方と、それに対応する計画設計方針を整理して記述できれば70点。
・小レポートや期末試験において、授業で解説した知識や考え方をもとにランドスケープの重要な考え方と、それに対応する計画設計方針、方針を具現化する技術内容を整理して記述できれば80点以上。
以上の点数に出席率を加味した合計点数とする。
Textbooks and reference materials
①一般社団法人ランドスケープアーキテクト連盟(JLAU)編著(2015):「ランドスケープアーキテクトになる本Ⅰ」:マルモ出版【参考書】
➁公益社団法人日本造園学会(2015):造園工事総合示方書技術解説編:経済調査会【参考書】
※上記以外に、適宜指示する
Prerequisites
参考書を一読し、ランドスケープの基礎的知識や技術を各自予習しておくことが望ましい。
Office hours and How to contact professors for questions
  • ※オフィスアワー:授業後。質問・相談は事前にメールで予約すること。
    ※相談する場所:受講教室、フィールド等。
    ※連絡先 前半授業:八色宏昌 yairo@keiiki.co.jp、後半授業:小塙芳秀 kobanawa@shibaura-it.ac.jp
Regionally-oriented
Regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
Active-learning course
More than one class is interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicable
Applicable ランドスケープ計画設計事務所の実務及び経営経験のある教員が、その経験を活かして、ランドスケープの基礎的知識、計画設計の手法とプロセス、それらを支える技術、緑地を通じたマネジメントと地域コミュニティの形成手法について事例を通じて講義する。
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 11.SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES
  • 14.LIFE BELOW WATER
  • 15.LIFE ON LAND
Last modified : Fri Mar 18 22:37:33 JST 2022