Course title
302704002
Advanced Technology and Business

TANAKA Hideho Click to show questionnaire result at 2019
Course description
我が国は世界トップレベルの科学力、技術力を有し、それを産業活用することで国際競争力を高めてきた。日本が競争力を維持し発展していくためには、科学や技術の成果を市場に結び付けていく能力の醸成が不可欠である。技術をマネージして市場に送り出すための知識に関する学問は技術経営学と呼ばれており、本講義では、この技術経営学の基礎を、特に先端技術との関係において学ぶ。講義方法はパワーポイント資料を用いた講義、ビデオケース教材の使用に加えて、学生が主体的に調査し発表する機会も交えて議論を重視しながら進める。
Purpose of class
理工学を学ぶ学生が、社会において科学や技術の知識を活用して、新製品開発や新事業の創出を行うことができるようになるために必要な、技術経営に関する基礎的な知識とその活用能力を獲得する。
Goals and objectives
  1. 先端技術が社会的要求に対して貢献するために必要なことを説明できる
  2. 先端技術に関わる技術者として広い視野を持って活躍するための基礎を得る
  3. 研究・開発からビジネスに至る過程において検討すべき重要課題を列挙できる
Language
Japanese
Class schedule

Class schedule HW assignments (Including preparation and review of the class.) Amount of Time Required
1. イントロダクション
先端技術をビジネスに結びつけるために必要な技術経営学とは何か、その重要性を解説する。
シラバスを確認する 190minutes
2. 先端技術とビジネスを担う企業の活動と組織
先端技術とビジネスを結びつける企業とはどのような活動を行い、どのような組織構成をとっているのかを解説する。
第1回講義の復習と、第2回講義で課題として提示される興味を持つ企業の「企業理念」の調査 190minutes
3. 産業界における技術開発1 
先端技術を用いた新製品開発の事例として日本ビクター株式会社による家庭用VTRの開発を取り上げる。
講義で取り上げる技術経営理論の復習 190minutes
4. 産業界における技術開発2
家庭用VTRの開発事例から学ぶことができる技術経営の理論を解説する。
講義で取り上げる技術経営理論の復習 190minutes
5. 先端技術とイノベーション1 
先端技術がイノベーションとして結実する過程を学ぶための事例としてカシオ計算機株式会社によるデジタルカメラ開発の事例を取り上げる。
講義で取り上げるイノベーション理論の復習 190minutes
6. 先端技術とイノベーション2
デジタルカメラの開発事例から学ぶことができるイノベーション理論を解説する。
講義で取り上げるイノベーション理論の復習 190minutes
7. 先端技術と知的財産権1
先端技術をビジネスに結びつけるうえで重要な役割を果たす知的財産権について知っておくべき基礎的な知識を解説する。
知的財産権制度の復習 190minutes
8. 先端技術と知的財産権2 
知的財産権のなかでも技術者にとって最も重要な特許権について概要を解説する。
特許制度の復習 190minutes
9. 発明技術の事業化 議論
特許化された先端技術の事業化における差別化について議論を行って発表の準備を開始する。
特許技術の調査 190minutes
10. 電子・情報工学と音楽ビジネス
電子工学、情報工学が音楽関連技術の発展に大きく貢献し、音楽ビジネスの拡大につながってきた経過について解説し最新の動向を確認する。
先端技術の事業化の調査 180minutes
11. 遺伝子工学とバイオビジネス
先端技術が新たなビジネス分野を形成した事例として遺伝子工学とバイオビジネスを取り上げて技術の解説を行う。
先端技術の事業化のレポート、発表スライドの準備 180minutes
12. 先端技術の事業化 発表
第9回講義において課題を提示した発明技術の事業化の優れたレポートを選抜して発表を行う。
先端技術の事業化の資料作成 240minutes
13. 先端技術とベンチャー企業
先端技術のビジネス化に重要な役割を果たすベンチャー企業について解説する。
ベンチャー企業の復習 190minutes
14. 先端技術とビジネスの総括
講義全体を振り返りまとめの講義を行うとともに最終レポートを提示する。
全体の復習、レポートの作成 190minutes
Total. - - 2690minutes
Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

講義提示課題 「発明技術の事業化」発表レポート 最終レポート Total.
1. 30% 5% 5% 40%
2. 25% 5% 30%
3. 20% 10% 30%
Total. 30% 50% 20% -
Evaluation method and criteria
最終レポート、講義提示課題、発明技術の事業化発表レポートを評価する。発明技術の事業化発表レポートにおいては、先端技術をビジネスに結びつけるために必要な差別化などの視点を織り込んだ適切な事例、アイデアを記述できれば70%とする。
Feedback on exams, assignments, etc.
ways of feedback specific contents about "Other"
Feedback in the class
Textbooks and reference materials
参考書
「イノベーション入門」 芝浦工業大学MOT編 芙蓉書房出版
「プロジェクトX 挑戦者たち1 執念の逆転劇」NHKプロジェクトX制作班編 NHK出版
「プロジェクトX 挑戦者たち15 技術者魂よ、永遠なれ」 NHKプロジェクトX制作班編 NHK出版
Prerequisites
なし
Office hours and How to contact professors for questions
  • 前期 木曜日昼休みに5425研究室にて
Regionally-oriented
Non-regionally-oriented course
Development of social and professional independence
  • Course that cultivates an ability for utilizing knowledge
  • Course that cultivates a basic problem-solving skills
Active-learning course
More than one class is interactive
Course by professor with work experience
Work experience Work experience and relevance to the course content if applicable
Applicable
Education related SDGs:the Sustainable Development Goals
  • 9.INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRUCTURE
Last modified : Sat Sep 09 05:58:53 JST 2023