Course title
S04165013
Exercise in Space and Architecture Design 4B

HARADA Masahiro

OZAWA Yuki

GOTA Osami

YAMASHIRO Satoru
and more...

ATAKA Kentarou

IHARA Yoshitaka

SADANO Tsuyoshi
Course description
 市民の文化活動の拠点となる図書館を核とした複合施設を設計する。これからの図書館に求められる機能は、ただ本が並び、閲覧室が用意された旧来の公共施設とは大きく異なる。地域の住民が知的生活を行うに必要となる情報基盤であると同時に、互いに交流し、情報発信する場としても機能することが期待される。
 敷地は江東区清澄3丁目であり、現在、江東区立深川図書館が建っている。区立深川図書館の現位置に建て替えても、その東の公園広場や児童公園の場所に建て替えても良い。あるいは、道路を挟んで向かい側の仙台堀川に面した細長い敷地に計画しても良い。現在の区立深川図書館を建て替えるとしたら、どの場所に計画するのが最も妥当であるのかを、建築計画的な視点からだけでなく、都市計画的な視点や工事計画の視点からも、検討していただきたい。
施設の計画内容には、清澄通り沿いに隣接する「深川ふれあいセンターX平野児童館」など、地域の公共サービス機能を総合的に取り込みことも検討して欲しい。子育て支援、青少年活動支援、市民活動支援の諸機能や生涯学習の機能を複合化して、地域の総合的な生活拠点となり、新図書館がこの地域の持続的な発展に寄与していくことを望む。
 現在の区立深川図書館は清澄庭園、清澄公園に隣接した立地でありながら、空間的に一体となった計画になっているとは言い難い。新図書館においては、清澄庭園と機能的、視覚的に連携したものとなるよう設計することが期待される。
Purpose of class
 地域社会の抱える社会的な課題や、新しい機能が模索されている公共施設のこれからの在り方を検討し、与えられた設計課題に対して、建築設計、ランドスケープデザインを通して、解決方法を提示する能力を修得する。 建築を周辺環境との関係でとらえられるようになること、人々に感動を与える空間をデザインと技術の融合によって考えられるようになることを目的とする。
 
設計条件
・敷地:江東区清澄3-3-39 江東区深川図書館(詳細はシェアフォルダーに図面をアップしてあります)
  https://www.koto-lib.tokyo.jp/
  https://www.city.koto.lg.jp/585010/shisetsuannai/kyoikukanren/toshokan/14077.html
・関係法規:
  用途地域、建蔽率、容積率等は現在、都市計画に定められている内容に従うこと。
  江東区都市計画マスタープラン http://www.city.koto.lg.jp/390111/kuse/shisaku/torikumi/7709.html
  江東区長期計画(後期)https://www.city.koto.lg.jp/011501/kuse/kucho/kuse/h27/89022.html
  江東区公共施設等総合管理計画 http://www.city.koto.lg.jp/010162/kuse/shisaku/torikumi/koukyou.html
  など、地域のまちづくりの方針や公共施設の整備方針を尊重すること。
・現在の深川図書館(江東区清澄3-3-39)の法規定などは以下のとおり。
・敷地面積 1251.39㎡、建築面積 741.57㎡、延床面積 2196.61㎡
・容積率 175.52%、建蔽率 59.25%、用途地域 第一種住居地域
・計画規模面積
  深川図書館は約20万点(平成29年3月末)の蔵書を所蔵しているが、今後、図書の電子化が進むことなどを考え、建設後、少なくとも数十年は施設を利用することを前提として、所要面積を考え、提案すること。
Goals and objectives

Goals and objectives Course Outcomes
1. これからの公共施設のあるべき姿について、機能面、運営面から考察し、自分の考えを持つこと。
4.
2. 図書館が有する機能の拡大や地域貢献について、検討し、提案できること。
4.
3. 周辺地域の環境特性を理解し、将来のあるべき姿を考察して、建築の設計を行えること。
5.
4. 設計にあたり、敷地という場所性をきめ細かく読みとり、利用者の視点に立った具体的なイメージをもとに設計を考えることが出来る。
5.
5. 建築の基本的な技術に関する理解をもとに、表現力を持つ設計図面にまとめることが出来る。
5.
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. 敷地分析、プログラム検討、設計意図、配置計画・平面計画

・各自、敷地調査し、敷地および周辺を調査した写真を地図に貼り込んだ資料(A3)を作成する。
・事例研究  図書館を数件、現地調査し、その図面(平面/断面(立面))等をA3のレポートにまとめること。

毎週、エスキスを行う日の正午までに、
①図面、②スケッチ、③模型写真、④設計意図を記載した文書などを、
一つのPDFファイルにまとめたものを【空間建築デザイン演習4の指定されたフォルダー】に提出して下さい.

