Design of Building Systems

Course title

S0279001

	KADO Keita
	KOSUGE Ruka

Course description

建築には、生命と財産の保護、快適性の確保、そして長期的で安定した利用ができることなど、様々な性能が要求される。建築構法とは、これらの性能を満たすための部品・部材の組み合わせ方法である。生産性、つまり素材が入手しやすく作りやすいことも重要であり、目的にあった建物を合理的に建設するには建築構法に関する知識が不可欠となる。
本講義では、建築に要求される性能やそれに作用する因子について学んだのち、建築の躯体（構造体）を構成する部材に関する主体構法と、それに取り付く開口部や階段などの部位に関する各部構法について学ぶ。
主体構法、各部構法いずれも「かたち」との関係が重要であることから、可能な限り本講義ではSketch Upを用い手元で三次元モデルを操作しながら学ぶ形式を取り入れる。必須とはしないがノートPCを持参のうえ受講することを強く推奨する。

Purpose of class

前述の通り建築構法とは部品・部材の構成に関する学問である。建築において構成といえばゾーニングやプランニングのように空間の構成を思い浮かべるかもしれないが、空間の構成と物の構成は図と地の関係にあり、空間の性能と物の構成は切っても切れない関係にある。つまり、良い空間を作りたければ構法に関する知識が必要である。
本講義は、建築構法の基本的な知識とその考え方、主体構法・各部構法についてその構成や役割を事例とともに学ぶものである。周囲の建築に目を向けた際にそこに含まれる構法に気づき感じ取れるようになること、そして設計などの講義においても構法を考慮した提案ができるようになることを学修の目的とする。

Goals and objectives

	Goals and objectives	Course Outcomes
1.	建築に要求される性能やそれに作用する因子を理解できる。	4.
2.	構法に関する基本的な知識とその考え方を理解できる。	4.
3.	主体構法・各部構法についてその構成や各部材の役割を理解できる。	4.
4.	建築を構法的な観点から観察、検討することができる。	4.
5.	現代建築における各部詳細の意味と基本的構法の理解	5.

Relationship between 'Goals and Objectives' and 'Course Outcomes'

	各回レポート	期末レポート	Total.
1.	10%	10%	20%
2.	20%	10%	30%
3.	15%	10%	25%
4.	15%	10%	25%
Total.	60%	40%	-

Language

Japanese

Class schedule

	Class schedule	HW assignments (Including preparation and review of the class.)	Amount of Time Required
1.	建築構法とは、建築構法と材料・性能・設計プロセス、Sketch Up入門	レポート課題の作成	120分
2.	建築構法と生産・道具、木造の（主体）構法①	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	190分
3.	木造の構法②	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	170分
4.	鉄骨造の構法	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	170分
5.	鉄筋コンクリート造の構法	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	170分
6.	その他の主体構法①	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	250分
7.	その他の主体構法②	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	120分
8.	中間課題の発表・講評、各部構法導入	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	260分
9.	地業と基礎の各部構法	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	120分
10.	屋根と防水・雨仕舞に関する各部構法	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	260分
11.	階段・手すり・取り合いに関する各部構法	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	190分
12.	外周壁・カーテンウォールに関する各部構法	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	190分
13.	開口部や内装に関する各部構法	教科書指定箇所の予習・各回レポートの作成	190分
14.	期末レポート、講義のまとめと整理	期末レポートの作成・復習	260分
Total.	-	-	2660分