9M466000
1 Recovery Design
本講義では、災害復興における課題と復興対応について、事例研究とディスカッションを通して体系的かつ具体的に学ぶ。復興は地域、時代、社会の違いによって課題が異なるため、新たな発想と柔軟な思考が必要とされる。更に、人口減少社会における未経験の大都市災害も想定し、平時における社会課題も踏まえた構想を考える。自然の圧倒的な力と建築の関係性を問い、どう共存していくか描くことが最終目標である。本科目は履修者が実務で直面するであろう問題を、自ら考え学ぶという点でインターンシップ関連科目として位置付けられる。
多様な災害復興の取組みを実例に基づき学ぶ事を通して、現代社会における課題を理解し、建築と社会、都市と自然のあり方を具体的かつ広域的に考える力を身に着ける。
- 1. 災害復興計画において建築実務者がとりくむべき課題を議論できる。
- 2. 復興デザインの多様な手法が理解できる。
- 3. 災害復興の歴史と体系的知識が理解できる。
- 4. 復興デザインの最新の動向を理解し、今後の方向性を想像できる。
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Class schedule |
HW assignments (Including preparation and review of the class.) |
Amount of Time Required |
1. |
日本の自然災害史 -貞観地震から関東大震災まで- |
参考文献の予習。指定参考書は別途指示する。 |
190minutes |
2. |
阪神淡路大震災・新潟県中越地震の復興計画-都市型災害としての阪神淡路大震災がもたらしたもの- |
参考文献の予習。指定参考書は別途指示する。 |
190minutes |
3. |
これまでの学習を踏まえたディスカッション(レポート1) |
授業後にレポートを作成 |
190minutes |
4. |
東日本大震災における復興計画1 -各地域の復興まちづくり- |
参考文献の予習。指定参考書は別途指示する。 |
190minutes |
5. |
東日本大震災における復興計画2 -各地域の復興まちづくり- |
参考文献の予習。指定参考書は別途指示する。 |
190minutes |
6. |
これまでの学習を踏まえたディスカッション(レポート2) |
授業後にレポートを作成 |
190minutes |
7. |
避難所運営、事例紹介−国内外の取組み− |
参考文献の予習。指定参考書は別途指示する。 |
190minutes |
8. |
応急仮設住宅の供給の仕組みと種類 -災害救助法・福島の木造応急仮設住宅・その他最新事例・住みこなし- |
参考文献の予習。指定参考書は別途指示する。 |
190minutes |
9. |
災害公営住宅における取組み -計画編(コミュニティ指向型・共助型住宅等)・コミュニティ編- |
参考文献の予習。指定参考書は別途指示する。 |
190minutes |
10. |
集会所 -多様な小規模集会施設、みんなの家- |
参考文献の予習。指定参考書は別途指示する。 |
190minutes |
11. |
熊本地震の復興計画 -自治体の取組- |
参考文献の予習。指定参考書は別途指示する。 |
190minutes |
12. |
これまでの学習を踏まえたディスカッション(レポート3) |
授業後にレポートを作成 |
190minutes |
13. |
大都市災害 -東京の事前復興計画を考える- ディスカッション(レポート4) |
授業後にレポートを作成 |
190minutes |
14. |
レポート課題の発表と講評 |
テキストおよび参考書を復習してレポート課題をシェアフォルダーに提出 |
190minutes |
Total. |
- |
- |
2660minutes |
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'
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レポート1 |
レポート2 |
レポート3 |
レポート4 |
Total. |
1. |
5% |
5% |
10% |
5% |
25% |
2. |
5% |
5% |
10% |
5% |
25% |
3. |
5% |
10% |
5% |
5% |
25% |
4. |
5% |
5% |
5% |
10% |
25% |
Total. |
20% |
25% |
30% |
25% |
- |
Evaluation method and criteria
評価はディスカッションとレポートの内容による。評価基準は下記の通り。満点を100点とし、60点以上を合格とする。
1)課題内容を理解し整理・記述ができているか。
2)課題内容に関して独自に調査分析をおこなっているか
3)分析内容を踏まえて独自の提案をおこなっているか。
Feedback on exams, assignments, etc.
ways of feedback |
specific contents about "Other" |
Feedback in the class |
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Textbooks and reference materials
配布資料、授業中に指示。
東日本大震災以降につくられた集会所や復興関連の施設について、建築の専門誌で背景や設計者の意図を確認しておく事が望ましい。
Office hours and How to contact professors for questions
- 火・木曜日12:30~13:10研究室。その他メール対応。
Regionally-oriented course
Development of social and professional independence
- Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
- Course that cultivates a basic problem-solving skills
- Course that cultivates a basic interpersonal skills
More than one class is interactive
Course by professor with work experience
Work experience |
Work experience and relevance to the course content if applicable |
Applicable |
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Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
- 3.GOOD HEALTH AND WELL-BEING
- 11.SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES
- 12.RESPONSIBLE CONSUMPTION & PRODUCTION
Last modified : Sat Sep 09 05:49:31 JST 2023