科目情報
1M992410
量子情報工学研究 / Quantum Computer Science and Engineering /Exercise1
准教授 渡部 昌平
授業の概要
量子コンピュータは量子力学と呼ばれる自然法則を賢く使った計算機である.この量子力学の自然法則は,私たちの暮らしの中で培った自然観からかけ離れたものである.しかし,それを使った量子コンピュータの実用・普及は,様々な基礎研究を経て,実のところ急速に差し迫っており,量子情報社会に向けた量子人材の育成は喫緊の課題である.
本研究では,量子コンピュータについて,その原理となる量子力学の概要,量子コンピュータの基礎および最新の研究内容を踏まえた上で,新規な量子アルゴリズムの提案や評価などに取り組む.
達成目標
  1. 量子コンピューティング分野の専門的知識の習得,当該分野の文献調査が可能で,専門的内容を他者とも議論することができる.
  2. 量子コンピューティング分野の研究課題・研究目標について,文献調査をし,自身でまたは他者との議論を通して設定することができる.
  3. 課題に対する解決手法の提案・評価を自ら進んで行い,その成果を学会等で効果的に発表することができる.
授業で使用する言語
日本語(英語対応も可)
授業計画
指導教員や研究室メンバーとの定期的なミーティングにより,研究課題の決定・課題解決法の提案・評価を行なっていく.議論を通じて方向性を修正していき,最終的には当該分野の研究会等で成果を発表することを目指す.
評価方法と基準
研究活動に対する⽇常的な姿勢(ミーティングへの参加・議論,解決法の提案・評価など)と研究成果により評価する.
ミーティングに参加し,量子コンピューティング分野の専門知識を活用して当該分野の文献調査が行えること.また,研究課題・研究目標について自身でまたは他者との議論を通して設定できること.さらに,課題に対する解決手法の提案・評価を能動的に行いその成果をまとめられれば60点以上とする.
試験・課題等のフィードバック
フィードバック方法 「その他」の具体的内容
授業内でフィードバックを行います。
教科書・参考書
特になし
履修登録前の準備
量子コンピューティング分野について自ら進んで調査を行なっておくこと.
オフィスアワー、質問・相談の方法
  • 月曜昼休み.または定期的なミーティングの前後.
地域志向
地域志向ではない科目
社会的・職業的自立力の育成
  • 知識活用力を育成する科目
  • 対人基礎力を育成する科目
  • 対自己基礎力を育成する科目
  • 対課題基礎力を育成する科目
アクティブ・ラーニング科目
能動的な学修への参加による授業が大部分
実務経験のある教員による授業科目
実務経験 具体的内容
該当しない 該当しない
SDGs(持続可能な開発目標)関連項目
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
最終更新 : Sat Sep 09 08:28:10 JST 2023