PDFファイルの ファイル名は【学籍番号_氏名】として下さい.
※以上はエスキースチェック1〜4で共通とします.
敷地及び周辺環境の分析、プログラム検討、設計意図、配置計画・平面計画 240分
2. エスキスチェック1
・全体計画の総合的検討
・配置や平面のイメージ
提案したい図書館のイメージ、ラフスケッチの作成 240分
3. エスキスチェック2
・全体計画の総合的検討
・配置計画・平面計画、断面計画、立面計画、外構計画 
・第1回目のエスキスで検討した、コンセプト、設計意図を修正した資料。
平面、断面、配置、ボリュームの把握、スタディ模型 の作成 180分
4. エスキスチェック3
・全体計画の総合的検討
・平面計画、断面計画、立面計画、外構計画
平面、断面、配置、ボリュームの把握、スタディ模型 の作成 180分
5. 中間発表 及び エスキスチェック4  
・配置、平面、立面、断面、模型写真、建物概要、設計趣旨などを A1、1枚にまとめたシートのPDFデータを正午までにシェアフォルダーにアップロードすること.
・各エスキス班より一作品を選び、全体で発表を行う。
・全体発表後、各班に分かれて中間発表と、エスキスを行う。
中間発表用の提出図面の作成 300分
6. エスキスチェック5
・全体計画の総合的検討
・構造、設備計画との整合性検討
・平面計画、断面計画、立面計画、外構計画
平面、断面、配置、ボリュームの把握、スタディ模型 の作成 180分
7. 提出
提出図面
・建築概要 (階数、構造形式、建築面積、延べ床面積、実容積率、実建蔽率)
・設計趣旨(600~1000字の文章)
・配置図 1/200程度 (方位や建物と周辺環境との関係が明示されたものとする)
・各階平面図(室名を記入すること。
一階平面図には、外構、周辺道路、隣地の建物などを表記する.1/100
・立面図(東・西・南・北の各面) 外部建具(窓)を表現すること。1/100
・断面図(長手・短手、最低各一断面) 室名を記入すること。1/100
・外観パース 又は 外観模型写真
・内観パース 又は 内観模型写真
・その他、設計意図の説明に必要なもの(敷地周辺写真、地図、ダイアグラム等)

以上をA1(w594×h841-片面使い)3枚程度にまとめ提出する。表現方法(CADによるCG、手描き、模型写真など)は自由。(ただしワイヤフレームのみのCGは、不可とする。)提出場所は、授業で指示する.
提出用設計図書、模型の作成 300分
8. 最終講評会 
優秀作品を選び、学生による設計内容発表、教員による講評を行う。
発表用パワーポイントの作成 300分
Total. - - 1920分
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

図書館の課題 Total.
1. 20% 20%
2. 20% 20%
3. 20% 20%
4. 20% 20%
5. 20% 20%
Total. 100% -
Evaluation method and criteria
提出された図面やエスキス、中間発表会、最終講評会などへの取り組み等により評価する。
満点を100点とし、60点以上を合格とする。
エスキス、中間発表会、最終講評会の実施方法については、COVID-19の感染状況を踏まえて、その具体的な進め方を別途、周知します。
Feedback on exams, assignments, etc.
ways of feedback specific contents about "Other"
Textbooks and reference materials
Scombにアップロードしてある資料を活用してください。
Prerequisites
各施設の利用状況については、各施設の公式HPで確認してください。

深川図書館
https://www.koto-lib.tokyo.jp/tabid92.html

清澄庭園
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033.html
Office hours and How to contact professors for questions
  • 授業後、研究室にて。
Regionally-oriented
Regional Cooperation PBL
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
Active-learning course
Most classes are interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicable
Applicable 建築士としての実務経験が豊富な教員による指導。
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 4.QUALITY EDUCATION
  • 7.AFFORDABLE AND CLEAN ENERGY
  • 8.DECENT WORK AND ECONOMIC GROWTH
  • 9.INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRUCTURE
  • 11.SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES
  • 12.RESPONSIBLE CONSUMPTION & PRODUCTION
Last modified : Sat Sep 09 05:58:28 JST 2023