Course title
H05606003
Urban Environmental Engineering

ITO Masaki Click to show questionnaire result at 2018

SAKANE Ryohei

HIRABAYASHI Yukiko
Course description
都市生活に欠かせないインフラ施設である上下水道システムは都市における水循環系の一部を担うシステムである。上下水道システムは水量、水質を同時に扱うシステムであり、環境との関わりが大きい。本科目では上水道、下水道についてそれぞれの講師から講義を行う。
上水道については、上水道の歴史、水道法の基本、水道施設の構成、水道計画、原水および浄水水質、浄水場で用いられている処理法などについて説明する。
下水道については、下水道の種類と仕組み、下水道計画、施設設計、管路施設、下水処理場における汚水処理法や高度処理、汚泥処理などについて説明する。
Purpose of class
上下水道システムは都市における水循環系の一部である。上水道は環境中の水源(河川、ダム、地下水など)から取水し、浄水場で飲用可能なレベルまで水質を変換し、各家庭や事業所へ配水する。各所で使われた水道水は排水として下水道へ排出される。下水道では環境(河川や海洋など)へ放流する前に環境へ影響を与えない程度まで水質を改善する。
本科目では都市インフラ施設としての上水道、下水道システムの位置づけと役割を理解し、上水道、下水道における計画、構成、処理技術の基本を身につける。
Goals and objectives
  1. 上水道、下水道が都市環境の中で果たす役割を説明できる
  2. 上水道の構成、基本的浄水処理法について説明できる
  3. 下水道の構成、基本的汚水処理、汚泥処理について説明できる
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. 下水道概論
・下水道の目的と役割
・下水道の歴史
・下水道の種類
・下水道計画
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
2. 下水処理
・下水処理方式の分類
・活性汚泥法
・生物膜法
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
3. 高度処理
・高度処理とは
・急速濾過施設
・生物学的窒素及びりん除去法
・下水処理水のリサイクル
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
4. 下水処理場見学 参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
5. 汚泥処理
・汚泥処理とは
・濃縮、脱水、焼却
・汚泥のリサイクル
・温暖化防止対策
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
6. 管路及びポンプ施設
・下水の排除方式
・圧力式管路システム
・管路施設の設計
・ポンプ施設
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
7. 維持管理とストックマネジメント
・管路施設の清掃
・巡視、点検、調査
・老朽化対策、長寿命化対策
・ストックマネジメント
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
8. 水道概論、水資源
・水道の役割
・水道の歴史と現状
・水道の構成
・水資源
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
9. 水道計画
・基本計画と基本水量
・水源と施設配置
・水源開発と水利権
・浄水処理方式概説
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
10. 水質および取水、導水施設
・水質基準
・水源と水質特性
・取水施設
・導水施設
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
11. 浄水処理各論(1)
・急速ろ過法 (1)(凝集、フロック形成)
・急速ろ過法 (2)(沈澱)
・急速ろ過法 (3)(急速ろ過)
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
12. 浄水処理各論(2)
・消毒
・緩速ろ過法
・高度浄水処理(活性炭処理、オゾン処理、生物処理)
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
13. 浄水処理各論(3)、排水処理、送配水施設、給水装置
・膜ろ過法
・その他の処理(紫外線処理、海水淡水化)
・排水処理
・送配水施設
・給水装置
参考図書またはインターネットで類似情報を復習する 190minutes
14. 期末試験および試験問題の解説 試験問題の復習 180minutes
Total. - - 2650minutes
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

期末試験 Total.
1. 20% 20%
2. 40% 40%
3. 40% 40%
Total. 100% -
Evaluation method and criteria
期末試験において講義で解説した事項の基礎的部分を理解できていれば60%とする
Feedback on exams, assignments, etc.
ways of feedback specific contents about "Other"
Textbooks and reference materials
上水道の講義では各回、資料を配付する
上水道参考書:「上水道工学 第5版」本山智啓監修、森北出版株式会社、3,200円+税

下水道の講義では必要に応じ、資料を配付する
下水道教科書(必須):「水環境工学 改訂3版」松尾友矩編、オーム社、2,800円+税
Prerequisites
特になし
Office hours and How to contact professors for questions
  • 上水道担当・伊藤雅喜:Scombからまたは適宜メールにて質問等を受け付けます(メールアドレス:ito.masaki.j4@sic.shibaura-it.ac.jp)
    下水道担当・坂根良平:Scombからまたは適宜メールにて質問等を受け付けます(メールアドレス:sakane.ryohei.y3@sic.shibaura-it.ac.jp )
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Non-social and professional independence development course
Active-learning course
N/A
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicable
Applicable 伊藤雅喜:これまで国の研究機関において浄水処理分野の研究に従事、産官学の研究プロジェクト等で新技術の研究開発に従事、および国、水道事業体における委員会、審議会等の経験をもとに、水道事業、浄水処理における現状と課題、今後の考え方、浄水処理における新技術開発の最新情報などを講義で提供している。

坂根良平:これまで、自治体及び研究機関等で下水道行政(計画、建設、維持管理、技術開発等)に従事。現在は、公益財団法人において自治体下水道事業の支援(設計、工事、維持管理等)に従事。
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 3.GOOD HEALTH AND WELL-BEING
  • 6.CLEAN WATER AND SANITATION
Last modified : Fri Sep 22 04:04:54 JST 2023