9M467000
1 Construction Management 1
本授業は、建築生産マネジメントの実務で生じている変化や課題に焦点をあてるものである。建設産業のあり方は、社会の動向や周辺技術の進化に伴い絶えず変化しており、業界の現状を正しく認識することが将来を担う人材に求められる。対象とするテーマは、建設プロジェクトの発注、設計、コストマネジメント、BIM、構工法、施工技術、建設技能者、施工管理などとし、設計から施工に至る一連のプロセスを網羅する。授業では、実務者を招いた特別講義と講義いただいた内容に関するディスカッションで各回の授業を構成するためインタ−シップ関連科目として位置付けられる。
実務者をお招きする特別講義に関しては授業実施を4-5限に変更する場合が多くある。ZOOMにて同時配信をするが正規の受講生は対面での参加を原則とするので5限に出席可能な学生が受講することを原則とする。
また、建築生産マネジメント特論2とは一体運用するので片方だけの受講は原則として認めない。
近年の国内における建設プロジェクトでは、BIMをはじめとした情報化技術の発展、建設発注方式の多様化、専門工事会社に求められる役割の拡大、働き方改革の実践などにより従来の生産システムがドラスティックに変化しつつある。ただし、解決すべき問題は多く、法律、業界の慣習、諸外国における事情など広範な知見が必要になる。授業においては、各問題領域の第一人者、特に実務者が直面している課題や取り組みについて理解を深めることを目的とする。
- 建設産業が抱える問題を理解し、技術者として取り組むべき課題を議論できる。
- 建築プロジェクトに関わる主体者の役割や各々に求められる責務を説明できる。
- 建築生産に関する技術の最新動向を理解し、今後の方向性について議論できる。
- 建設技能者や技術者を取り巻く環境を理解し、取り組むべき課題を議論できる。
- 建築生産マネジメントの実務について、事例を通してその内容を説明できる。
- 建築生産マネジメントについて実務者に適切な質疑をおこなうことができる。
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Class schedule |
HW assignments (Including preparation and review of the class.) |
Amount of Time Required |
1. |
「日本の建築産業が抱える課題」に対する講義 |
指定教科書の該当部分を読んでおく(詳細は別途指示する) |
60minutes |
2. |
「日本の建築産業が抱える課題」に対する議論 |
授業における議論をベースとしたレポートの作成 |
120minutes |
3. |
「建築プロジェクトのリスク」に対する講義 |
指定教科書の該当部分を読んでおく(詳細は別途指示する) |
60minutes |
4. |
「建築プロジェクトのリスク」に対する議論 |
授業における議論をベースとしたレポートの作成 |
120minutes |
5. |
「建築プロジェクトにおける主体者の役割」に対する講義 |
指定教科書の該当部分を読んでおく(詳細は別途指示する) |
60minutes |
6. |
「建築プロジェクトにおける主体者の役割」に対する議論 |
授業における議論をベースとしたレポートの作成 |
120minutes |
7. |
「建築プロジェクトのコストマネジメント」に対する講義 |
指定教科書の該当部分を読んでおく(詳細は別途指示する) |
60minutes |
8. |
「建築プロジェクトのコストマネジメント」に対する議論 |
授業における議論をベースとしたレポートの作成 |
120minutes |
9. |
「構工法と施工技術」に対する講義 |
指定教科書の該当部分を読んでおく(詳細は別途指示する) |
60minutes |
10. |
「構工法と施工技術」に対する議論 |
授業における議論をベースとしたレポートの作成 |
120minutes |
11. |
「建設技能者や技術者を取り巻く環境」に対する講義 |
指定教科書の該当部分を読んでおく(詳細は別途指示する) |
60minutes |
12. |
「建設技能者や技術者を取り巻く環境」に対する議論 |
授業における議論をベースとしたレポートの作成 |
120minutes |
13. |
「建設工事の情報化」に対する講義 |
指定教科書の該当部分を読んでおく(詳細は別途指示する) |
60minutes |
14. |
「建設工事の情報化」に対する議論 |
授業における議論をベースとしたレポートの作成 |
120minutes |
Total. |
- |
- |
1260minutes |
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'
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授業内での討議 |
レポート |
Total. |
1. |
10% |
5% |
15% |
2. |
5% |
15% |
20% |
3. |
10% |
5% |
15% |
4. |
10% |
5% |
15% |
5. |
5% |
15% |
20% |
6. |
15% |
|
15% |
Total. |
55% |
45% |
- |
Evaluation method and criteria
評価はディスカッションとレポートの内容による。評価基準は下記の通り。
1)課題内容を理解し整理・記述ができているか。
2)分析内容を踏まえて独自の提案をおこなっているか。
Feedback on exams, assignments, etc.
ways of feedback |
specific contents about "Other" |
Feedback in the class |
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Textbooks and reference materials
前半4回分の教科書
志手一哉, 小菅健「現代の建築プロジェクト・マネジメント」彰国社, 2022
後半3回の主な情報源は以下とし、各講義に置いて適宜指示する。
日本建設業連合会機関紙「ACe建設業界」バックナンバー
https://www.nikkenren.com/publication/ACe/ce/b_number.html
建設業しんこうWeb
https://www.shinko-web.jp/
現場へGO Web
https://genba-go.jp/
Office hours and How to contact professors for questions
- 授業後の60分を基本とする
- その他、質疑は随時受け付ける。対面希望の場合は事前にメールにて日程調整をすること。
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
- Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
- Course that cultivates a basic problem-solving skills
About half of the classes are interactive
Course by professor with work experience
Work experience |
Work experience and relevance to the course content if applicable |
Applicable |
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Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
- 8.DECENT WORK AND ECONOMIC GROWTH
- 9.INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRUCTURE
- 12.RESPONSIBLE CONSUMPTION & PRODUCTION
- 13.CLIMATE ACTION
Last modified : Sat Sep 09 05:49:35 JST 2023